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#エッセイ

ともしび日記 8月3日

ともしび日記 8月3日

ニュースでみた方もいると思うけど
監督が骨折してしまった。

今は複雑骨折、と言う言い方はせず

粉砕骨折か開放骨折という言い方になるそうだが
その分類で言うと粉砕骨折と言う事になる。
開放骨折とは皮膚を突き破って骨が出てしまったものを
言うらしい。

幸い監督の骨はそこまでアクティブな動きはみせていなかったが
レントゲン写真だと、脛の骨の下のほうと
足首のジョイント部分の骨のどちらもが
ジグザグ

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新幹線が運休した日に、なんとしてでも上京したかった人間の記録

新幹線が運休した日に、なんとしてでも上京したかった人間の記録

 その日は、東京でラジオの収録だった。

映像ディレクターの高橋弘樹さんの番組で。2時間近くもみっちりトークできるってことで、そりゃもう、ワクワクしてたわけ。

前夜、即入眠。
今朝、即起床。ガバ起き。

昭和の戦後間もない映像かなってぐらい、テキパキ動きまくって、支度した。わたしにしちゃ順調すぎて。

全日本早起き選手権大会、二位以下に大差をつけ、余裕の表情で新大阪駅行きの電車に乗った。優雅にス

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極貧神社暮らしから始まった私の人生の話

極貧神社暮らしから始まった私の人生の話

 子どもの頃、『貧乏すぎて地域の神社の奥に一家で住んでいた』、と人に言うと、ほぼ100%の確率でビビられ、
「神社って住めるの?」
 と訊かれる。多分、普通は住めないと思う。だって今まで生きてきて、『わかる〜ウチも〜』という人には会ったことがない。
 別に神主でも何でもなく、ただ住んでいるだけ。私が住んでいた神社が特殊だったんだと思う。
 うちの親は、両親ともに無職、というユニークな二人で、当然お

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いるはずのない親戚がXで見つかった話

いるはずのない親戚がXで見つかった話

せっせとエゴサーチをしていたら、こんなポストを見つけた。

「オモコロの岡田悠」とは僕のことだ。呟いているのは「移住計画」さんという3万人のフォロワーを抱えるアカウントで、センスのいいインテリアの写真が多数上がっている。26年生きて、と書いてあるから、26歳の方なのだろう。

だが僕には、26歳の親戚はいない。

ついでにセンスのいいインテリアに詳しい親戚もいない。

この方の勘違いだろうか。ある

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日本で女に生まれるということ

日本で女に生まれるということ

女に生まれて後悔している。そんなことを言うと「男だって生きづらい」と反論がありそうなものだが、とにかく私が女であることに嫌気が差しているのは本当のことだ。

どんなに小さな子どもであっても女が常に「性の対象」として見られながら生きていることを、多くの男性たちは知らないかもしれない。保育園や幼稚園のお昼寝の時間になると、布団の中に男の子が入ってきてパンツの中に手を入れられたり、性器をいじられたりする

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諸行無常。適当な人間関係。移りゆく全てのアレやこれ。

諸行無常。適当な人間関係。移りゆく全てのアレやこれ。

諸行無常

座右の銘。
物事は常に変わる、永遠などない。
こんな感じ。

とてもいい。
終身雇用なんてないもんな。(違う)

一時期悩んだ人間関係。
人は好きだが(獣のような表現)、
どうも人付き合いが苦手だったようで。

空回りに空回り。
トラブルにトラブル。
気づいたらポツンとお一人で。

こんな感じで小中高大学ときた。
プロフェッショナル。

人間は難しい。
加減が難しい。
グイグイ行きすぎ

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小さなことから情報格差-iOSの触覚タッチが羨ましい

小さなことから情報格差-iOSの触覚タッチが羨ましい

 私はAndroidのスマートフォンを利用している。流行りのSIMフリー、売りは安いことと安いことと安いことである。

 Androidで不便に思ったことはない。一点を除いて。

 そう、触覚タッチで既読をつけずに読む機能がないのだ。画面を長めに押すことで小さめの画面がパッと出てくるアレである。おそらく購読者の多くは天下のiOSユーザーだと思われるが、これは本当に本当にiOSを羨ましく感じる重要な

