パーントゥ 歴史の厳しさ 宮古島とハロウィン 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
ハロウィンネタの追記 (蛇足と言われちゃうかなぁ)
宮古島のパーントゥも(平和ボケ回避の為の)激しくて面白い風俗·習慣というお話です。
島嶼部には特徴的な風俗·習慣が多く残っていると言うのが私の理解です。沖縄県の宮古島は大陸、台湾本島経由で九州まで島伝いに交流する経由地、特に台湾本島に近いという位置にあります。
パーントゥは、宮古島で行われる厄払いの伝統行事だそうです。友人の故郷なので本件をたまたま知る機会に恵まれました。平良島尻と上野野原の2地区で行われていて平良島尻地区のパーントゥが激しい。仮面をつけた恐ろしい姿(お化けや鬼神)の来訪神パーントゥが集落を回って各戸に行って泥を塗りまくって厄をはらうのだそうです。泡盛を振る舞われる時だけは大人しくなるそうですが、そこも茶目っ気が有ってホッとします。
ざっくりとは秋田のなまはげに近いノリですね。
そもそもパーントゥは、お化けや鬼神を意味するそうです。「パーン(食む)+ピトゥ(人)」が訛化した言葉であるとの説があるそうです。ハロウィン同様にお化けとか気味悪いものが主役なんです。
詳しくは以下をご覧になって激しさを味わってみて下さい。
インドネシアやミクロネシアでもお化けや鬼神を使った類似のお祭りがあるようです。人類にある意味普遍的なお祭りなのかも知れませんね。
以下は、上述の虚構のお話から現実まで、傷つきやすいことからは逃げて回っていた私の勝手な理解です。
半端ない逃げまくりの辺りはこちら2作品をお楽しみ下さい。笑えます。
①怖いものは避けまくったお話。
②ハロウィンなとは怖くて無理というお話。
宮古島も島嶼部固有の厳しい歴史を経験されています。ですから子供の時から異人(異なる外見、異なる習慣、時には侵攻目的で来訪)に対する耐性を養う訓練なのだと思っています。
そもそも人類は武力による現状変更の歴史ずっと続いていて、異なる人種や武力で現状変更しようとする人を見ても驚かない耐性を養うために子供の頃から恐怖に対する耐性を上げる訓練をする為の習慣だと。しかも毎年行うことで平和ボケしないようにしているんだと思っています。
因みに同じ島嶼部で対馬は朝鮮半島経由でのユーラシア大陸との架け橋という意味でとても興味深い島の一つです。そちらに残る風俗·習慣はとして「亥の子」という風習が残っているそうです。子供たちが各家を歌を歌って巡り、お金がもらえるという対馬版の牧歌的ハロウィンだそうです。
宜しければこちらもご覧になって下さい。
超蛇足
ハロウィンについてはマガジンにもしてみました。
宜しければ連作としてもお楽しみ下さい。
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