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戯言

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日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
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#スキしてみて

生きた心地がする

生きた心地がする

もう今は大きな病気じゃ無いだろうと言われているので安心して読んで欲しいが、
最近身体に不調があって病院に通っていた。

今日は命について、主観的な話をする。
なんとなく覚えておかなければいけない気がしたからである。

最初に症状が出たのは12月頭くらいのことである。ネットで調べたら「原因不明でなんとも無いものか、もしくは癌」という
あまりにもdead or arrive すぎる結果しか出て来なかっ

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まさかアマゾンで噛まれるなんて、誰も思っていなかった。

まさかアマゾンで噛まれるなんて、誰も思っていなかった。

今年に入ってから数ヶ月経ったある日のことである。
1年間の功績を労うということで、会社全体での慰労会が行われた。

入社して2年くらいだったら大きな飲み会に楽しさを見出せなかったが、
今回は居酒屋ではなく会場を貸し切るということだし、
何より社会人歴が多くなるにつれて知っている社員も増える。
コロナ禍以降初めての催しだったので、私はその飲み会に参加することに決めた。

最初、どれくらいの人が来るか

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尖ったウサギ

尖ったウサギ

昔、自分の顔がどんな動物に似ているか診断するサイトがあって、パグだったことがある。
あれがチワワやトイプードルなら、私はもっと純粋に喜んでいた。
パグって可愛いけど、「ぶすかわ」的路線の可愛さである。
しかもちょっと的を得ていた。それが悔しかった。

今回は顔ではなく、性格診断の話である。

みなさん、『16マニア診断』というサイトはご存知だろうか。

16タイプの性格を動物に当てはめて診断するサ

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好きな人に美味しいものを食べさせてあげたいな

好きな人に美味しいものを食べさせてあげたいな

亡くなった人を人生で初めて見たのは、多分2歳か3歳のときだったと思う。

随分と幼いときだったので断片的なことしか覚えていないが、曽祖母の葬式だった。
時間がゆっくり流れていたような、普段は起きていない夜の時間帯だった気がするので、恐らく通夜だったのだろう。
母か祖母が私を抱き抱え、棺の中で眠っている曽祖母を見せながら「ひいばあちゃん、ねんねしてるからね」と言った。
「ねんね」とはおやすみしている

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ライス三兄弟

ライス三兄弟

時々会社の人と晩御飯に行くことがある。
大体は私が後輩に「今日ご飯行こー」と誘い、その人が行ける場合他の人にも声を掛けるシステムである。
多分私が晩御飯を誘うシステムが無くても仕事は円滑に進むし支障は無いのだが、そういうことは一切考えておらず、突然ご飯を誘いたくなる日があるのだ。
一点危惧することといえば、私はもう後輩では無く先輩ポジションにいるので、断りやすい空気を常日頃から作っておくことである

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両手に柿の葉寿司のアリエル

両手に柿の葉寿司のアリエル

金曜日、祖母が柿の葉寿司を送ってくれるということで、夕方には家に帰らなければいけなかった。
本当は午前の指定で宅配してもらう予定だったのだが、都合により家を出なければいけなくなった為に一番遅い時間帯に変更してもらったのだ。

私は宅配便が苦手だ。
宅配便というか、インターホンが苦手だ。
家にいるという完全リラックス状態から人と話すスイッチに突然切り替えなければいけない。
電話でさえ一回では出られず

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昔、身バレした話

昔、身バレした話

昨日ラジオについて書いたばかりだが、それをきっかけにふと思い出したことがあった。

前の記事に「昔からラジオを聴いて育っていた」というようなことを記したが、
聴くに飽き足らず、ラジオを投稿し始めたのもかなり早かったと記憶する。
恐らく小学生高学年くらいには、FM802(関西の有名音楽ラジオ番組)に投稿していたのでは無いだろうか。

実は母もまたハガキ職人であったので、ラジオに投稿するきっかけは容易

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私というカンパニー

私というカンパニー

危機管理能力が乏しいので、あらゆる場所で痛い思いをする。
怪我という意味で痛かったり、
出来事として痛い目をみたり、である。
もしも頭の中で会社のようにいろいろな部門が存在するとして、危機管理部門があれば万年人員募集といったところだ。募集ポスターも長年貼りすぎて風化していることだろう。

例えば後者でいうと、会社の中で超大切なデータを池に落としたことがある。
もう一度言うが、会社の中の出来事である

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親の血と私と成長期

親の血と私と成長期

母は大変に気が強いと思う。

昔の写真を見ているとなかなか器量の良い方だったと思うが、それでも例えるとすれば『怒っている薬師丸ひろ子』という感じにとても近い。
セーラー服と機関銃のいかつい目をした彼女がそれである。

ところで、万年不仲な両親が離婚していないのは気とメンタルが強い母のおかげといっても過言ではないだろう。

両親は2人とも普通ではないと思うが、その矢印がお互いに違う方向を向いているの

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「納豆」

「納豆」

最近、納豆が身体に良いという文言をSNSでよく見かける。
この定説はテレビや雑誌をはじめ昔から定期的に謳われていたと思う。
今日は納豆の話である。

どうやら納豆はシンプルに食すのみならず、何かを組み合わせると掛け算の法則で肌やら内臓やらが健康になるという。
元は豆を腐らせて作っているものがそこまで化けるのだから、たぬきもびっくり!てな具合だ。
活き活きとした刺身や生物より健康的なのだ。皮肉なもの

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線は続くよどこまでも

線は続くよどこまでも

ずっと楽しみにしていたCreepy Nutsのライブを見に行った。
Creepy Nutsとはヒップホップアーティストで、
最近はテレビやドラマ、映画にも出ている人気者二人組である。

なかなか足を運べていない私にとっては年に一度の恒例イベントになってしまっているが、
去年の今頃私は丁度転職前の狭間で、元彼の浮気も発覚前の
「どん底をまだ見ぬ」能天気な時分だった。
人生の修羅場を潜り抜けて何事も無

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山梨の味がした

山梨の味がした

酒が呑めないくせに、懲りずに酒の話である。
前回私はいかに酒が呑めないか豪語したところではあるが、
生意気にも私は『誰かに酒をプレゼントすること』が好きだ。
呑めないのに、だ。

本来、酒のプレゼントというものは
酒好き同士が行うものである。否、べきである。
何故なら酒が呑めない奴が選ぶ酒は名前や勘で選ぶ以外に無いからだ。
無論私もそうである。

では何故好き好んで酒をプレゼントするのかという話

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ジュースみたいな酒が呑みたい

ジュースみたいな酒が呑みたい

お酒が呑めない。

全くというわけではない。酎ハイやカクテルくらいならば嗜み程度には呑めるし、体調に支障をきたすなどの理由でもない。
アルコールの味が苦手なのだ。
アルコールの味さえしなければ、度数の強い酒でもある程度は呑んでしまう。
しかしそれは最早ジュースでも良い。

例えばアルコール感の少ない酒を3杯呑んだとしても、お腹がタプタプになってしまう。
みんなの言う『街中で歌いたくなっちゃうような

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帰る場所がある

帰る場所がある

名古屋に来て5年になった。
実のところ、私は今名古屋に住んでいることが人生の設計図において、てんで予想外な出来事である。

名古屋は父の出身地で、幼少期から時々墓参りに訪れていたので縁もゆかりも無いという訳ではなかった。
しかしその頃私の頭にはマイナスイメージばかり焼き付いていて、それもそのはず当時の記憶が消極的な思い出ばかりなのである。

親があんかけスパゲッティを嫌いだと言ったこと。
雨で東山

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