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おすすめの本一覧

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「誰かにおすすめしたい!」と思った本をまとめています。ジャンル不問。
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#KADOKAWA

著…mipig 監修…田向健一『#大好きマイクロブタさん』

著…mipig 監修…田向健一『#大好きマイクロブタさん』

 ちっちゃなちっちゃなブタさんたちの魅力を詰め込んだ本。

 ピンク色でぷにぷにしているお鼻。

 笑っているように見えるお顔。

 モチモチしたお腹。

 どの写真もとってもキュートで、写真を眺めているだけでも凄く癒されます。

 また、この本には、

 ●マイクロブタの歴史
 ●平均寿命
 ●飼育を避けるべき住環境の例
 ●家族になるための心構え
 ●日々のお世話の仕方
 ●病気の例

 とい

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著…上島光『竜ちゃんのばかやろう』

著…上島光『竜ちゃんのばかやろう』

 ついさっきまでそばにいた大切な人が、いなくなる。

 しかも自死によって。

 これは、遺族の慟哭を綴った本です。

 なお、著者は上島竜兵さんの奥様。

 この本には、お二人の出会いから別れまでが書かれています。

 それにしても、なんて悲しいタイトルなのでしょうか…。

 本心では「大好き」と言いたくても、「ばかやろう」と泣かざるを得ない状況になってしまったなんて…。

 という文からも、途

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著…くまごろ『美術館を装う 名画アクセサリーの作り方』

著…くまごろ『美術館を装う 名画アクセサリーの作り方』

 「世界的な名画を身近で眺めたい」という願望を持ったとしても、海外の美術館を訪れる時間とお金の余裕がある方でなければ、なかなか叶えられませんよね。

 しかし、「名画をモチーフにしたアクセサリーを身につけたい」という望みなら、日本にいても実現可能。

 これは、レジンや市販のパーツを使って『ひまわり』『紅白梅図屏風』『印象・日の出』等をイメージしたアクセサリーの手作り方法を紹介している本。

 著

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著…菊池一志『上手な採用面接が面白いほどできる本』

著…菊池一志『上手な採用面接が面白いほどできる本』

 面接を受ける人ではなく、面接をする側にいる人のための本。

 もし自分が面接をする立場だったらどんな人を採用してどんな人を不採用にするか? を想像しやすくなるので、面接を受ける立場の人にもおすすめ。

 この本には、会社の成長段階や社会の変化と共に必要な人材は変わる、ということが書かれています。

 「今どんな人を採用すべきか?」は非常に悩ましい問題ですよね。

 面接をするというのは、

 ●

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著…メアリー・スチュアート 訳…越前敏弥、中田有紀『新訳 メアリと魔女の花』

著…メアリー・スチュアート 訳…越前敏弥、中田有紀『新訳 メアリと魔女の花』

 わたしはこの物語を読み始めてすぐ、英国の草花の描写に心を奪われました。

 心地よい風に吹かれてかすかに揺れる可憐なお花たちや、太陽の光を受けて輝く庭の木々たちをすぐイメージ出来る文章だからです。

 なんだか、本一冊分の料金でイギリス旅行に出かけたみたいに得した気分。

 これは作者のメアリーさんが読者にかけてくれた魔法の一つなのでしょうか?

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが

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著…リュウジ『至高の鍋 黄金の配合つゆで〆までおいしい 一生モノレシピ100』

著…リュウジ『至高の鍋 黄金の配合つゆで〆までおいしい 一生モノレシピ100』

 かつお粉やうまみ調味料を活用して、手軽に美味しい鍋料理を作ろう! という本。

 雑炊、ラーメン、うどんの〆まで楽しめます。

 まさに飲兵衛による飲兵衛のための料理本。

 たとえば、

 ●究極のサッポロ一番みそラーメン鍋
 ●至高のしゃぶしゃぶ
 ●悪魔のみそバター鍋
 ●豆乳豚キムチ鍋
 ●無水ねぎ塩ごま油鍋

 といった鍋料理のレシピや、

 ●たまごのから揚げ
 ●あぶり長芋
 ●ト

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著…高須幹弥『高須幹弥の人には言えないお悩み相談室』

著…高須幹弥『高須幹弥の人には言えないお悩み相談室』

 著者のYouTubeチャンネルに視聴者から寄せられた様々な質問とその回答をまとめた本。

 美容整形に関するものから人生相談まで幅広く紹介されています。

 特に目を惹くのは人生相談。

 ●仕事が辛くて死にたい
 ●他人の批判が気になる
 ●クラスメイトから嫌がらせをされている
 ●人生で一度も彼女が出来たことがない

 といった悩みのひとつひとつに対して、理性的に、しかしとても丁寧にお返事し

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著…かじえり『メイクやパーツへの悩みが一気に解決! 知りたいこと全部知ってかわいくなる メイクの教科書』

