安野モヨコ
安野モヨコ&庵野秀明夫婦のディープな日常を綴ったエッセイ漫画「監督不行届」の文章版である『還暦不行届』の、現在連載中のマンガ「後ハッピーマニア」の裏話『後ハピのお話』、安野モヨコの新作エッセイや作品の裏側などをお届けしていくマガジンです。ともしび日記も更新中。 安野モヨコのnoteの更新は無料の記事を含めて週に1回くらいです。
安野モヨコのともしび日記をまとめたマガジンです。 日々の仕事のこと、日常のことなど投稿していきます。(スタッフ)
ライフスタイル誌「I'm home.」で連載中のインテリアにまつわる安野モヨコのエッセイ「ふしん道楽」。本マガジンでは、雑誌に掲載されたバックナンバーを公開していきます。
今年の夏は病院に通ったり自分が謎の熱を出して寝込んだりしているうちに あっという間に過ぎてしまった。 謎の熱は結構長引いた。 あと1日寝てたら全快する、というくら…
最近、物騒なニュースが増えてきた。 自動販売機が壊されたり公共物が持ち去られたりも恐ろしいが、地方の人里離れた一軒家に強盗が入って金品を奪われたというようなニュ…
監督の入院生活も早いもので2週間たった。 最初の頃はそれこそ痛みが強くて 辛そうだったけど 痛み止めを変えてもらったりして ほどなく緩和した。 今はだいぶ落ち着いて…
ニュースでみた方もいると思うけど 監督が骨折してしまった。 今は複雑骨折、と言う言い方はせず 粉砕骨折か開放骨折という言い方になるそうだが その分類で言うと粉砕骨…
少し前になるが、シジュウカラの言語を研究している 鈴木俊貴先生とバードウォッチをご一緒させてもらうと言う僥倖に恵まれた。 野鳥好きからするとマジで飛び上がるくら…
先月末に「働きマン」の5巻と 安野モヨコ選集の第1巻「さくらん」が発売された。 どちらも20年近く前の作品で、懐かしさで 手にとってくださるかたもいるかと思う。 どち…
免許を取ったので色々なところへ車で遠出するようになった。 昨年は長野県塩尻市にある奈良井宿へ行き古い街並みを堪能した。 中山道34番目の宿場町で江戸時代は「奈良井千…
昨日は久しぶりに会う年下の友人たちと 中目黒のネパール料理屋さんで女子会をした。 女子会! まだ言うのか。というつっこみはさておき 大変お料理がおいしかった。 ネパ…
冬になると毎年、頭を悩ませるのが加湿器だ。 さまざまな大きさとデザインや機能があって絞り込むのに一苦労。 それにしたって毎年悩むとはどういうことなのか。 今までう…
今年も無事春の百葉堂試着会が終了して ほっと一息ついている。 毎回ありがたいことに予約で満席になるのだが 少ないスタッフでの対応で渋滞が起きてしまい お待たせする…
先日誕生日を迎えて53歳になった。 しかし私は去年1年間ずっと会員登録や書類記入などに 53歳 と記入し続けていたので 誕生日の食事会で「53歳おめでとう!」と言われて …
最近気がついたんだけど塩味のクッキーやサブレが好きだ。 いや、もっと前から好んで食べていたんだけど 「塩味のクッキーを探す能力が高い」 と人から言われて自覚したの…
先日私はついにやってしまった。 免許をとって3年目にして2回目の事故である。 と言っても自宅の駐車場で隣に停めてあった自分ちの車に 自らつっこんでしまった、という…
うちのマンションの屋上は、室外機置き場以外はオープンになっていて結構眺めも良い。 都内にしては珍しくバーベキューをすることも許されている。 エレベーターで上がって…
年明けからショックなニュースが立て続いていたので ひとたび日記を書こうとするとやたらと長い。 また、重たい内容に終始してしまうので なかなか書けないでいた。 日記…
2021年5月号からはじまった安野モヨコさんによる表紙が、この6月号から3年目に突入します。モヨコさんといえば『働きマン』『ハッピー・マニア』に象徴される、現代のリア…
2024年9月22日 09:00
