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アート・建築

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美術展や建築を巡った記録
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歴史とまちとお祭り:遠州横須賀三熊野神社大祭

歴史とまちとお祭り:遠州横須賀三熊野神社大祭

こんにちは

今月のはじめ「遠州横須賀三熊野神社大祭」に行ってきました。

このお祭りは毎年4月の第一金曜、土曜、日曜に開催され、地域に春の訪れをお知らせをするかのように賑やかな雰囲気がまちを包んでいました。

ということで、
今回は、遠州横須賀三熊野神社大祭を訪ねたお話をしていこうと思います。

日々の合間にご覧くださると嬉しいです。

それではどうぞ

|遠州横須賀と祭事

遠州横須賀って?と

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あなたならどの椅子を選びますか?:椅子とめぐる20世紀のデザイン展

あなたならどの椅子を選びますか?:椅子とめぐる20世紀のデザイン展

こんにちは

東京、日本橋にある高島屋にて開催された「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」に行ってきました。
会期も3月18日(※現在は終了)までで、ギリギリ滑り込みでの観覧という感じでした。
※今後大阪→名古屋の高島屋へと巡回していきます。

ということで、今回は椅子とめぐる20世紀のデザイン展のお話をしていこうと思います。

日々の合間にのぞいてもらえたら嬉しいです。

|椅子のデザインから見る

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その建築は静かな佇まいで自然を受入れる「器」のようだった:法隆寺宝物館

その建築は静かな佇まいで自然を受入れる「器」のようだった:法隆寺宝物館

こんにちは

東京・上野にある東京国立博物館。
その内の一つに「法隆寺宝物館」という建物があります。
その建物は建築家 谷口吉生氏が手掛けた建築です。

個人的なことなのですが、(建築にのめり込むキッカケとなった)特に好きな建築家の方で、各地にある谷口建築をよく見に行っています。
(キッカケは丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

建築家谷口吉生氏の建築は垂直、水平線が際立つとてもキレイさ(整ったプロポー

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時代を越えて:法隆寺

時代を越えて:法隆寺

こんにちは

奈良を行ったときに訪れた内の一つ「法隆寺」
歴史好きで建築好きな自分にとって気持ちが高揚する場所です。

初めて法隆寺を訪ねた時、とても不思議な感覚になりました。
総門(南大門)をくぐると別世界が広がっています。

直感的に言うと、日本っぽさ、が感じられず、どこか異国に来たような印象。
寺院、門、土塀、それらはボクたち日本人とって慣れ親しんでいるはずなのですが、何故だか違和感を感じて

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人と暮らしと下町:谷根千エリア

人と暮らしと下町:谷根千エリア

こんにちは

寒暖差はあるものの、暖かな日がだいぶ多くなってきました。
始まりつつある花粉症の季節って考えるとちょっと憂鬱な気持ちにはなりますが、そこを取り除くと気持ちの良い陽気ですし、なんだかフラフラと出歩きたくなりますね。

そんな陽気に誘われて「谷根千」エリアを散策してきました。
谷根千はボクの好きな場所の一つでして、その場へ訪れると落ち着くし、どこか懐かしさを感じさせてくれます。

という

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いま、ライト建築にいこう:自由学園 明日館

いま、ライト建築にいこう:自由学園 明日館

こんにちは 

現在、パナソニック汐留美術館では世界的建築家 フランク・ロイド・ライトの展覧会「世界を結ぶ建築」展が開催されています。
※会期:2024年1月11日(木)〜 3月10日(日)まで
※只今、とても盛況のようで混雑緩和のため日時指定の予約制となっているようです。詳しくは公式サイトをご確認ください。

|フランク・ロイド・ライト「世界を結ぶ建築」展

ボクも観に行ってきました。
展覧会は

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歴史の線上に居るということを知る場所:平等院「鳳凰堂」

歴史の線上に居るということを知る場所:平等院「鳳凰堂」

こんにちは

10円玉の絵柄で知られている京都府宇治市にある「平等院」を訪ねました。
そこは1000年以上前に建造され今に至っている寺院で、世界遺産「古都京都の文化財」の一つとされています。