著…かじえり『メイクやパーツへの悩みが一気に解決! 知りたいこと全部知ってかわいくなる メイクの教科書』

 メイクのコツを丁寧に解説している本。

 すっぴんからベースメイク、アイメイク、リップメイクといった流れが分かりやすいです。

 メイクをする前と後の写真も載っているので、「同じ人なのにメイクでこんなに変わるんだ!」と効果を比較しやすいです。

 使用しているコスメはデパコスとプチプラのバランスが良いので真似しやすいです。

 また、コンプレックスをカバーするメイクだけでなく、コンプレックスを活

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著…宮木あや子『校閲ガール』

著…宮木あや子『校閲ガール』

 名前からしていかにも校閲担当者っぽい主人公・河野悦子(こうのえつこ)と、その周りの編集者や作家の様子がテンポ良く書かれた小説。

 原稿を受け取ると、言葉や句読点などの使い方が不自然でないか、もしくは同じ表現を繰り返していないか、また、内容そのものに間違いがないか事実確認をしていく…、という校閲ならではの業務を興味深く読むことが出来ます。

 しかし、これはバリバリ仕事をする女性の小説というより

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著…貴志祐介『青の炎』

著…貴志祐介『青の炎』

 「大切な家族を守りたい」

 それは多くの人が抱く願いですよね?

 けれど、この小説の主人公はその願いを叶えるため、罪を犯します。

 そして…。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。

 この小説の主人公は、男子高校生・秀一。

 彼は、大切な家族を守ろうとして、人を殺してしまいました。

 自分が犯人だと露見すれば、ネットなどで自分だけでなく家族まで晒し

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著…横溝正史『金田一耕助ファイル5 犬神家の一族』

著…横溝正史『金田一耕助ファイル5 犬神家の一族』

 奇妙な遺言。

 絶世の美女。

 そして仮面の男…。

 この三つの要素を聞いただけでも、ただならぬ事件が起きそうな予感にゾクゾクしますよね。

 作品全体に立ち込める不穏さが好きです。

 わたしは特に小説家を目指している方にこの作品を読んでいただきたいです。

 まるで海外ドラマの引きのように、続きが気になる描写が随所にあって、読者を全く飽きさせませんから。

 登場人物たちがガンガン殺さ

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著…新見千晶 漫画…内田かよ『自分史上最強にかわいくなる! 一重&奥二重さんの劇変メイクブック』

著…新見千晶 漫画…内田かよ『自分史上最強にかわいくなる! 一重&奥二重さんの劇変メイクブック』

 コンシーラー、ビューラー、アイライナー、アイシャドウ、マスカラ、アイブロウ、眉マスカラ、ノーズシャドウ。

 これは、色んなコスメを上手に使いこなして、ぱっちりまん丸な目を目指そうという本。

 ほとんど漫画で構成されている本なので、読書の習慣がない人にも読みやすいです。

 アイメイクに使うアイテムの使い方や選び方が丁寧に紹介されています。

 たとえばマスカラの場合、

 ●一重、奥二重の人

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著…江戸川乱歩『黒蜥蜴と怪人二十面相』

著…江戸川乱歩『黒蜥蜴と怪人二十面相』

 妖艶な殺人鬼『黒蜥蜴』の美しくも恐ろしい物語と、『怪人二十面相』のドキドキワクワクの冒険譚を収録した文庫本。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。

 左腕に黒蜥蜴の入墨をいれ、黒ずくめにドレスアップし、宝石を身につけ、まるで薔薇が咲き誇るかのように赤い唇をした女が、

 と言って、私立探偵・明智小五郎に挑む…。

 この設定を聞いただけでもワクワクしますよね

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著…酒井順子『下に見る人』

著…酒井順子『下に見る人』

 人はどんな時に他人を下に見ようとするのか? ということを考えるエッセイ。

 本来、「どんな人が上で、どんな人が下だ」という境界線はありませんよね?

 そもそも、人は平等であるべきなので…。

 でも、残念ながらまだまだ人間社会は「縦」の繋がりで出来ています。

 それに、心が不安定な状態の人ほど、誰かを過剰なほど下に見ます。

 そうすることでしか、自分の心を守れないのかもしれません。

 

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