Satomi Tsuboko|生物学/英日翻訳/教育/執筆

フリーランス。博士(理学)。訳書『悪魔の細菌』『なぜ科学はストーリーを必要としているの…

Satomi Tsuboko|生物学/英日翻訳/教育/執筆

フリーランス。博士(理学)。訳書『悪魔の細菌』『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』『性と愛の脳科学』『クジラの海をゆく探究者たち』ほか。自分の届けたい本を訳します。共著『遺伝子命名物語』『アカデミアを離れてみたら』 https://tsuboko.stream/

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はじめまして。坪子理美(つぼこ さとみ)です

初めまして。坪子理美(つぼこ さとみ)と申します。 生命科学・科学英語まわりのいろいろなお仕事(英日翻訳/教育/執筆…)をしているフリーランスです。 真面目な文章を…

届き続ける訳書と物語の力(『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』)

7年前の訳書に新鮮な感想が届く 先日こんなことを書いたそばから、また『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』(ランディ・オルソン著、坪子理美訳、慶應義塾大学…

久しぶりに10時間近くの睡眠!(蒸し暑さで一度起きてしまいましたが)
よく寝た私は「顔つきからして違う」そうです(家族談)。
https://note.com/lhimishi/n/n6ba7ff13b313

「子守唄」の作曲を個人で依頼してみた経験について、Musica Terraさんに記事を書きました。
https://musica-terra.com/2024/06/22/lullaby-composition-commission-1/

思いつきでネイルシールを貼ったら失敗。しかし、上からUVジェルポリッシュを塗ったら焼き物の器のような味わいになってよかった。細かいところはまた後で整えよう。

「完璧ではない師」たちが本当の師かもしれない

研究、翻訳、教育、執筆、その他も含めた歩みやフリーランス生活について。 先ほどのつぶやきに追記。 「できるかも?」の思い込みが私を牽引する 自分がこれまでに何か…

「これなら自分でもできるんじゃ?」と思わせてくれるのも、よい教師/師の形の一つだなと思う今日この頃。
自分の完璧じゃない部分、ふにゃふにゃな部分もそっと出していくことが、学生や後進の気持ちを和らげて後押しすることにもつながりそう。

【訳書近刊!】
『アレルギー—私たちの体は世界の激変についていけない』テリーサ・マクフェイル 著、坪子理美 訳(東洋経済新報社)
発売予定日: 2024年8月28日
ISBN: 9784492047774
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784492047774

先日こちらの展示に。パステル画体験をさせていただいた。
cicada solo exhibition: "Motion"
2024/06/01(sat)-06/14(fri)
15:00-22:00(水木曜日休廊) @迂回ハウス
https://www.instagram.com/cicada1031/p/C7vUUSbSf0V/

翻訳をしていて好きなのは、テキストや概念が自分の体を通り抜けて別の言語の文章として生成されていく感覚。ぎこちなさやもどかしさも含めて快い。
歌を歌ったり楽器の演奏をしたりする(あまり上手くないけれど)感覚とも似ている。
翻訳の場合、ぎこちない部分は後から訳文を見返して直す。

フリーランスの書籍翻訳者、日々の翻訳中に考えること

フリーランスで英日翻訳を始めて9年が過ぎた。 翻訳は楽しいけれど難しく苦しい。書籍の翻訳は何ヶ月もかかるので特にそう。 翻訳の草稿を見返しながら、けっこういい訳が…

6月8日は「世界海洋デー(World Oceans Day)」。訳書『クジラの海をゆく探究者たち——『白鯨』でひもとく海の自然史』おすすめです。

↓原著者キング氏の寄稿&イラスト↓
【寄稿】『クジラの海をゆく探究者たち』刊行によせて
https://note.com/keioup/n/n6dd1bd2104f8

私のゲラチェック用具(紙の場合)。
フリクションで書いたものは高温・低温の環境に置くと問題ありですが、私の使用&輸送環境ならまあ大丈夫かと。
念のため、発送前に書き込みページをスキャンして控えをとっています。スキャンにはiPhone版のDropboxアプリを使用。

はじめまして。坪子理美(つぼこ さとみ)です

はじめまして。坪子理美(つぼこ さとみ)です

初めまして。坪子理美(つぼこ さとみ)と申します。
生命科学・科学英語まわりのいろいろなお仕事(英日翻訳/教育/執筆…)をしているフリーランスです。
真面目な文章を書くのにちょっと疲れてきたので、こちらの note でふにゃふにゃとした文を書こうかなと思っています。とはいえ、いきなりふにゃっとするのもどうかと思い、まずは少し真面目に自己紹介を。
※ときどき追加・更新していきます。

