今後の学校教育について⑥。もし知的情報処理において、人間がAIに敵わなくなった時、生業をどうしますか?これは、特に子供たちが大人になる頃には、誰もが避けられないテーマです。故に学校教育で、どんなにAIが進化しても代替されない人間の能力とは何で、それを磨く道を教える必要があります。
今後の学校教育について③。更にアメリカでは、旅行代理店やコールセンターのスタッフがAIに仕事を奪われ、清掃員や介護士等に転職するケースも発生し始めている。数字を扱う業務分野は、特に代替スピードが早く、AI導入の影響で、日本の銀行員は4年間で4万人減少したとも言われている。
今後の学校教育について⑤。米国では既に、ChatGPTを子供の家庭教師につける親が増えている。月額数千円の利用料で無制限に勉強に付き合ってくれる。どんな変な質問や回答をしても、AIが相手なら恥ずかしくない。そのためか9割以上の親が「AIの方が優れている」と回答した調査結果もある。
今後の学校教育について①。義務教育における道徳教育の問題点について、思うがままに呟いてきた。では、どうすべきか?その前提として、単なる観念論に陥らないためにも、現実的に「近未来社会がどうなっていくのか?」を考え、これを踏まえないといけない。ここでは、その切り口を「AI」としたい。
今後の学校教育について②。AIの進化によって「高度な知的活動はAIが行ない、人間には単純労働しか残らないかもしれない」との見解がある。実際、米IBM社は去年、一部業務について生成AIで代替可能とし新規採用を停止。今後5年間で事務作業を中心に30%をAIに置き換えると発表している。
道端の死にかけのセミにホイミーっと言った。治ると思ったから。 それを見る大人は僕にナイフで刺す目線を送った。 僕の中の当たり前の道徳だった。 でも、大人には大人の道徳があった。 でも、僕と大人の道徳には違いがあった。 大人は道徳で僕を傷つけた、そして治そうともしなかった。 #小説
小中学校の「道徳」の授業について③。もう一つの課題は「徳目の上っ面の部分しか教えられない」ということ。つまり、現在の指導要領では『なぜ人に親切にするの?』『なぜ努力が大切なの?』『なぜイジメはいけないの?』『なぜ命は大切なの?』という根本的な問いにキチンと答えられないということ。
今後の学校教育について④。AIに仕事を奪われる原因の一つは、AIには「感情」がないため「人間よりも『部下』として扱いやすい」という点。例えば、AIは何回やり直しをさせても、夜中の3時に作業をさせても、文句一つ言わない。パワハラや長時間労働の心配もリスクもなく、人件費よりも安価。
小中学校の「道徳」の授業について②。その課題の一つは『教師は善悪を言わない、押し付けてはいけない、子供たちのほうで話し合いをさせるなどして考えさせる』というもの。これでは、子供たちに道徳を身に付けさせることはできないし、その結果、子供たちは動物的本能を優先する大人に育ってしまう。