自分用メモ
・保育園に送り迎えに行くと、乳幼児独特の匂いがする。記憶を辿ると、自分が子ども頃、保育園でも同じような匂いがしていた。
以前からコレは何の匂いだろうかと思っており、ネットで調べるとおそらく「ノナナール」という物質が原因である事がわかった。
生まれてから日が経つにつれてだんだんと匂いは変化していくそうだ。
・同じような名前の物質で「ノネナール」というものがあるそうだが、こちらは加齢臭の原因になる物質だそうだ。
・「ノナナール」を嗅ぐと安らぎを感じたり、「愛おしい」という気持ちを引き起こすことがわかっているそうだ。
・以前上野の博物館で、人間の子供は成長に時間がかかるため、出来るだけ長く庇護される様な工夫が色々されているとの説明を読んだ事がある。
「ノナナール」も庇護されるための工夫の一つなのだろう。健気さと強かさを感じる。
・この乳幼児独特の匂いは、体感だと小学校低学年までくらいあったと思う。
・調べているうちに、自分の小学校時代の事を思い出して来た。
当時から団体行動が苦手で、特に道徳の時間や合唱のような「みんなで歌う場」が苦手だった。
・理由としては、道徳であれば(私の場合はだが)みんなで考えよう、意見を出してみよう、と言いながら結局言わせたい答えがあって、少数派の意見はすり潰されマジョリティに均される感じがあり苦手だったし、合唱では強制的にみんなで頑張らされる感じが嫌だった。同じ理由で運動会なども苦手だった。
・要は有無を言わさぬ空気感とか、同調圧力が苦手なのだ。そしてそれに乗らされる自分自身も。
思い出すと、当時はそこまで重大に受け止めていなかったが、大人になってからの方が随分気楽だ。
今から子どもに戻りたいとは絶対に思わない。
でも、子どものうちに強制的に様々な人の中に入れられていたのはいい経験だったと思う。
・それでも今の子どもたちが少しでも、自分らしく伸び伸びと育てられる環境になっているといいなと思う。
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