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就職できなかった

 22歳の無職は笑えないなどと、芯から思ってもないことをうそぶいているあいだに、おれは23歳になり、24歳になり、とうとう今年の春には25歳を迎えようとしている。25歳の無職、それも何か具体的な目標のある無職ではなく、ただ就職という選択を先送りにしているだけの後ろ向きで消極的な25歳無職は、本当に誰も笑えない。笑えないと思いつつ、まあ実際にそうなりつつあるんだから、せめて自分くらいは「なっとるやろ

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モテる友人を持ったわたしのあまりに単純なミス(古賀及子)

モテる友人を持ったわたしのあまりに単純なミス(古賀及子)

とにかくモテる人だった。

知り合ったのは当時全盛期だったミクシィの、コミュニティのオフ会でだ。昭和50年代の1月から3月に生まれた人たちだけが参加できる集まりで、参加者に誕生日を聞くとだれもかれもが早生まれなのが、そういうものだとわかっていても可笑しかった。私は1月生まれで、彼女は3月生まれだ。

なんだかもう本当にモテた。会う男性がみんな彼女を、驚くほど簡単に好きになる。

さらさらでまっすぐ

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ホンジュラスでコカ⚪︎ン中毒者にバッテリー借りパクされたから家に立て篭もって徹底抗戦した話(後編)

ホンジュラスでコカ⚪︎ン中毒者にバッテリー借りパクされたから家に立て篭もって徹底抗戦した話(後編)

最初から読みたい人はこちら!

前回の話はこちら!

途中マチェーテを返してくれと言われたがこのまま夜になってこちらが眠くなったタイミングで邂逅すると分が悪いので拒否した。なにせあっちはコカインを吸って眠気が消えている可能性があるのだ。

戦場でヒロポン打たせた眠らない兵士と相対するようなものである。こちらは眠らないとダメなタイプである。寝込みを襲われたら勝ち目がない。

ビール缶を傾けながら投石

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ホンジュラスでコカ⚪︎ン中毒者にバッテリー借りパクされたから家に立て篭もって徹底抗戦した話(前編)

ホンジュラスでコカ⚪︎ン中毒者にバッテリー借りパクされたから家に立て篭もって徹底抗戦した話(前編)

※当アカウントは特殊な訓練を受けています、良い子はマネしないでね!

※当地ホンジュラスは。10万人あたりの殺人件数が世界ランキング1〜4位をここ10年間彷徨っており殺人事件の90%以上が捕まらない国です、判断ミスったら射殺されます、以下の記事はあくまで酒のつまみとしてお楽しみください

始まり
この日はエルサルバドルの首都サンサルバドルからホンジュラスの北部にあるコパン・ルイナスという遺跡観光都

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チバユウスケ著:『EVE OF DESTRUCTION』<ROOTS編>を特別公開

チバユウスケ著:『EVE OF DESTRUCTION』<ROOTS編>を特別公開

 ソウ・スウィート・パブリッシングは、2022年9月にチバユウスケ(The Birthday)の著書である『EVE OF DESTRUCTION』(イヴ・オブ・デストラクション)を刊行しました。
 この本は、日本屈指のロック・ボーカリストであるチバユウスケさんが自身の音楽人生において欠かすことのできない重要なレコードの数々をさまざまなエピソードとともに紹介した書籍です。所有する貴重なアナログ・レコ

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この人より長く生きよう。それが"愛"だと気付くのに、そんなに時間はかかりませんでした。

この人より長く生きよう。それが"愛"だと気付くのに、そんなに時間はかかりませんでした。

あなたは、誰かを愛したことがありますか?

私にも一度、
「ああ、これが愛するということか」と思った人がいます。

恋愛は得意ではなかった私。

好きになってくれる人は、
ありがたいことにこれまで何人か居て

「単純に顔がタイプ」
「誰にでも優しいところ」
「いつも笑顔なところ」

今となっては
そんな所を見ていてくれて、ありがとう。
きっかけがなんであれ嬉しい。
と素直に受け取れるのかも知れない

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「ビジネスライク」という言葉が、肯定的に使われないことが意味すること

「ビジネスライク」という言葉が、肯定的に使われないことが意味すること

非難がましいわけでもなく、かといって褒め言葉ではない「ビジネスライク」とは、とても微妙な表現である。
プライベートの場面で使われる場合、これはしばしば「冷たい」「そっけない」「融通が利かない」という意味合いで使われる。友達や知人の関係としてどこか物足りない、距離感のある関係しか築けない相手に使われがちである。

かといってビジネスで使われる場合も、決して褒め言葉ではなく、かなり微妙な言い回しになる

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