安野モヨコ

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安野モヨコ

noteマガジン『ロンパースルーム DX』更新中! 1971年・東京都生まれ、漫画家。 代表作「ハッピー・マニア」「働きマン」「さくらん」「シュガシュガルーン」 エッセイ「美人画報」「くいいじ」 連載中「後ハッピーマニア」「ふしん道楽」

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  • ロンパースルーム DX

    安野モヨコ&庵野秀明夫婦のディープな日常を綴ったエッセイ漫画「監督不行届」の文章版である『還暦不行届』の、現在連載中のマンガ「後ハッピーマニア」の裏話『後ハピのお話』、安野モヨコの新作エッセイや作品の裏側などをお届けしていくマガジンです。ともしび日記も更新中。 安野モヨコのnoteの更新は無料の記事を含めて週に1回くらいです。

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    安野モヨコのともしび日記をまとめたマガジンです。 日々の仕事のこと、日常のことなど投稿していきます。(スタッフ)

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    ライフスタイル誌「I'm home.」で連載中のインテリアにまつわる安野モヨコのエッセイ「ふしん道楽」。本マガジンでは、雑誌に掲載されたバックナンバーを公開していきます。

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安野モヨコのnoteで読める記事を紹介します

いつも安野モヨコのnoteと定期購読マガジン「ロンパースルーム DX」をお読みくださり、ありがとうございます。 おかげさまで2021年1月にnoteで定期購読マガジンをスタートしてから1年半以上が経ちました。スタート当初とは変わってきたところもあります。 そこで、あらためて、安野モヨコのnoteでは何が読めるのか?を紹介していきたいと思います。 ◇安野モヨコのnoteで読める主なもの①ともしび日記 まずはこちら! 安野モヨコが昔ホームページで書いていた『ともしび日記』が、

    • ともしび日記 11月21日

      漫画やドラマのセリフでよく 「知らない人の車に乗るなってばあちゃんの遺言なんだ」 とか 「友達に金を貸すなっていうのが死んだじいちゃんの口癖で」 とかいうのを見る。 もちろんネタなのでいろんなバリエーションがあって 様々な場面に便利な言い回しとして使われている。 私も遺言とまではいかないものの 子供の頃に祖父やら叔母に教わっていまだに守っていることがいくつかある。 風呂からあがる前に冷たい水をもう一度浴びる、とか トイレのスリッパは出船入り船で、とか ご飯粒は一粒も残すな

      • ふしん道楽 vol.26 リネン

        ベッドまわりはリネンでそろえているという人は多いのではないだろうか。 サラサラしていて肌に張り付かないので夏は涼しく眠れるし、冬も暖かい。 などといかにも昔からのリネン愛用者であるようなことを書いてみたけど、私のリネン歴は短い。 おそらく7、8年といったところだ。 しかも麻とリネンの違いが今ひとつよく分かっておらず、麻のベッドリネンなどと書こうとしてしまう。 調べるとリネンは亜麻の繊維を原料とした織物の総称で、麻というのは植物からつくられる繊維の総称。 リネンやジュート、ヘ

        • ともしび日記 10月30日

          アニメのオチビサンが始まってからもう3週たった。 原作者の私がいうのもなんだけど とにかくめっちゃかわいい。 動いてるオチビ、ナゼニ、パンくい、可愛すぎる。 スタジオカラーの監督さんたちやスタッフが原作を愛してくれて 色みや版画の雰囲気をなるべく出そうと努力を重ねてくれた結果 世界観がそのままアニメになったような感じになっていて とっても嬉しい。 ただ土曜の深夜12時、という 放映時間を聞いたときはなぜそんな夜中に!? 誰が観てくれるの…? と心配になった。 元シュガ

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          ともしび日記 10月23日

          ちょっと前だけど監督の顔写真がプリントされたエコバッグとか 男性用ボクサーパンツなどのグッズが大量にAmazonで発見された。 最初に見た時はふざけて合成写真で作ったものかと思ったけど 本物だったので目を疑った。 最初はトートバッグだけだと思っていたんだけど スタッフや友人が「毛布もある」「バスタオルもあった」と 次々に画像を送ってくる。 枕やペンケース、タペストリーなどラインナップも豊富なんだけど 今ひとつ統一感がない。 どこを購買層として想定した商品なのだろうか。

          ともしび日記 10月23日

          ともしび日記 10月17日

          試着会が無事終わった。 またしても楽しすぎた。 漫画と全く違う喜びなんだけど、まず描いた図案が 布になって出現する瞬間が飛び上がるくらい幸せ。 それが仕立てられて着物になってくるのもすごく楽しい。 さらにそれをお客さまや友人が着てくれてるの最高すぎる。 と言うわけで年2回の百葉堂試着会は私にとって 幸せ満載のイベントなのだった。 しかしだ。 今回は楽しいばかりでなく勉強になってしまった。 とにかく人手が足りず少ない人数で 商品準備して、スタジオ借りて設営、予約管理して

          ともしび日記 10月17日

          ともしび日記 10月6日

          フランスのリヨンで友人のタカノ綾ちゃんの展覧会が始まった。 そのオープニングで私のデザインした着物を着た、と写真を送ってくれて 着物を着てくれたことも嬉しかったけれど 展覧会の規模とその素晴らしい作品群に感動してしまった。 絵の持つ力と迫力、そして世界観が大好きだ。 ものすごい大きな絵をみるたびに、こんな大きな絵どうやって描くんだろうと考える。 私は美大も行っていないので大きなサイズの絵を描く機会がないまま この年まで来てしまった。 漫画家というのは同じ画業であるけれど描く

