親密な関係を怖がる心の正体。それは「大切にされる怖さ」だったのかもしれません
こんにちは。たかっちです。
「深い関係になるのが怖い」
「距離が近づくと不安になる」
「本音で付き合うのが苦手」
そんな気持ち、ありませんか?
実は、それって自分を大切にしすぎているからかもしれません。
結婚する前の話です。
「あなたのことが好き」
そう言われるたびに、なんだか怖くなっていました。
「期待に応えられないかも」
「傷つけてしまうかも」
「失望させてしまうかも」
そんな思いが、いつも心の中をぐるぐると回っていました。
ある休日、スーパーで偶然、妻(当時は彼女)と出会いました。
私の買い物かごには惣菜ばかり。
彼女のかごには野菜がいっぱい。
「一緒に料理作ろう?」
その誘いに、なぜか緊張しました。
でも、その日の夕飯作りで気づいたんです。
包丁の使い方がへたっぴな私に、
彼女は優しく教えてくれました。
失敗しても笑って許してくれた。
完璧じゃない私を、そのまま受け入れてくれた。
実は、親密な関係を怖がるのは、
「完璧な自分」でいたいという
かたくなな思いが作り出す幻かもしれません。
新しい関係の作り方
その1:「へたっぴ自慢」をしてみる
料理が下手な話
運動音痴な話
方向音痴な話
意外と、こんな話で会話が弾んだりします。
その2:「助けて」実験
小さなことでいいから、誰かに助けを求めてみる。
「これ、開けられなくて…」
「ちょっと教えてほしいんだけど…」
意外と、みんな喜んで助けてくれる。
その3:「まあいっか」のハグ
完璧じゃない自分を、ぎゅっと抱きしめてみる。
心の中で「まあいっか」って。
ちょっと恥ずかしいけど、これ効きます。
今では家族で料理を作るのが日課になりました。
娘が野菜を洗って、
妻が切り方を教えてくれて、
私はぎこちなく包丁を握る。
完璧じゃないけど、温かい。
そんな時間が、実は一番の宝物だったんです。
親密な関係って、完璧な自分を見せることじゃない。
ありのままの自分で、少しずつ近づいていくこと。
それを教えてくれたのは、私の不器用な料理と、それを笑顔で受け入れてくれた家族でした。
次は「仕事への没頭と逃避」について、書いていこうと思います。
あなたの中にも、似たような経験があるかもしれません。