自己紹介・経歴

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届き続ける訳書と物語の力(『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』)

届き続ける訳書と物語の力(『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』)

7年前の訳書に新鮮な感想が届く

先日こんなことを書いたそばから、また『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』(ランディ・オルソン著、坪子理美訳、慶應義塾大学出版会)の感想を読者の方からいただいた。

2017年に初版が出たこの本、最近になってもあちこちでご紹介いただき(研究者・大学教員の方から実業界の方まで)、企画を出版社さんに持ち込んで翻訳した私としてはありがたい限り。
非常勤講師を担当し

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久しぶりに10時間近くの睡眠!(蒸し暑さで一度起きてしまいましたが)
よく寝た私は「顔つきからして違う」そうです(家族談)。
https://note.com/lhimishi/n/n6ba7ff13b313

思いつきでネイルシールを貼ったら失敗。しかし、上からUVジェルポリッシュを塗ったら焼き物の器のような味わいになってよかった。細かいところはまた後で整えよう。

「完璧ではない師」たちが本当の師かもしれない

「完璧ではない師」たちが本当の師かもしれない

研究、翻訳、教育、執筆、その他も含めた歩みやフリーランス生活について。
先ほどのつぶやきに追記。

「できるかも?」の思い込みが私を牽引する

自分がこれまでに何かをやってみようと思えたのは、すごい人、スターのような人、素敵で目も眩みそうな人…たちの存在のおかげもあるけれど、
それよりもむしろ「手の届く存在、届きそうな存在」に勇気をもらってきたと思う。大人になってからは特に。

背中をポンと押して

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「これなら自分でもできるんじゃ?」と思わせてくれるのも、よい教師/師の形の一つだなと思う今日この頃。
自分の完璧じゃない部分、ふにゃふにゃな部分もそっと出していくことが、学生や後進の気持ちを和らげて後押しすることにもつながりそう。

【訳書近刊!】
『アレルギー—私たちの体は世界の激変についていけない』テリーサ・マクフェイル 著、坪子理美 訳(東洋経済新報社)
発売予定日: 2024年8月28日
ISBN: 9784492047774
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784492047774

先日こちらの展示に。パステル画体験をさせていただいた。
cicada solo exhibition: "Motion"
2024/06/01(sat)-06/14(fri)
15:00-22:00(水木曜日休廊) @迂回ハウス
https://www.instagram.com/cicada1031/p/C7vUUSbSf0V/

翻訳をしていて好きなのは、テキストや概念が自分の体を通り抜けて別の言語の文章として生成されていく感覚。ぎこちなさやもどかしさも含めて快い。
歌を歌ったり楽器の演奏をしたりする(あまり上手くないけれど)感覚とも似ている。
翻訳の場合、ぎこちない部分は後から訳文を見返して直す。

フリーランスの書籍翻訳者、日々の翻訳中に考えること

フリーランスの書籍翻訳者、日々の翻訳中に考えること

フリーランスで英日翻訳を始めて9年が過ぎた。

翻訳は楽しいけれど難しく苦しい。書籍の翻訳は何ヶ月もかかるので特にそう。
翻訳の草稿を見返しながら、けっこういい訳ができてる、と思う時もあれば、「すごく読みにくくてダメだなぁ」と感じてとことん修正モードに入る時もある。
言語・文化の違いがある以上「完璧」な翻訳など不可能なのだけれど、それでももちろん「より良い翻訳」を目指したい(その良さが「正確さ」「

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6月8日は「世界海洋デー(World Oceans Day)」。訳書『クジラの海をゆく探究者たち——『白鯨』でひもとく海の自然史』おすすめです。

↓原著者キング氏の寄稿&イラスト↓
【寄稿】『クジラの海をゆく探究者たち』刊行によせて
https://note.com/keioup/n/n6dd1bd2104f8

私のゲラチェック用具(紙の場合)。
フリクションで書いたものは高温・低温の環境に置くと問題ありですが、私の使用&輸送環境ならまあ大丈夫かと。
念のため、発送前に書き込みページをスキャンして控えをとっています。スキャンにはiPhone版のDropboxアプリを使用。