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男社会で負けて男をやめた話

男社会で負けて男をやめた話

まず、私は男社会で完全敗北した男です。
もう2度と社会に戻ることはないでしょう。

『強い男』になりたかった男でした。

警察官。現場作業員。前科者だらけのブラック企業。
・・・これまで私が勤めてきた会社はどれも、過剰なほど『男らしさ』を求められる男の職場ばかりでした。

男は男らしさを求められるあまり、
苦しんだり、苦しめたりしてしまうことがある。

最近では「男は弱くても良い」という意見をたび

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さよなら、こじらせ女子

さよなら、こじらせ女子

「お前は俺が考える、現代のこじらせ女子だ」

伸ばしきった長髪を結び、下駄を履いて登校するような同級生に突然そう言われた。

「はぁ?」

その時、私は過労死寸前で休職中。心療内科に通いつつ、映画やアニメを見ては死にたい衝動を抑えているニートだった。

「とりあえずこれを読め」

2011年当時、AVライターとして活躍していた雨宮まみさんの『女子をこじらせて』という本だった。

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親友にふられた話をしてもいいかな?

親友にふられた話をしてもいいかな?

スージーへ

たぶん、長くなっちゃうんだけど、
書くなら今だ、今しかない!って、
そう思ったんだ。

だからこの近況報告を読んでほしい。

今、読んでもらってるこのnoteにさ、
2014年から書きつづけていたら、
めっちゃありがたいことに、
「投稿コンテストの審査員をお願いします」
ってnoteの事務局さんから、言われたんだ。

いやあ、もうほんと、信じられないよね。

昔は、ただただ、
「ここ

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貧困を抜け出すのに、必要なことは何か

貧困を抜け出すのに、必要なことは何か

「社会的弱者の多くは転職ができない。収入をあげられないのは自己責任だ、というのはいささか暴力的だ」ということを
私は過去いろんなところで聞いたり、見かけたりしてきた。

大体解決策として出てくるのは「最低賃金の値上げ」「高所得者からの納税額引き上げ」で、いつも「本当にそれでいいのかな」という気持ちになる。

実際社会的弱者という一言にも色々な状況が含まれるので一概には言えない。
身体的な問題で

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【漫画家用】漫画のストーリーで勉強になったおススメの本6冊

【漫画家用】漫画のストーリーで勉強になったおススメの本6冊

作者のみなさん、おは今晩日和 晴十ナツメグです!

前回のクラウドファンディングの打ち合わせの記事ですが
反応もらえてびっくりしました
いやはや有難うございます!

そんなこんなで今回も何か書こうかなと思います!

・私は、これから紹介する本を読んで
めちゃストーリー下手くそ漫画家から普通くらいは描けるようになった!

お勧めの本を紹介する前にひとつ小話を…

結構漫画家の業界にいると人気商売とい

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『ゴシップガール』が教えてくれた、ネット社会と恋愛のハナシ|Netflix

『ゴシップガール』が教えてくれた、ネット社会と恋愛のハナシ|Netflix

時は少し遡って、2020年12月末。年内にハマったものは年内に消化しようと思って、海外ドラマ『ゴシップガール』をNetflixでひたすら観ていた。元々、アメリカのスクールものが大好きなわたしには、この作品はかなりハマった。ファイナルシーズンを含めて全6シーズンとかなりの長丁場ではあったが、最後まで目が離せず、飽きることはなかった。ネタバレがないようざっくりとした物語の流れだけを載せ、感想に早々うつ

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漫画の描き方|それぞれ漫画ジャンルによって求められるものとは #022

漫画の描き方|それぞれ漫画ジャンルによって求められるものとは #022

少年漫画、少女漫画、青年漫画、いったい何が求められるのか、何が描ければいいのか、ということは一概には言えなそうです。大きく時代によっても、細かく雑誌ごとに見ても、求められるものは違いそうですよね。

想定する読者もなかなかに複雑です。今や少年漫画を大人も女性も読む時代です。少年漫画というジャンルが「10代の男の子読者に向けたもの」という意味ではなくなってきています。

