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#2000字のドラマ

あなたの物語をマンガに。「若者の日常」をテーマにした投稿コンテストを開催します!

定番の記事一覧

祖父が残した言霊

本題に入る前に初投稿のnoteが思った以上に反応を頂けて本当にありがとうございます。私はあまり日本語の使い方が上手じゃないから、そこは暖かい目で見守って頂けたら幸いです。では本題に入ります こんなツイートをした この物語をもう少しだけみんなに届けます これは私と祖父の本当にちょっとした たわいの無い つまらない話 小学生の頃はあまり家に帰りたくなかった 理由は色々あって詳しくは言わないけど とにかく帰りたくなかった だから祖父の家によく寄り道していた じい

あなたの物語をマンガに。ソニーミュージック・note・TikTokで若者の日常をテーマにした投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します!

【10月19日更新】 審査結果を発表しました!以下の記事リンクからぜひご覧ください。 ソニー・ミュージックエンタテインメント、note、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」による「カクカタチ」プロジェクトで、若者の日常をテーマにした投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します。 本コンテストは、次世代のクリエイターとの出会い、発掘、さらなる展開を目的とした、「書く」を「カタチ」にする3社共同運営プロジェクト「カクカタチ」の第一弾企画です

泣き虫だから、手を握る。

おばあちゃんに会ってきた。 ぼくは動揺した。 こんな状態として見るのはやっぱりびっくりする。 姿を見てると気持ちが溢れた。 涙が止まらなくなった。 一生懸命生きてるおばあちゃんが誇らしい。 死ぬのが怖い、怖くてたまらない。 まだ生きてたい。 今日も沢山聴いた。 ピースしてっていったらダブルピース✌️ ちゃんと意思の疎通もできる。 まだまだ生きれるね。 大丈夫。 最近になって、一歩踏み出した背中が押して欲しくなって、直接会話をすることはもしかしたらもしかするから、聞きた

「高校入ったら告っていい?」今言えよ

大人なら絶対にありえないような不可思議でヘンテコな、それでいて大真面目なことが、子どもになら容易に起こりうる。 子どもの醍醐味は、人生経験の乏しさから生じる、目の前のことに対する一所懸命さにあると思う。 _____ 大学生の頃、小学生向けの模試の試験監督をやっていた。 教室で小学生に試験用紙を配って、「それでは始めてください」「時間です。ペンを置いてください」と書き終えた試験用紙を集める仕事だ。 12月のある日、小学4年生の模試の試験監督をした。 外には大雪が降っ

長すぎる恋が、やっと終わりを迎えた日

恋人になる人と出会ったのも、決まっていた出来事だったのかなぁと今は思う。 おしゃべりしている中で、「決まっている人生にしたがっているだけで、自分の意志でどうにかできることなんてないと思っている」という人生観を聞かせてもらった。 執着心だらけのわたしの頭に浮かんだのは、もう何年も前に別れた恋人の顔だった。 そういえば今日はバレンタインデー。少しだけ、わたしの恋の話を聞いてほしい。 その子と出会ったのは、「友達が来られなくなっちゃって」と開始2時間前に誘われて行った、飲み

早稲田大学が大っ嫌いだった、話。

郵便ポストを開けると『早稲田学報』が届いていた。 大学の最新情報・新しい設備・OB情報・寄付金・エトセトラ……を定期的に教えてくれるこの冊子も、最近は届くや否やゴミ箱に突っ込んでいる。 実は卒業年度の学費に、この雑誌の購読料金が上乗せされている、ということを最近知った。 ひさしぶりに最新号を開いてみると、女優活動をしている卒業生のインタビューが載っていた。同じ授業を受けており、先生方から一目置かれてていた彼女を私は一方的に知っている。 ページを捲ると、成績優秀な学生しかもら

時よ止まれ、お前は美しい【#2000字ドラマ】

 ツキがない時……なぜか色んな“ついてない”は、だるま落としみたいに重なる。体育でボールが顔面に当たった。自販機で好きな飲み物が品切れだった。お気に入りのキーホルダーが壊れた。  そして今、学校の帰り道。ダイヤが乱れて駅は激混みで、人混みに押されながら電車に乗り込み、吊革にしがみついた。そして右の隣の隣に苦手なクラスメイトの男子、加藤(かとう)の姿を発見した。いつも無表情で、あまり人とつるまずに、一人で音楽を聴いてる加藤。今まで話したことはない。  加藤は私に気づいたよう

ソニーミュージック・note・TikTokで開催した、「#2000字のドラマ」投稿コンテストの審査結果を発表します!

2021年7月21日から約2ヶ月の間、「若者の日常」をテーマとしたストーリーやアイデアを募集した「#2000字のドラマ」投稿コンテスト。期間中(7/21-9/26)には、4,379件もの作品をご応募いただきました!すばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。 noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。 選考の結果、下記のように入賞作品が決定いたしました。 ・・・ 入賞作品 からやぎ【短編小説】 高校を卒業してなんとなく地元に残り、26歳になった主人公

【掌編小説】ファビュラス・ファースト・ナイト

ウワノ ソラ、14歳の夏 地元のアイシャドウズという グラムロックバンドに恋をしている 学校の授業中も上の空で 耳に入れたイヤホンから流れる ボーカルのユウ君の 艶やかさと危うさの混じった歌声に うっとりとして、ため息をつく これは私の為の曲だとすら思う そして今夜、市街のライブハウスで アイシャドウズが演奏する ウワノにとって人生で初めてのLiveだ 両親に行きたいと言えば 反対されるに決まっているから 「友達の家に泊まる」と伝えてきた 口裏合わせをしてくれる葉子に 放課後