          ともしび日記 10月6日

          ふしん道楽 vol.25 窓

          窓の種類についてひとこと言いたい。 日本はサッシの種類が少なすぎるんじゃないか。 サイズも、素材も、形も。 実際、海外がどうなのかは知らないけれど、 リフォームの打ち合わせなどで「こういうんじゃなくてもっとカッコイイのにしてほしい」 などと、漠然としていながらも暴力的な要望を出すと、 ほとんどといって良いほど海外製のものを提案されるからだ。 なので日本には変わったサイズのサッシがない、と考えるに至ったのだが 昔から、というわけじゃない。 SNSで古い洋風建築や木造三階建ての

          ふしん道楽 vol.25 窓

          ともしび日記 9月5日

          今年ももうすぐ四季賞の審査が始まる。 四季賞というのは月刊アフタヌーンが開催している 漫画賞で、年に4回あることからその名前がついた(のだと思っているが違うかもしれない)。 審査員の依頼があっても自分などが人様の審査などできないと辞退してきたけれど、もういい年だ。 そろそろ長年お世話になってきた漫画界にご恩を返す頃だなと思ったので2〜3年前に引き受けた。 それにしても他の先生(藤島康介、沙村広明、幸村誠、順不同敬称略)はアフタヌーン出身だったり 同誌が主戦場だったりする

          ともしび日記 9月5日

          ともしび日記 8月28日

          自分の治したい悪癖について 今日は飲まないぞ!と高らかに宣言した3分後に 普通に「だいやめ」の炭酸割りを飲み出していることや   コーヒーやお茶をいつも底の方に1センチほど残して まだ飲むから、と言い張り 結局飲まずに放置してほっつき歩いていたり などいくつもあるけれど そんなことどうでも良くなるレベルでやめたいのが 「しょーもないゲームにハマる」 というものだ。 私はもともとゲームにあまり興味がなく 若い頃からほとんどゲームをやらずに来た。 一度だけIQというゲー

          ともしび日記 8月28日

          ともしび日記 8月15日

          読者の皆さまも同じだと思うけど 子供の頃夏は今よりだいぶ気温が低かった。 団地のせいもあってどの家にもクーラーはなかったので 室外機からの熱気もなく夜は本当に涼しい。 うちは高層団地の10階だったので窓を開けていると すべすべとした涼しい夜風が家を抜けて 本当に気持ちよく眠れた。 朝目が覚めると壁に大きなカブトムシがとまっていたこともあった。 まだ団地のすぐ近くには野山が残っていたので そこから草木の香りが漂ってくる。 朝は朝でひんやりしてて、しっとりと澄んだ空気は

          ともしび日記 8月15日

          ともしび日記 7月31日

          人間ドックが今年もまたやってきた。 ちなみに今現在検査の間の待ち時間だ。 隅々まで調べてもらい悪いところを探し 病気を早期発見するのが目的である。 と、わかっているものの 毎回億劫で仕方ない。 大量の問診票にタバコを吸い始めた年齢やら 毎週の飲酒量を書き込まねばならないし その挙げ句に心細い簡易服に着替えさせられて あっちこっちひっくり返されて 終わる頃にはよれよれになってしまう。 苦手項目はいくつもあるがそのひとつは 眼科検査での目に風当てるやつ。 目に風があたります

          ともしび日記 7月31日

          後ハピのお話 #11

          先日ついに4巻が発売したわけなのでございます。 いや〜時間かかった。 今回は途中で作者の私がコロナに感染してしまったのと 後遺症のような感じが長引いてずっと体調が悪くて かなり連載をお休みしてしまいました。 お休み中寝込みながら 後ハピの世界線にはコロナは…? シゲタさんが感染したら誰が看病してあげるの? ジュンヤと会う時マスクしなくていいの? 三島めっちゃウイルス運んでそう など色々考えてしまいました。 それにしても時間がかかりすぎて読者の皆さまの中には 3巻まで

          後ハピのお話 #11

          ふしん道楽 vol.24 高級仕様

          最近ハマって観ているユーチューブのチャンネルがある。 Enes Yilmazer という人の動画で、アメリカ西海岸の超高額物件やハリウッドスターが移動に使う何億円もするようなトレーラー、超豪華大型クルーザーなど、ありとあらゆるジャンルの超高級物件をひたすら紹介しているものだ。 そもそも最初は芸人さんの旅動画を観ていただけだった。 ハイエースを車内泊ができるよう改装して、RVパークやキャンプ場に行くというだけのシンプルな動画を気に入ってしばらく観ているうちに、自分もハイエースみ

          ふしん道楽 vol.24 高級仕様

          ともしび日記 7月15日

          後ハピの単行本発売を記念して新宿紀伊國屋書店さんで サイン会をさせていただいた。 コロナ禍の間こういった催しは一切なかったため サイン会自体もかなり久しぶりだった。 サイン会というとすごく昔、本当に20代の真ん中あたりにやった 寂しいサイン会のことをよく思い出す。 映画「チェイシングエイミー」をコミカライズした際に 急にサイン会することになり、開催の1週間前に小さな新聞広告を出した。 当時はSNSもなかったからサイン会をする時はその月発売の雑誌などに 告知をするのが普

          ともしび日記 7月15日

          ともしび日記 6月26日

          前回腰が痛いと書いたら知り合いや友人から 病院に行けと連絡をもらった。 ご心配をおかけして申し訳ない。 しかし私は無類の病院嫌い。 なぜこんなにも嫌いなのか。 それにはあるきっかけがあったので 今日はそれを書きたいと思う。 それは15歳の春休みだった。 中学を卒業して春から高校に進学する 1番気楽な休みの最中に私は腹痛で病院に運ばれた。 いろいろ検査しても今ひとつ原因がはっきりしない。 それなのにいつのまにか手術が決まった。 なんとなく盲腸じゃないか、みたいなぼんやりし

          ともしび日記 6月26日