《創作大賞2024:恋愛小説部門》『友人フランチャイズ』第4話 友人フランチャイズ4028.5
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《第2章 第1節 友人フランチャイズ4028.5》
拝啓、秋山君。
今、君から貰ってずっと大切にしている『狐の嫁入り』を眺めている所だよ。今日の天気みたいに晴れたいのか、雨をふらせたいのか、まるで半端者だった昔の僕と秋山君みたいだなって思い出しながら、今ペンを取っているよ。それと、君の画集買ったよ。デザイナーとして成功しているみたいで、僕は自分の事のように嬉しいな。それにしても、君の見る景色はどうなっているんだい?いつも、君には殴られっ放しさ。そして、僕達を