「毎週ショートショート」夜からの手紙。
たっくんへ。
はじめまして。たっくん。ぼくは、よるっていいます。
たっくん。びっくりしたよね。ぼくからてがみが、きたんだから。ぼくのこと、きらいだもんね。くらいから、こわいって、よる、ひとりでトイレにいけないんだもん。
でも。僕はたっくんのことが、だいすきだよ。だから、たっくんが、ねているとき、オバケからまもるために、たっくんが生まれたときから、ずっとたっくんのことを、みまもっているだよ。
だから、ぼくをそんなに、こわがらないで。すきになって。とまでは、いえないけど…