今年の夏は病院に通ったり自分が謎の熱を出して寝込んだりしているうちにあっという間に過ぎてしまった。謎の熱は結構長引いた。あと1日寝てたら全快する、というくらいのところでその1日が待てずに起き上がって家事をやったりシャワーを浴びたりしてしまう。監督から「モヨあるある」と言われるのだが今回もまたその轍を踏んだ。学習能力ゼロ人間。ぶり返した時の回復は、一回めよりも当然遅くなる。
2024年9月14日 09:00
最近、物騒なニュースが増えてきた。自動販売機が壊されたり公共物が持ち去られたりも恐ろしいが、地方の人里離れた一軒家に強盗が入って金品を奪われたというようなニュースを見ると戦国時代あたりのエピソードのようで、世の中が退行しているのを感じる。そんな話は日本昔ばなしのなかだけにしてほしい。それにしても野中の一軒家を狙うとは、やはり人の目が少ない、単純に入りやすい場所を狙っているような印象がある。
2024年8月20日 17:00
監督の入院生活も早いもので2週間たった。最初の頃はそれこそ痛みが強くて辛そうだったけど痛み止めを変えてもらったりしてほどなく緩和した。今はだいぶ落ち着いて元気そうだ。そんな合間にも毎回ねだられるのが甘いもの。私は甘いものが苦手なので自発的に買うことがない。お見舞いに持って行くとしても監督の好物のヨーグルトドリンクしか買っていなかった。あとはむくみに効く蓮の実のお菓子(塩
2024年8月3日 12:00
ニュースでみた方もいると思うけど監督が骨折してしまった。今は複雑骨折、と言う言い方はせず粉砕骨折か開放骨折という言い方になるそうだがその分類で言うと粉砕骨折と言う事になる。開放骨折とは皮膚を突き破って骨が出てしまったものを言うらしい。幸い監督の骨はそこまでアクティブな動きはみせていなかったがレントゲン写真だと、脛の骨の下のほうと足首のジョイント部分の骨のどちらもがジグザグ
2024年8月1日 17:00
少し前になるが、シジュウカラの言語を研究している鈴木俊貴先生とバードウォッチをご一緒させてもらうと言う僥倖に恵まれた。野鳥好きからするとマジで飛び上がるくらいすごい事だ。鈴木先生はシジュウカラが40種類以上の鳴き声でさまざまなコミュニケーションを取っていることを突き止めたかたで、このところメディアでお見かけする事が多いのでご存知の方もいらっしゃるだろう。最初この話を聞いた時はびっ
2024年7月24日 17:00
先月末に「働きマン」の5巻と安野モヨコ選集の第1巻「さくらん」が発売された。どちらも20年近く前の作品で、懐かしさで手にとってくださるかたもいるかと思う。どちらも描くのに大変なエネルギーを必要とする作品でどちらも完結しないまま時が過ぎたためにいつも批判対象となってきた。途中で放置した事自体は大変申し訳なく作者としては批判されても仕方ない事と思っている。ただもちろん理由も無く
2024年7月17日 17:00
免許を取ったので色々なところへ車で遠出するようになった。昨年は長野県塩尻市にある奈良井宿へ行き古い街並みを堪能した。中山道34番目の宿場町で江戸時代は「奈良井千軒」といわれるほどにぎわっていたそうで、当時からすればだいぶ数は減っただろうがそれでもかなりの規模の集落だ。昔ながらの建物がほぼそのままの形で保存されていて感嘆したが、同時にどうしてほかの歴史的建造物のある街はこのようにできなかったの
2024年6月25日 17:00
昨日は久しぶりに会う年下の友人たちと中目黒のネパール料理屋さんで女子会をした。女子会!まだ言うのか。というつっこみはさておき大変お料理がおいしかった。ネパール料理というと餃子と肉まんのちょうど間くらいのモモ、というお饅頭が頭に浮かぶ。モモは大好きだ。餃子と同じくらい好きかもしれない。東京都内のインドカレー屋はネパール人がやってる場合もままありインドカレーのメニューに紛れてネパ
2024年5月16日 17:00
