柚木麻子さん『ナイルパーチの女子会』が完全にホラー小説でした。事前にホラーだって教えてもらわないと……心の準備ができていなかったので、心理的ダメージが大きかった。でも読ませる。
小説『楽園のカンヴァス』 とある大富豪が所有する絵の鑑定を任されます。さらに、その絵の専門家がライバルとして登場します。ルソーとピカソのエピソードを古書から読み取り、謎を解き明かす。芸術×ミステリーで、おすすめするならこの小説です。
(山本周五郎賞を受賞した『ゲームの王国』と、三島由紀夫賞を受賞した『無限の玄』掲載誌である『早稲田文学増刊 女性号』の並び、な〜んか既視感あるんだよな……と思っていたら、半年ほど前に自分が書いた原稿だった……)