真永和尚

浄土真宗本願寺派僧侶の山下真永です。平成3年に京都府城陽市に本願光道場(ほんがんこうど…

真永和尚

浄土真宗本願寺派僧侶の山下真永です。平成3年に京都府城陽市に本願光道場(ほんがんこうどうじょう)を開設し、布教活動をしてます。 競争的比較社会から調和的共生社会へと時代が進む中で、自分自身の新たな生き方を模索し、変革にチャレンジします。和尚のつぶやきにお付き合いください。

最近の記事

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生き方変革(Change) #1

何よりも難しいのは、 自分を変えることだと思います。 人の悪いところは よく目につきますが、 自分の悪いところは、 ほとんど見えません。 世代間の理解でも、 自分より若い世代にも、 自分より上の世代にも、 たくさんの不満を持ちながら、 自分の世代には大甘です。 そう考えると、一見、 自分を否定的に見ていても、 内心では自分が一番なんだ と思います。 時代が変わっていくスピードが 加速度的に早くなっている今、 変わることを恐れず、 変わることを楽しみたいと 思います。

    • 和尚のつぶやき #405(生かされる喜び)

      生きる喜びを感じる時 それはやりがいを感じ 自分の役割を実感する時です また日々の生活の中で 楽しく幸せを感じる時も そうでしょう 家族とともに過ごせる毎日に 喜びを感じることもあるでしょう 旅行に行って 美味しいものを食べたり 家族や仲間と過ごして 喜びを感じることもあるでしょう 人それぞれに 生きる喜びを感じる場面は たくさんあると思います 生きる喜びを感じられるのは とても幸せなことですが 生きていることが前提です 日常生活の中では 生きていることを 当たり前のように

      • 和尚のつぶやき #404(不満の取り扱い)

        誰しも何かにつけて不満はあります 満足していることも 不満なことも両方あるでしょう ここで大切なのは 不満よりも満足に視点を合わせ 日常をたくさんの満足で埋め 不満を満足へのエネルギーとし 両方をうまく取扱っていくことです 不満を感じたら 不満の原因を探り どうしたらいいかを考えます 不満を感情だけに置き去りにせずに もやもやを具体的にしていきます 具体化することで 大したことはないと わかる場合もあり 具体化できれば 解決策探っていきます 感情的にならずに 自分に原因があ

        • 和尚のつぶやき #403(素直さは宝)

          子どもの頃の素直な心は 成長とともに だんだん失われていきます 論理的な思考能力が発達すると 相手の言葉や周りの状況を ストレートに受け取ることが 難しくなります もちろん、世の中には 詐欺や騙しの手口が 横行していますから むやみに信じることは 危険ではあります 疑うことが危機管理でもあります 相手の言葉を疑ったり 深読みしたりすることが 増えていくにつれて 自分の素直さが失われていくように 感じることもあります 本来、素直であった自分が どんどん変わっていく ひねくれ者

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        生き方変革(Change) #1

          和尚のつぶやきを300人前後の方が閲覧してくださっている。 何か一つでも心にひっかることがあればうれしいと思います。 同じようなことを繰り返し呟いてますが、気が向いたら 寄り道してください

          和尚のつぶやきを300人前後の方が閲覧してくださっている。 何か一つでも心にひっかることがあればうれしいと思います。 同じようなことを繰り返し呟いてますが、気が向いたら 寄り道してください

          和尚のつぶやき #402(ずれている面白さ)

          理想と現実 自己評価と他己評価 値段と値打ち 見た目と美味しさ 予想と結果 見た目と性格 体格と体力 どれも少しずつずれてます すべてマッチしていると ストレスはありませんが 面白みはありません 理想と現実はずれているからこそ 理想を描くことに夢があります このずれが 色々なものを生み出し 生み出すための力となります 自分の中のずれだけでなく 他人との間にもずれはあります 考え方のずれ 理解のずれ やり方のずれ 選択のずれ たくさんのずれがあります 当たり前のことですが そ

          和尚のつぶやき #402(ずれている面白さ)

          和尚のつぶやき #401(老いること)

          「老いを学ぶ(#352)」と言う テーマで以前投稿をしましたが 人間にとって老いるとは どういうことでしょうか ただ単に年齢を重ねる 初老を迎えたら老いていく 還暦を迎えたら老いの本番 今の時代は60代はまだ若い 本格的な老いは70代から 老いの基準や捉え方は 人や時代によって様々です しかし生きている限り 老いは成長とともにあります 小学生から見れば 高校生は大人です 高校生から見たら 20代の若者も 老いがスタートしてます 自分で若いと思っていても 孫から見れば 立派な

          和尚のつぶやき #401(老いること)

          和尚のつぶやき #400(どこを向くか)

          前を向く 後ろを向く 横を向く 上を向く 私たちは色々な方向を向きます 歩いていても前を向きながら 四方八方に注意を向けて歩きます いくら前向きに考えることが 大切だと言っても 後ろを振り返ることもあれば 横にそれることもあります それが現実社会での生き方です 自分の向かう方向を 客観的に見つめることは大切ですが 意外と難しく 前向きにと思いつつも 後ろを振り返ってばかりだったり 他人や周りが気になり 前に進むことが 難しいこともあります また前に進むと言っても どの方向に