そんな風に漫画を取り巻く状況

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みんな違って、みんな面白い。

みんな違って、みんな面白い。

〜漫画家さんとのやりとりで気をつけていること。④〜

先日、東京ネームタンクのごとうさんがこんなツイートをされていました。

漫画には「共感型」と「興味型」があるということ。そして、それが知られていない危機感についても触れられています。

この話題については僕も思うところがあるので、僕は漫画編集者の立場からになりますが、今日はこの「タイプ」のことについて書いてみます。

答えがない世界だからこそ一

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「書きたい」「書かなきゃ」でも「自分の中には書く価値のあることがない」と心が折れそうなときには。

「書きたい」「書かなきゃ」でも「自分の中には書く価値のあることがない」と心が折れそうなときには。

そんなに気負わなくてもいいんだよ別に。

読んだ端からすぐに役立つ、経験と実績に裏打ちされた情報や知識をわかりやすく伝達するような文章とかじゃなくてもさ、

自分の好きなものやことについて、全力でなりふり構わず書けばいいんだよ。いまどきはみんなそういうのが読みたいんだよ。

っていうアドバイスもまぁ効果的といえば効果的かなぁとも思うのですが、

でも、

たとえば「自分の趣味や好きなもの」ってのを

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なんで自分はこんなことやってるのかなぁ…という悩みに襲われたら。

なんで自分はこんなことやってるのかなぁ…という悩みに襲われたら。

結論から書きます。

なんであなたがそんなことをやっているのかというと、

それはあなたが「世界をよりよくする新しい”グルーヴ=うねり”を、この世界にもたらすために存在している人だから」です。

なので、そういう悩みに襲われたら、

自信を持っていまやっている「そんなこと」をやり続ければいいと思います。

これだけではあまりに乱暴だと思いますので、ここからちょっとくわしく書きます。

の前に、

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そもそも愛されなきゃいかんのか?

そもそも愛されなきゃいかんのか?

本記事は過去、旧paletteq(現在はpalette多様性×インタビューメディア)に寄稿した漫画です。旧paletteqのサイト移行に伴い、投稿記事が WEB上で検索できなくなってしまったため、こちらに再掲します。

注:palette様、本アカウントでの掲載に問題があれば、ご連絡ください。

愛されることが当たり前みたいに言われている昨今だけど、本当に愛されなきゃいけないのだろうか?ストレート

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【サディ×しーげる マンガ編集者談議】魅力的なキャラクターをどう生み出す?

【サディ×しーげる マンガ編集者談議】魅力的なキャラクターをどう生み出す?

「マンガはキャラクターがすべて」 

え、そうなの?!

どうやら読者がキャラクターに魅了されファンになることで、作品自体も長く愛されるものとなるらしい。

マンガを描いたことも編集したこともない私にとっては目からウロコの話ですが、マンガ家さんはじめ作り手側の皆さんにとっては一番の肝であり難しいところでもあるのだとか。

じゃあ、魅力的なキャラクターってそもそもどういう人物なのか?どう生み出せばい

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なにかが腹落ちするのにはどうしても2、3年はかかります

なにかが腹落ちするのにはどうしても2、3年はかかります

なにごともある程度腹落ちするまでには、どうしても最低2、3年かかります。

これは、学問でも仕事でも趣味でも同じことです。

また、この「2、3年」という年数はかなり必死こいてやった場合のみで、ボワーンとやっていると10年くらい経っても何一つ腹落ちしないこともあります。

なお、ここでいう「腹落ち」というのは「ああ、なるほど。そういうことか」とある程度納得感が芽生えるレベルです。知識として頭で知っ

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小説家の魅力的なキャラの作り方、教えます

小説家の魅力的なキャラの作り方、教えます

小説はキャラがすべてを決める、と言ってもけっして言い過ぎではありません。
誰がなにを考えて、どう行動したのか……。
その積み重なりが、物語の流れを決定づけるからです。

本当に心に残るクリエイティブな作品を思い返してください。
そこには魅力的なキャラが必ずいるはずです。

私の知るとある編集さんは、「キャラさえしっかり立てれる作家さんだったら、多少文章力が低くても安心して仕事が任せられる」と言って

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