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人と会社のリデザイン

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決められた時間に、決められた場所に行き、決められた仕事をする。これまでは、いわば会社が人を動かす時代でした。これからは、人が会社を動かす時代。個が主体となって動き、その集合体とし… もっと読む
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#未来

代表者の想いを形にするために社員がいるのではなく、社員の利益のために代表者がいる。

代表者の想いを形にするために社員がいるのではなく、社員の利益のために代表者がいる。

吉本興業の闇営業問題が、パワハラ問題へと発展した。

話の論点は、「反社会勢力だと知っていたか?」から「会社がパワハラ体質か?」に移っている。

「脱パワハラ」の流れって、ここ数年、かなり顕著になってきているよね。

パワハラ関連の話題は、連日、大きな注目を浴びるし、今回もおそらくそうなる。

ようするに、「会社が人を動かす」のが難しくなってきているということ。

これって、資本主義のパラダイムシ

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オヤノミカタを社会の共有資源に

オヤノミカタを社会の共有資源に

オヤノミカタを社会の共有資源に近づける。

これ、以前から考えていることで、ちょいちょい試験的な動きもしてきたんだけど、新年も明けたことだし、あらためて宣言しておきたいと思う。

オヤノミカタは、これまで、「社員もオフィスも持たない会社」を実践してきた。

言ってみれば、フリーランスの集合体みたいな会社で、プロジェクトベースで人が集まり、さまざまな事業を立ち上げ、運営している。

そんな会社なので

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人を動かすことが難しい世の中になりつつある。

人を動かすことが難しい世の中になりつつある。

朝、こどもを送り出し、ササッと洗い物を済ませ、珈琲を1杯いれて、「さあ、今日は何の仕事しようかな?」と考える瞬間が、1日の中で一番好き。

そして、思う。

自分がこういう「縛られない働き方」を実践できているのって、自営だからであって、あくまで「レアケース」。

でも、今後はどうなんやろ?

いつまでも「レアケース」であり続けるのかな?

そもそも、今、圧倒的マジョリティである「会社に帰属する働き

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誰も役割をあてがわれない。近未来的なイベント運営手法について。

誰も役割をあてがわれない。近未来的なイベント運営手法について。

先日、大阪のグランフロントにて「近未来のセルフデザイン|交流会」というイベントを開催したんだけど、その運営手法が非常に近未来的だったので、ご紹介したい。

おそらく、通常のイベント運営って、主催者がタスクを割り出し、それらをメンバーに割り当てることで進んでいくと思うのよね。

今回、そこが根本的に異なる。

メンバーひとりひとりが、自らのタスクを考え、提案し、それらをまっとうする形で成り立っている

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2035年の働き方はどうなっているか?

2035年の働き方はどうなっているか?

2016年8月に厚生労働省から発表された「働き方の未来 2035」という資料がある。

>働き方の未来 2035
http://bit.ly/2rf3VNW

2035年の働き方はどうなっているか?を想定したものなんだけど、非常に興味深いことが載っている。

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2035 年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はそ

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「近未来のセルフデザイン」の開発が始まりました。テスト版の体験会も。

「近未来のセルフデザイン」の開発が始まりました。テスト版の体験会も。

人と会社の在り方を再設計する「人と会社のリデザインチーム」が発足して1ヶ月半。

この間、どんなことをしていたかというと、「個が主体となる」というテーマのもと、メンバーひとりひとりが「何をしたいか?何ができるか?」を考え、共有、そして対話。

そうやって、チームのビジョンを、実感値のあるものに落とし込んでいった。

今、さまざまな領域で、自律分散型への移行が始まっている。

それは、働き方の面でも

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