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ありがとうな記事たち

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気づきをくれた、学びをくれた、勇気をくれた、安心をくれた、感動をくれた、ご縁を紡いでくれた、美しさに息をのんだ、 「ありがとう」を伝えたい記事たちです。
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2023年7月の記事一覧

「成長依存症」に陥っていないか?

「成長依存症」に陥っていないか?

吾輩は猫を被ったニンゲンである。名前はぽん乃助という。

「成長」って良い響きだ。誰もがそれを否定しないだろう。

-もっと上を目指さなきゃ。もっと頑張らなくちゃ。

私は、成長することに日々必死だった。

noteやTwitterでも、「いいね数を伸ばす」「フォロワー数を伸ばす」といったようなコンテンツがよく見られている。

今日よりも明日の人生が良くなると信じて、「成長」に向けて頑張る。

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ストレスをなくそうと考えるのが間違っている

ストレスが悪いものであると思い込んでしまっている人がたくさんいます。

そしてそう考えている人は大抵ストレスによって害を被った人が多いようです。

ストレスによって害がもたらされたのだからストレスは悪いものである、となる訳です。

これだけ聞けば確かにストレスは悪であるように見受けられます。

しかし本当にそうでしょうか?ストレスさえなければ万事うまくいくと言えるのでしょうか?

しかしストレスと

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【林業の話をしよう】私の仕事は

【林業の話をしよう】私の仕事は

林業の現場作業員である。
山に行って働き、そして休日はプライベートで山に登る。

「いやどんだけ山好きやねん」とよく言われるが、
私は周りの人が思っているほど自分のことを山狂いだとは思わない。

私にとっては山は「好き」の一言で片付けられる存在ではない。

今回は、
山から一体何を教わったのか、私の話にお付き合いいただこう。

新卒でこの仕事を選んだのはサラリーマンしたくなかったからであって山が好

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大事なことを決める時は泣き止んでいてほしい。

大事なことを決める時は泣き止んでいてほしい。

「人を助けたい」と言っている人が、心の中では「私を助けてください」と泣き叫んでいることがある。「人を癒やしたい」と言う人に限って、ご自身が病気だったり、精神的にボロボロになってしまっていることも少なくない。その人と一緒にいるだけで、多かれ少なかれ周りの人は何か痛みのようなものを感じているはずだ。「癒やす」とは真逆のことが、何もしなくても無意識に行われてしまっている。「お願いだからまずはご自分を救っ

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辺境と社会福祉

辺境と社会福祉

 以前、出張で札幌市を訪れた際、空き時間に北海道博物館を訪問し、学芸員の方から「アイヌ」について学ぶ機会をいただいたことがある。
 アイヌ民族を先住民として初めて明記した法律「アイヌ新法」が2019年4月に成立した。アイヌの祖先は北海道在住の縄文人であり、続縄文時代、擦文時代を経てアイヌ文化の形成に至った。更にオホーツク文化がアイヌ文化に交わった。和人との交易は鎌倉時代からで熊の毛皮、鹿の皮、鮭の

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地球環境は子孫たちからの借り物

地球環境は子孫たちからの借り物

「土地は先祖からの授かりものではなく、子どもたちからの預かりもの」…  ネイティブ・アメリカンに伝わる格言だ。自然と共に生きてきた先住民族だからこそ、伝承されてきた教えには、エネルギー、精神性、自然と共生する生き方の大切さが包含されている。自然と共に生きてきた人々の叡智が刻まれたこの教えが、現代を生きる私たちの心に響き、魂を揺さぶるのはなぜだろうか。

「この地球は先祖から受け継いだものではない

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自然科学の中にスピリチュアルがある。そして忘れる。

自然科学の中にスピリチュアルがある。そして忘れる。

動物番組を見ると時々面白い映像があります。
ライオンの狩りのシーンです。
群から離れたトムソンガゼルの小さな子供に、狙いを定めたメスのライオンが襲いかかります。
ガゼルの子供は逃げるどころかライオンにまとわりつきます。
するとライオンは戸惑ったように襲うのをやめ、しばらくすると子供を他のライオンから守るように世話をします。

