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#サッカー

「サッカーをしている自分」は「本当の自分」か?

「サッカーをしている自分」は「本当の自分」か?

何か特定のものに取り組んでいるときの自分と普段の自分との間に違和感を感じたことはないだろうか。僕はこのギャップがずっと心のなかに疑問としてあった。

スポーツをやってきた人は競技中に性格が変わったかのようにプレーする選手を見たことがあるかもしれない。僕はどちらかと言えばそのように分類されるタイプだと思う。

サッカーとは全く違うコミュニティの友だちが試合を観にくると『普段と雰囲気が違うね』と言われ

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女子チームの派閥についてのお話。

女子チームの派閥についてのお話。

Twitterにこんなこと書きましたら、結構いいねが多くなったので少し掘り下げて書いていきます。

派閥。

あんまり良い意味ではないかもしれないけど、私はずっと昔から派閥と呼んでいます。
実際にこの派閥によって分裂したクラブもたくさん見てきました。怖いですね。

だからね、女子の派閥は、なめちゃいけないのですよ。

派閥というのは私の中で、同じ価値観の人の集まりだと思っています。

これは、だい

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デンマークでサッカーをする-3

デンマークでサッカーをする-3

 保育園や学童保育で過ごしていると、友達をすぐつくる子どもたちのコミュケーション能力に驚かされる。成人してから、しかも外国人と心を交わせるようになるのは簡単ではないと思う。デンマーク人と友人関係を作るのはなかなか難しい、とは現地在住の日本人からよく聞く。デンマーク人と友達になるにはまず語学力だが、プラス、もう一つ違う形のコミュケーションの手段を持っていると良いと思う。私の場合は「サッカー」だった。

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「学ぶ」とは「適応」すること

「学ぶ」とは「適応」、と捉えるとする。

生きるために必要なことは、ほっといても勝手に学ぶ。
その環境に適応しなければ死ぬから。

子供は虐待されようが何されようが親の言うことを聞くもの。
なぜなら子供にとっては、親に見放されることはイコール死だと本能的に知っているから。
兄弟で性格が違うのは、弟が自分も親に注目してもらうため、または兄よりも愛されるために、弟が本能的に違う性格になるから、と聞いた

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「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」を批判する(3)

「ナショナル・フットボール・フィロソフィーとしてのJapan's Way」を批判する(3)

ここまで,読み手の足並みを揃えることを目的として,Japan's Wayとは何か?なぜJapan's Wayなのか?を批判してきた.プロローグの言葉の「曖昧さ(読み手の解釈の広さ)」と論理の流れの悪さで前提を揃えることができなかった.しかしながら,私は何を批判するにしても,壊すことを目的としない.改修型や修理型の批判として,土台から建て直すところ,もしくは壊れているところを修理するところまでをきち

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「サッカーのコンセプトメイクについて多分誰も気が付いていないこと」(全文公開)

「サッカーのコンセプトメイクについて多分誰も気が付いていないこと」(全文公開)

いったい私は何をしているのか、が定義できないと自分でも仕事がしづらいし、協力して他者と働くことも難しいということに気付いてはいるし、たぶん、どうやら今までに誰もやったことのないことをしようとしている、あるいは何かを再定義しようとしているっぽいので、自分でつくんないといけません。

そもそも私はサッカー監督になるための勉強をしてきて、そしてそのためにサッカーというものを学んできたわけですが、ただその

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無名の究極のフットボーラー

無名の究極のフットボーラー

彼の名は世界的に、いや日本国内ですら知られていない。
けれども、彼こそがフットボールを体現し、フットボールを日々新しく創造している究極のフットボーラーであることはもはや疑いようがない。

彼は孤独と向き合い、人生と向き合い、生とは何か、死とは何か、人間とは何かを考え続けてきた。

彼の目に映る世界は、どこまでも純粋で、それでいて繊細で脆く、時に彼のこころを執拗なまでに傷つける。

けれども、その眼

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まだまだ可能性を感じる! フットボールカルチャーの未来を描くSHUKYU Magazine大神編集長にインタビュー≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

まだまだ可能性を感じる! フットボールカルチャーの未来を描くSHUKYU Magazine大神編集長にインタビュー≪6/4-10開催!ヨコハマ・フットボール映画祭2022≫