▼平等院 公式ホームページ

ということで、
今回は平等院のお話をしていこうと思います。

日々の隙間にのぞいてもらえたら嬉しいです。

それでははじめますね。

|平等院にある御堂「鳳凰堂」

冒頭でもお

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無防備な時間に身を委ねる:京都 正伝寺

無防備な時間に身を委ねる:京都 正伝寺

こんにちは

京都に行った際、訪ねた場所の一つ「正伝寺」
ここはイギリスのロックミュージシャン、故デヴィット・ボウイ(享年69)が焼酎の撮影で訪れた際に、涙するほど静寂な枯山水庭園、として知られている禅宗の寺院でもあります。

ということで、
今回は京都 正伝寺のお話をしていこうと思います。
日々の合間にのぞいてもらえたら嬉しいです。

それではどうぞ

|正伝寺というところ

まずは正伝寺という

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或る世界に生きる生物「ストランドビースト」:テオ・ヤンセン展

或る世界に生きる生物「ストランドビースト」:テオ・ヤンセン展

こんにちは

現在、千葉県立美術館にて「テオ・ヤンセン展」が開催されています。
※2024年1月21日(日)まで

以前から気になっていたアーティストであり、テオ・ヤンセンが手掛けた骨組みの生き物っぽいものが動く映像を目にした時から、いつか実際に見てみたい、と思っていました。

ですので、念願の、です。

ということで、
今回はテオ・ヤンセン展に訪れたお話をしていきます。

お付き合いいただけたら

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「豊かさ、とは」を教わる寺院:北鎌倉 明月院

「豊かさ、とは」を教わる寺院:北鎌倉 明月院

こんにちは

11月の末に北鎌倉へ行きました。
紅葉と寺院に触れる建築探訪です。

ということで、今回は北鎌倉を訪れた内の一つ「明月院」にスポットを当てたお話をしていきます。

お時間のあるときにのぞいてもらえたら嬉しいです。

では、はじめますね。

|移り行く自然の「美」

以前にも明月院に訪れた記事をnoteに綴りました。
その時は、山中にある自然が織りなす美しい現象を集約したのような場所で

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アートと自然に触れながら散策する美術館:原美術館ARC

アートと自然に触れながら散策する美術館:原美術館ARC

こんにちは

以前に伊香保温泉のお話をしましたが、今回は群馬県渋川市にある「原美術館ARC」を訪れたお話をしていこうと思います。

原美術館ARCに行ったのは日頃からお世話になっている建築家の方におススメされたのが理由の一つ。
前々から気になっていましたし、良い機会と思って伺いました。

どのような美術館なのかをお話しながら、自分なりの見方をお話していきます。

ちょっとだけお付き合いいただけたら

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冬の夜とハレの空間:秩父夜祭

冬の夜とハレの空間:秩父夜祭

こんにちは

例年12月3日は埼玉県秩父市で「秩父夜祭」が開催されています。
土日祝日は関係なく2日に宵宮、3日に本祭とされ、長い歴史を持つ伝統的な文化を感じさせるお祭りだと思います。

そのような日本的な文化や風景がある場所は好きでして、昨年に続き今年も秩父夜祭に行ってきました。

▼2022年の秩父夜祭記事

ということで、
[秩父夜祭に行ってみた2023]的なお話をしていこうと思います。

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石段・湯気・紅葉がつくるランドスケープ:伊香保温泉

石段・湯気・紅葉がつくるランドスケープ:伊香保温泉

こんにちは

日頃からお世話になっている建築家の方に群馬県渋川市にある原美術館ARC(設計:磯崎 新氏)が素敵なところだから行ってごらん、とオススメされました。

で、もし行ったら今の時期紅葉も綺麗だろうから伊香保にも寄ってみたら、と言われたもんですからやっぱり見たくなりました。

ということで、
今回は原美術館ARCのお話ではなく、立ち寄った伊香保の温泉街のお話をしていこうと思います。

▼原美

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2つの企画展:WHAT MUSEUM

2つの企画展:WHAT MUSEUM

こんにちは

現在、「WHAT MUSEUM」にて2つの展覧会が同じ期間で開催されています。

1つは「感覚する構造-力の流れをデザインする建築構造の世界-」
もうひとつが、TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展
期間は2023年9月30日~2024年2月25日
展覧会チケットで両方ともご覧いただけます。

内容から2つセットで見るとちょうど良いボリュームで、各展示それぞれの見方が

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