ライオンの戸惑った表情と私の表情が同じになります。
小鹿に「恐れ」がなけ

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いじめは、なぜ起こり、どうしたらなくなるのか

いじめは、なぜ起こり、どうしたらなくなるのか

いじめの問題があります。
子どもの自殺者が過去最高数で、死因のトップです。
大きな社会問題であり、多くの方が対策を論じています。しかし、どれも決定打に欠けます。
私の中で、いじめ問題について一番納得いった話があります。
誰が述べたかと言うと、さかなクンです。

あの魚の詳しい、かぶり物の芸風だと勘違いする出で立ちで知らない人はぎょぎょっとする、さかなクンです。

さかなクンが説明しました。
「メジ

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老人ホームのおかんに告ぐ(全11話 6400文字)#家族について語ろう

老人ホームのおかんに告ぐ(全11話 6400文字)#家族について語ろう

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夫婦喧嘩は犬も食わないと言うが、親父が癇癪を起こして一方的に怒りつけ、それをオカンは

「ハイ、ハイ」

と聞き流す。そんな喧嘩というか、かなり激しめの癇癪は、日課のように起こっていた。

瞬間湯沸かし器のごとく、癇癪を繰り返す親父はご近所の名物でもあった。

子供の教育はビンタが基本。悪い事をしたら怒るよりも先に平手が顔や頭に飛んできた。

小学生の頃はそれが当たり前だと思っていた。だから

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「エッセイ」音の粒子

「エッセイ」音の粒子

ダーちゃんと結婚して間もない頃、私達は古いマンションの六階に住んで居た。いや、正確に言うと二人と可愛いワンコ一匹とだ。

ベランダに続く大きな窓を開けていたから、確か初夏の頃だったと思う。
当時はまだ、ゲリラ豪雨も猛暑も存在しなかった穏やかな夕暮れの時。
私はキッチンで夕飯の支度をしていた。
夕飯と言っても、ダーちゃんも私も夜はご飯は食べない。
吞兵衛二人の食卓は、酒とアテに決まっている。
酒の肴

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この世の終わりを心底願った絶望の時間と、長い時間をかけて分かってきた大事なこと

この世の終わりを心底願った絶望の時間と、長い時間をかけて分かってきた大事なこと

「何か残したい。私の経験を発信することで誰かに、光を射せるような、何かヒントになるような、そんなことができたら…」

noteに辿り着いた時、最初からそう思っていました。

今書いているこの記事も、
どうやって書いていこう…
書き出しはどうしよう?…
伝わり易くするにはどう表現しよう?
書いては消し、消しては直しを繰り返していました。

でも、もうアレコレ考えるのをやめました。

noteの便利そ

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「エッセイ」父と旦那のブルース

「エッセイ」父と旦那のブルース

私の父は若い頃、相当飛ばしていた。
この記事を書くにあたって「やんちゃ」だとか「わんぱく」だとか今時の表現をしたかったのだが、やっぱり「飛ばす」が、しっくりくる生き様だと思う。

昔、幼稚園から帰って来た私は門の前に和服で座り込む女の人を見た。
(何してるんだ?この人?)
母は「見なくていいの!」と急いで私を家の中へ入れた。
子供部屋から、その人をそーっと覗き見しようとすると「見なくていいのっ!」

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コロナも終わり・・・
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【安心感の理由は?⑦】子どもの居場所と大人の居場所 佐賀県「よりみちステーション」~課題とこれから~

【安心感の理由は?⑦】子どもの居場所と大人の居場所 佐賀県「よりみちステーション」~課題とこれから~

■最初にこんにちは!サイボウズのもっちーです😊

前回は、よりみちステーション代表の小林由枝(こばやしよしえ)さんとのお話から気づきを得たことを書きました。

今回は最終回、よりみちステーションの課題とこれからについてお伝えします。

以前の記事はこちら
①活動紹介
②活動のきっかけ
③必要に応じて増えていくこと
④活動への想い
⑤大人の居場所
⑥気づいたこと

よりみちステーション
Webサイ

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