コアなサッカーファンだけではなく、あまりサッカーを知らない人にも受け入れられるSHUKYU Magazineについてルーツとこれからを伺います。

みなさん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第53回を担当しますスタッフのSallyです。よろしくお願いします。

ヨコハマ・フットボール映画祭 2022の会場内ギャラリーにて、フットボールカルチャーを愛する皆さんとの交流の場

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【サッカーと働く】第3回 52人を導く44歳の本部長は、スポーツのチカラを信じる「気概のある心配性」

【サッカーと働く】第3回 52人を導く44歳の本部長は、スポーツのチカラを信じる「気概のある心配性」

第2回で紹介した津村尚樹氏が「JFAに入ってはじめての遠征で、お互いに右も左も分からない中助け合った、JFA唯一の友人」と評した、マーケティング本部長の髙埜尚人氏に話を聞きました。

JFAに入るきっかけは、取引先としての謝罪

大学卒業後、人材紹介会社で働いていました。そこで3年目のときに担当していたクライアントのひとつがJFAでした。あるときにJFAから内定をもらった推薦者が辞退を申し出て、自

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日常の中の非日常。

日常の中の非日常。

スポーツでこの国を幸せにしたい。
人々の生活をもっと豊かにしたい。
スポーツを稼げる産業にしたい。

この抽象的な理想を本気で言い続けて行動することは、この仕事をする上で実は大切なこと。

多くの人がスポーツ業界を志し働く人も増えて、今は多くの組織でガバナンスが効きはじめ、実行したプランに対して振り返りPDCAを回すというビジネスで当たり前に行われることが各クラブでも根付いてきていると思います。

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選手の日常を徹底して把握し、睡眠改善へ。ブレントフォードFCは睡眠からビッグクラブに立ち向かう

選手の日常を徹底して把握し、睡眠改善へ。ブレントフォードFCは睡眠からビッグクラブに立ち向かう

英プレミアリーグを戦う、ブレントフォードFC。4月2日のリーグ戦では、強豪のチェルシーを倒し話題となりました。

彼らが選手獲得に巨額の投資ができるビッグクラブと互角に戦うために力を入れているのが、睡眠です。

「われわれが結果を出すために重視しているのは、とにかく基本を徹底することです。技術的なトレーニング以外では、質の高い睡眠こそがパフォーマンスを最大限発揮する鍵を握っていると信じています」と

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マリノスサポーターがベトナムのサポーターと応援について語った話

マリノスサポーターがベトナムのサポーターと応援について語った話

どうも、akira(@akiras21_)です。
ホーチミンに比べると日本は涼しいですね。風邪引きそうです。

今回はベトナムのサッカーリーグであるVリーグ所属のホアンアイン・ザライFC(HAGL)の応援文化について、現地サポーターの方とお話ししてきたことをちょっぴりご紹介しようと思います。

HAGLサポーターと話すまでのいきさつ2022シーズン、僕が応援する横浜F・マリノスがAFCチャンピオン

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WEリーグの何が人を惹きつけるのか、女子サッカー新参者が考えてみた

WEリーグの何が人を惹きつけるのか、女子サッカー新参者が考えてみた

1.サッカーという競技の激しさと上手さ観に行けば必ず、WEリーグって凄いと思える。その要素として、第一に感じたのは【激しさ】。初めて生で観た日に一番強く感じた印象がそれでした。女子だからとかいう想像が全く覆る、バッチバチに激しい。熱い。相手が誰であろうと削るし、競り合うし、体を当てる。見ていて(ぅお..!!)とビビった記憶が何回もある。但しお互いリスペクトを持っているため揉めません。

次に【上手

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Web3体験型サッカークラブ支援とは? 「応援」と「投資」のあいだ

Web3体験型サッカークラブ支援とは? 「応援」と「投資」のあいだ

みなさん、ご無沙汰しています。
鎌倉インターナショナルFCオーナーの四方です。

昨年9月、クラウドファンディング2.0と銘打った「FiNANCiE」にて「鎌倉インテルトークン」を発行しました。

その時点では、トークンという言葉も一般的ではなかったので、ファンディング期間であった47日間に渡り、毎日音声配信をして、皆さんに地道にその啓蒙活動を行ったり、注目を浴びた【話題の「クラブトークン」って一

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