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婚約者が失踪したらどうしますか?  宮部みゆき『火車』

ラスト1行が史上最高!!

 私の中の女王宮部みゆきさんの代表作でもありますね♪1992年から連載が始まった小説です、、もうそんなに前なのか、、、

 親戚の男性から相談を受けた休職中の刑事の物語です。その相談というのは、銀行員である男性の婚約者が失踪してしまい、彼女を探してほしいというもの。婚約者が失踪って、、きついですよね、、

調べるほどに謎が深まる、読むほどに引き込まれる

 依頼を受けた主人公は彼女の消息を手繰り始めます。その謎を調べるととともに、読み進めるほどにストーリーに引き込まれていきます(*´▽`*)   自分の婚約者と思っていた○○さんが、実は全然別の人なのか?といった疑惑も浮かんできたりします。

現代にもある、借金の怖さ

 誰もが思いがけないきっかけで軽い気持ちで借金をしてしまうことってあると思います。現代でも変わらない状況と妙にリンクする部分もあり、彼女の苦しみにも思いをはせてみることもあるでしょう。

もう一度言います、ラスト1行が史上最高です♫

 物語の最後に、中心人物である彼女の一言が発せられます!霧をつかむような彼女の存在が、一気に現実になる瞬間です!!この物凄い小説、ずーっとお薦めします(^^)/


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