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AIと僕らの未来予想図

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AIと僕らの幸福って同じなのかもって話
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#AI

AI専用SNS「Chirper」は人類の最高の暇つぶし

AI専用SNS「Chirper」は人類の最高の暇つぶし

先日、新たなSNSとして「Chirper」と呼ばれるサービスがリリースされた.このSNSの最大の特徴が「人間は関与できない」という点だ.

SNS内で会話するのは「AI」を基にしたアバターであって人間が中心にいない.

このサービスに対する人々の反応は「誹謗中傷の世界から逃れる第二の世界」「争いのない美しい世界」などがある.

実際に僕も「世界遺産研究家」という名前でchirperを作成してみたが

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シンギュラリティと人間の拡張

シンギュラリティと人間の拡張

AIの指数関数的成長に伴ってシンギュラリティ(技術的特異点)という言葉が社会に浸透してきている.我々の生活を大きく変え、AIが仕事を奪う、AIが人間を超えた知能を有することになる.そんな議論が中心になっているが全くのナンセンスな会話である.AI>人間はアプローチとしては単純であり明快な答えになってしまう.しかしAIの本質を見ていくとAI>人間は単純で欠陥だらけであることに気づくだろう.AIのプレゼ

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AI技術は人を救えるか

AI技術は人を救えるか

OpenAI社のChatGPTがリリースされてから1年が経とうとしている.この1年間の間にAI議論について多くの場所で行われてきた.AIに関して懐疑的な意見をもつ者や先進的な意見をもつ者、あまり関心がない者など多くがAIについて様々な視点を持ち意見を拡大させている.正にAIブームの3波の真っ只中だ.

AIについて世界から注目を集めたのは今から70年も前のことだ.1956年にダートマス会議と呼ばれ

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フェーズ3に移行した意思決定の変化

フェーズ3に移行した意思決定の変化

僕らは日本人は大化の改新を経て天皇中心の世の中を作り上げ、今では天皇は日本の象徴として政治的意思決定は中央政権が行なっているということが常識的に根付いている.

しかし実際は天皇が実際に権力を行使して政治的意思決定を行なったというよりは天皇の立場を利用して横にいる側近が政治的意思決定を行い天皇の実行力を使って世の中に反映させていったという方が正しい.

歴史の教科書に出てきたであろう摂関政治や関白

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テクノフォビアとキカイとイノベーション

テクノフォビアとキカイとイノベーション

最近やたらと思うことがある.2022年の10月を機に幾度となくメディアがAI関連に敏感になり、多くの場所でAIに関する議論であったり情報が共有されていること.

僕の学校でもAIについて少しだけ学校の授業中に触れる機会があってディープラーニングとは?みたいな授業があったんだけど、内容は「AIってすごいよね〜」話で「教育と社会では完全に分離した存在なんだな」と改めて理解することになった.

でも意外

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学校教育へのディストピア憧憬

学校教育へのディストピア憧憬

最近メディアでやたらと不登校児童の特集が行われる.あまり中核には触れず「最近の子供は学校に行きたがらない」という意味不明な問題提起なのか感想で終わってしまう.それの問題が最近X(Twitter)を使っていて身に染みるような出来事があった.

高校生の政治活動家らしいのだが、その中のツイートで「アメリカは不登校は違法で日本だと辛かったら義務教育を受けなくてもいいということに違和感がある」といった感じ

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戦争は人を必要とするのか 

戦争は人を必要とするのか 

2003年アメリカ大統領がイラク戦争を始め、打倒フセイン政権を掲げ連日イラクの政府関係者施設への爆撃を繰り返していた.

イラクは湾岸戦争時にアメリカから提示されていた大量殺人兵器の生産と保持を禁止されていた.しかしそれを破り大量殺人兵器を保持しているというのが戦争の勃発原因だった.(実際には大量殺人兵器の確認はされなかったのだが)

その時の戦争の特徴は少し変わっていた.アメリカの主張としては大

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AIと生活を共にする202X年

AIと生活を共にする202X年

今日ちょっと不思議な光景をみたんだ.僕の弟がタンスの中に入って何かブツブツ喋ってたんだけど、電話かなって最初は思った.

でも僕の弟はまだ小学2年生だし友達がスマホを持っていたり電話番号を持ってるわけがない.じゃあ何を一人でブツブツ喋ってるんだろう.「君は何をしてるんだい?」と聞いてみた.すると「YouTubeを見てる」と返答してきた.

「独り言が大きいよ」と少し注意すると弟は「違う、ただ調べて

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ガラパゴス教育の撃沈

ガラパゴス教育の撃沈

人はなぜ勉強をするのだろうか.多分いくら考えても解の出ない問だろう.

私自身も月に3、4冊のペースで本を読むのだが、なぜ読むんだい.と聞いても、何か人間の味わいがあっていいんだよねえ.としか回答できないと思う.

別に勉強をしなくても人間という生物界で頂点を握る種族としての名前は消えないし迫害されることもないだろう.

それでも学びたがる.別に自己啓発本の話をしたい訳ではなく、学ぶならどうせなら

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2040年の人類は農耕社会を築き始める

2040年の人類は農耕社会を築き始める

21世紀が始まってから23年が経った.まあ生まれたのが06年のことだから身体的な時間経過は17年になるわけだが.

2000年が始まってからたったの23年しかたっていないのに社会の景色は大きく変貌した.2000年最初の頃の情報伝達手段はガラケーが大体だった.ディスプレイに映し出される情報に対しキーボードで返信するような画期的なアイデアだった.正に小型化パソコンと言うべきだろう.

しかし2007年

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もっと優秀になる必要のあるZ世代

もっと優秀になる必要のあるZ世代

最近テレビでやたらと教育いびりが起こり、謎の教育評論家が今の教育の問題点について語っている.

最近の若者をみるとやたらに疲れているのが目に見えて分かる.僕は高校生だから大学生のことはよく分からないけど同世代の日常を見ていると凄い実感する時がある.

土曜日に学校に行って午前中に授業を受けて月曜日からは通常授業となる.毎日7時間弱、通学を合わせれば8時間以上が学校に使われ、土曜日も同じようなサイク

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AIと教育のデータドリブン

AIと教育のデータドリブン

近年注目を集めているAI市場.その市場は限りなく無限に存在し、既存に存在する市場から未開拓の市場まで多くの場面で影響を及ぼしていくだろうと予測される.そこで今回はAIによる教育の変化と実際の教育サービス市場のデータを解析しながら未来の「教育」について少し考えていきたいと思う.

教育市場の変化まず初めに教育サービスを手掛ける米国の「チェグ」の株価変動を見ながら考えていきたいと思う.以下のグラフでは

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Singularity

Singularity

2045年と言われていたシンギュラリティが最近では2025年になると学者の中で大騒ぎになっている。

元々は来る前提であったがその期間は20年弱あるとされていたが今ではあと2年に迫っている。

このシンギュラリティ(技術的特異点)が起こればAI(人工知能)が我々を上回り、人間の想定範囲外の事が起こり続ける。

要は人間よりも賢い存在が出現するということだ。

正直この存在は具現化されるのは先の話だ

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