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年間40冊以上本を読む私の、本の選び方を紹介します。

おもしろい本を読みたいけど、
最後まで読んでみないと、面白いか判断できません。

最近ではなんとなく、「アタリ」をつけて、本を選ぶようになり、
おもしろい小説に出会う確率が上がりました。
今回は、おもしろい本の「アタリ」の付け方を紹介します。

文学賞から選んでいます。

結論として、好きなジャンルの文学賞からあたりをつけています。

文学賞というと、「芥川賞」や「直木賞」などが有名ですが、
「芥川賞」や「直木賞」を「アタリ」の目印にはしていません。

「芥川賞」のような純文学は苦手ですし、
娯楽性の高い小説に送られる「直木賞」受賞作品は、
私には難しいと感じたことがあるからです。

ただ、本好きとして、「芥川賞」「直木賞」のニュースはチェックしています。知っている小説家さんが受賞するのを応援したくなりますね。

「芥川賞」と「直木賞」の説明と違いは以下の記事がわかりやすかったです。

私が好きな文学賞

私は、好きな小説は以下のような特徴があります。
・世界観(設定)が独特なこと
・伏線と回収がきれいで、読み終わた後にスッキリ感があること
・ミステリー系、冒険系

このような特徴に合致する文学賞があるのです!!!!!
文学賞によって、テーマが少しずつ違うのですが、
完成度が高く、誰かにお勧めしたくなる小説ばかりです。

では、私が「アタリ」を付けている文学賞を紹介します。

大藪春彦賞 -優れた物語世界の精神を継承する新進気鋭の作家贈られる-

大藪春彦賞は、新人小説家に贈られることが多いです。
テンポがよく、下調べなど交渉もしっかりされていて、
サクサク読めるイメージです

この賞で、勢いのある小説家さんを知り、ファンになることもあります。

伏線と回収が気持ちよく、謎がスッキリ解決できる小説が多いです。

私が好きな大藪春彦賞受賞作品
『白い衝動』(呉 勝浩)
『Ank: a mirroring ape』(佐藤 究)
『革命前夜』(須賀しのぶ )
『龍神の雨』(道尾秀介)
『サクリファイス』(近藤史恵)

他にもまだまだ、気になる小説があるので、読み進めたいです!

吉川英治文学新人賞 -最も将来性のある新人作家に贈呈-

吉川英治文学新人賞も、新人小説家に贈られる賞です。
ただ、大藪春彦賞と比べると、内容が凝っているものが多く、
考証のレベルがさらに1段階あがっているような気がします。

世界観(設定)が圧倒的で、グイグイ引き込まれてしまいます。
「あっ」という間に読み終わってしまいます。

大藪春彦賞と同時受賞になるケースも多々あります。

私が好きな吉川英治文学新人賞受賞作品
『Aではない君と』(薬丸 岳)
『村上海賊の娘』(和田 竜)
『ツナグ』(辻村深月)
『天地明察』(冲方 丁)
『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎)
『ワイルド・ソウル』(垣根涼介)

映画など映像化することも多いです。

江戸川乱歩賞 -ミステリー作家の登竜門-

新人賞の中で私が一番「アタリ」をつけています。

「直木賞をとって消える人はいるけど、乱歩賞をとって消える人はいない」ともいわれるくらい、実力を感じられる賞になっています。

この賞で小説家デビューする方も多く、歴史も長いです。
まさに、「登竜門」です。社会派ミステリーが多く、トリックの精度が高く、尖っている作品が多い印象です。

私が好きな江戸川乱歩賞受賞作品
・『闇に香る嘘』(下村敦史)
・『13階段』(高野和明)
・『テロリストのパラソル』(藤原伊織)
・『放課後』(東野圭吾)

実は、他にもアタリを付けている文学賞があります。
・山田風太郎賞
・山本周五郎賞

こちらの受賞作品も、おもしろい小説が多く、アタリをつける目印になっています。

本を選ぶときの提案

もし、小説を普段読まないけど、何か読んでみたい方に
選び方について提案があります。

提案
①3年前の本屋大賞の受賞作品と候補作品を調べる。
②大賞から5位までの5作品のあらすじを調べる。
③その中で、直感でおもしろそうな本を選んでみる。

3年前の本屋大賞の受賞作品と候補作品を調べる。

「本屋大賞」は本屋の店員さんがおすすめする本を投票で選ぶ賞です。
本を普段読まない人でも、おもしろく、読みやすい本が多い印象なので、
とっつきやいとお思います。

最近では、ニュースで取り上げられるなど注目されおり、
もしかしたら、同じ本を読んだことがある人もいるかもです!
本の感想をシェアすると、違った観点がわかっておもしろいです。

ポイントは、候補作品まで調べることです。
大賞だけがおもしろいわけではないのです。
「個人的には3位の作品の方がすき」ということも十分ありうるからです。

「3年前」というのは、3年前に出版された本であれば、
文庫版が出版されていることが多く、単行本で買うよりも安く買えるからです。

また、映画化されるタイミングと被ることがあるからです。
2020年現在、3年前の受賞作品『蜜蜂と遠雷』は映画化も
文庫化もされていますね!

②大賞から5位までの5作品のあらすじを調べる。

人によって、おもしろいと思うベクトルは違います。
気分によっても、読みたい本は変わってくるでしょう。

本屋大賞の受賞作や候補作はさまざまなジャンルがあるので、
その中から、自分が読みたいジャンルを見つけるためです。

③その中で、直感でおもしろそうな本を選んでみる。

直感というのがポイントです。
じっくり悩まず、「読もう!」と思えたら、勝ちです。
だいたい、その直感はあたりになる可能性が高いので、
その本をぜひ、読んでみてください!!!

もし迷ったら、大賞受賞作品を読みましょう。

おわりに

今回は、私の本の選び方を紹介しました。
ぜひ、おもしろい小説に、であってほしいです。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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