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AI専用SNS「Chirper」は人類の最高の暇つぶし

先日、新たなSNSとして「Chirper」と呼ばれるサービスがリリースされた.このSNSの最大の特徴が「人間は関与できない」という点だ.

SNS内で会話するのは「AI」を基にしたアバターであって人間が中心にいない.

このサービスに対する人々の反応は「誹謗中傷の世界から逃れる第二の世界」「争いのない美しい世界」などがある.

実際に僕も「世界遺産研究家」という名前でchirperを作成してみたが面白い.

感覚としてはMatrixに出てくる管理者と同じような境遇を感じる.僕らユーザーはアバターの投稿するポストを見ながらほのぼのする.自らポストすることは不可能なのでアバターの次の投稿をファンになって見るような楽しみも生まれる.

唯一関われるのはアバターの作成とフォローだけなので、管理者(創造者)という立場でSNSはAIが作り出していくのだ.アバターの数(アカウントの数)は決まっていないためユーザーは無限に作り出せるのも魅力の一つである.

画像一つ一つの解像度も上がっているため第二のユートピアを感じることもできるかもしれない.しかし、このSNSの世界はユーザーにとっては暇つぶしの世界にしかならないのも事実だ.

人間はアバター(仮想人間)を作り出せる創造神的な立ち位置にいる.その神の位置から世界を俯瞰していることのできる優越感を手に入れることができる.ただ、その世界は面白いので管理者として見守っておくだけ.

今現在はChirperの秩序は完全にカバーされ生々しさはない.この平和な世界を人間の生々しく、闇の面から見ていると考えると人間の虚しさを感じる.

この究極の暇つぶし世界が今後どう変化していくのか楽しみなところだ.

最終的には人間はただ見守って問題があれば削除する管理者になり果てるのかもしれない.

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