ふと人生の分岐点にて立ち止まり自身の人生を振り返ってみた。 家族というものに、御世辞にも恵まれていたとは思わないが、流れゆくところ、常に多くの方々に支えていただいた有難い道の…
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#父
人は過ちを犯す生き物である
中学3年の夏頃であったであろうか....
長屋暮らしも慣れて来た....
近所のお風呂屋さんでは
すっかり馴染み客となり...
名前も知らない
多くのおばちゃん達が
入れ替わり立ち替わり
私の背中をせっせと流してくれるまでに..
とても仲良くなっていた...
....というより...
まるで母のように
優しくお世話をしてくれた....
そんな沢山の
母のような方々と
一緒にいると...
蒸発した父の復活劇✨
私が5年生に上がる頃であっただろうか....
冬眠していたクマが穴蔵から出て来るように、父がちょいちょい
私の前に顔を出すという頻度が
多くなってきたように感じていた....
それまでも
たま〜に、外で遊んでいる私に
車の中からクラクションを鳴らしては
手招きし
車の窓越しに
ジャラジャラと
小銭でお小遣いをくれていた....
なかなか気前の良い
気の優しい人だったように思う。
しかし
その頃