冬になると毎年、頭を悩ませるのが加湿器だ。さまざまな大きさとデザインや機能があって絞り込むのに一苦労。それにしたって毎年悩むとはどういうことなのか。今までうちの加湿器はリビングや寝室など、場所によりその時その時の新製品を買っていくために全部別機種であった。たとえばリビングはインテリア性の高いバルミューダの壺のような加湿器。寝室は機能性重視でダイキンのハイブリッド式という具合。しかし、
2024年4月25日 17:00
今年も無事春の百葉堂試着会が終了してほっと一息ついている。毎回ありがたいことに予約で満席になるのだが少ないスタッフでの対応で渋滞が起きてしまいお待たせする事もよくあったので今回はいつもよりスタッフさんを増やし私入れて総勢10名でのお出迎えだった。みなさま百葉堂のスタッフ用サンプル着物と帯を着用でずらりと並んでくださると素晴らしく壮観。お客様が百葉堂のお着物を着てくださって
2024年4月8日 17:00
先日誕生日を迎えて53歳になった。しかし私は去年1年間ずっと会員登録や書類記入などに53歳と記入し続けていたので誕生日の食事会で「53歳おめでとう!」と言われて心底びっくりした。いつからだ…いつから53だと錯覚していた…?というわけで2年目の53歳に突入したのだが同年代の編集さんや友人と話していてほぼみんなが正直自分も今何歳なのかよくわからない、とかなんなら今が令和何年な
2024年4月1日 17:00
最近気がついたんだけど塩味のクッキーやサブレが好きだ。いや、もっと前から好んで食べていたんだけど「塩味のクッキーを探す能力が高い」と人から言われて自覚したのが最近でお菓子などはあまり買わないのに塩味のクッキーだけ何回も繰り返し買っている。最初にハマったのは15年ほど前で代官山にあった「イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ」という店名覚えるのに10年くらいかかった洋菓子のお店のチー
2024年3月25日 17:00
先日私はついにやってしまった。免許をとって3年目にして2回目の事故である。と言っても自宅の駐車場で隣に停めてあった自分ちの車に自らつっこんでしまった、というだけで誰にも怪我をさせずどちらにもご迷惑をおかけしないで済んで幸いだった。と、表向きでは言うことにしているけどいっぺんに2台の車を事故車にしてしまったのでそりゃもう落ち込んだ。一台は修理に1ヶ月以上かかるしお金もかなり高
2024年3月16日 09:00
うちのマンションの屋上は、室外機置き場以外はオープンになっていて結構眺めも良い。都内にしては珍しくバーベキューをすることも許されている。エレベーターで上がってドアを開けると、通路の両サイドに、低めのフェンスで区切られ植栽に囲まれた八畳ほどの空間が並ぶ。各入り口にはゲートがあり部屋番号が打ってある。それぞれにウッドデッキが敷かれソファセットやバーベキュー窯、カフェテーブルと大きなパラソルがあ
2024年3月14日 17:00
年明けからショックなニュースが立て続いていたのでひとたび日記を書こうとするとやたらと長い。また、重たい内容に終始してしまうのでなかなか書けないでいた。日記とはこんなに頑張って書くものでもなくその日にあったことを素直に書けばいいだけのものだ。そう思うんだけどなかなか筆が進まない。ちなみに今日のことを書けば午前中は仕事関係の打ち合わせがありなんかすごい経歴の照明デザイナーさんの
2024年2月14日 17:00
2021年5月号からはじまった安野モヨコさんによる表紙が、この6月号から3年目に突入します。モヨコさんといえば『働きマン』『ハッピー・マニア』に象徴される、現代のリアルファッションに身を包んだ女性像が目に浮かびます。そんなモヨコさんがなぜ「着物姿のどこかクラッシックな女性たち」を表紙に描こうと思ったのか。その背景にあるモヨコさん自身の着物への愛情を伺いました。いまでは、自らの絵柄で着物を作るブラン