          和尚のつぶやき #400(どこを向くか)

          和尚のつぶやき #399(自由と束縛)

          自由と尊厳は私たちが生活する あらゆる場面で守られるべき 大切なものです 理由もなく自由を束縛することは 許されませんが、 実際は日々の生活をする中で 束縛と感じることもあります それは場面場面で課されるルールや 決まりごとに中で感じるもので 守らなければならないものです 家庭では親やパートナーからの束縛 職場では上司や同僚からの束縛 暗黙のルールか法的なルールかに 違いはありますが 束縛は身近にあります 特に会社のような組織においては 束縛を感じることは多いと思います し

          和尚のつぶやき #399(自由と束縛)

          和尚のつぶやき #398(自分にとっての誕生日)

          誕生日と言うと 子どもの頃は家族で祝ってもらい 大人になっても家族や友人に 祝ってもらいます おめでとうと言う、言葉をもらい プレゼントをもらったりします 誕生日については 人それぞれに色々な考えや思いがあります 子どもの頃の誕生日がうれしいと言う 素朴な感情からは遠のいていきます 年を取りたくないので 誕生日なんか何がめでたいのか 誕生日は祝ってもらうのではなく 親に感謝する日だなど 誕生日について 子どもの頃のように 単純には喜べないようです あまり、誕生日を深堀りしす

          和尚のつぶやき #398(自分にとっての誕生日)

          和尚のつぶやき #397(目的と行動)

          私達は、毎日、様々な行動をします 食事をする、お風呂に入る 買い物をする、仕事をする 勉強をする、遊ぶ、くつろぐ、寝る 一日の生活は 行動によって成り立ちます そして、それぞれの行動には それぞれの目的があります 食事ひとつとっても 家での日々の食事と 家族の記念日やデートで 外食をするのでは 目的は違います それぞれの目的にあった 食事内容や場所にすることは とても大切なことです どういう選択をするかは 目的によって大きく変わります いい結果を導くためには 目的を正確につ

          和尚のつぶやき #397(目的と行動)

          和尚のつぶやき #396(人の価値)

          人の価値は何か いろいろな価値基準があるが そもそも人を 価値という尺度ではかるのか 個人の性格であったり 持っている能力は 人としての価値と言うよりも 個性や特性であったり 得意分野や専門的な技能です 価値と言うほどのものではなく 個人が持ち合わせているもの 個人に備わっているもの そんな感じでしょうか 学歴や職歴も似たようなもので その人の価値を決めるものではなく 経験値でしかありません 人生の歩みとともに 差が小さくなっていきます 学歴や職歴はひとつの 構成要素ではあ

          和尚のつぶやき #396(人の価値)

          和尚のつぶやき #395(心と体のメンテナンス)

          車も住まいも メンテナンスは必要です 日頃のメンテナンスで手を抜くと 後々、大きな費用が かかることになります これは、私たちの体や心も同じで メンテナンスなしに使い倒すと 過労や疲労困憊で 病気になったり 心のバランスを崩してしまいます メンテナンスを おろそかにしてしまう原因は メンテナンスをしなくても 何とかなると言う思い込みです 理論的にはそうはいかないのですが 何とかなると思いたいのです メンテナンスにはお金もかかるし 日常的に 気をつけなければなりません 何とか

          和尚のつぶやき #395(心と体のメンテナンス)

          和尚のつぶやき #394(成長と成果)

          仕事でも勉学でも 成果を求められます 仕事では事業を成功させ 利益を上げることが求められます 勉学では成績の向上と 合格と言う成果が求められます しかし現実は そう簡単ではありません 成功に行きつくまでには 多くの失敗があり チャレンジをすれば不合格も 受け入れなければなりません 成果があるかどうかは 時の運もあれば 周りの状況にも大きく左右されます 自分の努力がすべて 報われるわけではありません 結果を保証するものではなくとも ひたすら努力を することが求められます 努力

          和尚のつぶやき #394(成長と成果)

          和尚のつぶやき #393(自分を育てる)

          保育、教育、いずれも 人を育てることです 子どもから大人まで 保育者、教育者が役割として 育ててくれます 色々な場面で育てると言う ことが行われます 人は保育や教育なしに 一人前にはなれません 学校、家庭、社会には それぞれに役割があり 優劣はありません しかし、外から与えるだけでは 人は育ちません 自らが成長するために 自分の力で自分を 育てなければなりません 悩み苦しみ もがきながら 答えのない道を 歩まなければなりません そこから逃げることはできません 親や先生、まわ

          和尚のつぶやき #393(自分を育てる)

          和尚のつぶやき #392(無意味と無目的)

          私たちは何かの意味や目的を持って 日々、行動します 目的地に行くために歩く 健康のために歩く 常に目的や意味もって歩きます 頑張って歩きます のんびりと何も考えずに歩くことは 少ないのかもわかりません 無我夢中で毎日、走りまわっていた 子どもの頃が懐かしくもあります 誰も成長するため、体のためとか 考えてはいません ただ、楽しく、 夢中で駆け回っていました 意味や目的を持たずに 無我夢中で行動できることが どれだけ素晴らしいことか 大人になるほどできなくなります ワクワクす

          和尚のつぶやき #392(無意味と無目的)