情報漏洩はTeamsのせいだから禁止!?TwitterのおかげでTeamsが守られた話

タイトルの通りの出来事がありまして noteに書きとめて、この御恩を永久保存します。 Twitterで助けてくださった皆さま、本当にありがとうございました! 情報漏洩はTeamsのせいだから禁止!? 非ITの弊社。色々な事件が起きる。 毎日の管理部門の朝会。 そこで上長から衝撃の議題が! 上長「皆さんに伝えたいことがあります。 昨日、給与担当のXXさんがTeamsで給与データをUPし、 関係のない部署より指摘がありました。 これは情報漏洩です。 私たちは再発防止策を考え

自己紹介 〜なんでnoteに入ったの? 〜

みなさんこんにちは。noteの荒木です。 きょうは、noteに転職することになったきっかけを書きますね。 「なんでnoteに入ったの?」。これ、本当によく聞かれるんですが、一度も詳細をお答えしたことがありませんでした。ちょっと気恥ずかしい、個人的な話だからです。         *** およそ25年。映像制作会社に勤務して、TV・CM・アーティストの映像作品を演出してきました。近年はNHKやEテレの作品に関わることが多く、主にドキュメンタリー・アート・教育コンテンツの

「#2000字のドラマ」コンテスト詳細

「カクカタチ」スタッフのソニーミュージック佐藤です。 プロジェクト「カクカタチ」では、第一弾企画として投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を開催します。 とその前に、そもそも「カクカタチ」設立のきっかけって? というお話です。突然ですが私、ものづくりに憧れがあります。アーティスト、クリエイター・・・職業にしてなくても、何かを生み出せる人=カタチ化できる人がとにかく尊い!と思っています。 日々、仕事をしている中で原石が発掘されるとどうやって多くの人に知ってもらえるかな

投稿コンテスト「#2000字のドラマ」入賞作品がマンガ化されました!

2021年7月21日から約2ヶ月の間、「若者の日常」をテーマとしたストーリーやアイデアを募集した「#2000字のドラマ」投稿コンテスト。 次世代のクリエイターとの出会い、発掘、さらなる展開を目的とした、ソニーミュージック・note・TikTokの共同運営プロジェクト「書く」を「カタチ」にする「カクカタチ」の第一弾企画です。 それぞれの受賞作品がもつ世界観が、クリエイターの手によりすばらしい「カタチ」になりました。 カタチ化するクリエイター 完成したマンガ作品を紹介しま

【短編小説】涙くんと涙ちゃん

「見ててな」 藤野は上目で俺を見ながら、人差し指で自分の目頭を差した。そこから、ツー、と涙が溢れ出す。鼻筋を通って、口元まで垂れてきたところで、涙を手で拭う。 俺は、急に泣き出した友人をまじまじと見る。 「まあ、びっくりするよね。これが俺の特技というか、特殊能力」 藤野はテーブルの紙ナプキンで涙を拭き取っている。 「自在に涙を流せる・・ってこと?」 藤野は頷く。 テレビで見るような、役者さんが役に入り込んで泣くのとはワケが違う。2秒ほどで、蛇口を捻るように藤野は

エンドロール

「最高だ~~~~~~~~」 映画館で最高の映画を観た上映の終わり、エンドロールを眺めながら頭の中でそう叫んでいる。人がいなければ叫んでいるかもしれない。 ポーズで言えば、眉間を押さえて天を仰ぐポーズをしていると思う。 「エンドロール見ない派」の人たちがポツポツと席を外す中、わたしは大体目だけで流れゆく文字を追い、頭の中では「最高だ~~~~~~」と思っている。 「こんなにもたくさんの人がこの素晴らしい映画のピースとなって制作したんだ、誰一人欠けてもできなかったんだ、ありがと

凱旋【短編小説】【2000字のドラマ】

 小学三年生の六月半ばの話である。私は年度から級友となった高城と書いてたかぎと読む男の家に遊びに来ていた。高城の家は、私の家から数分歩いたところにあって、帰り道を一緒にした後、また遊ぶという毎日を繰り返していた。  高城の家には、一人弟がいて、年は私と四つ離れているもんだから、今年で五つになる。弟は兄貴っ子で、兄貴の方も弟馬鹿であり、この兄弟仲が大変に良好なために、私はよく弟とも遊ぶようになっていた。  高城とはキャッチボールをして遊ぶことが多かった。私は二年生の八月の誕生日

青春はいつまでも

「大人になるのが怖い。」 僕が彼らに想いを打ち明けてから三年の月日が経った。 「彼ら」とは僕の大切な友人二人である。僕のSNSのフォロワーの大半は友人と呼ばれる人たちだけど、二人は特別な友人で、一言でいえば親友だ。 そんな二人との出会いは高校生のときだった。といっても入学した瞬間から仲が良かったわけではなくて、意気投合したのは三年生の夏のこと。 僕らの高校の文化祭は夏休み明けの九月すぐで、文化祭の準備は例年夏休みから少しずつ行う。僕とケイとマリはたまたま文化祭実行委員に

揺らしたい

はじめてのデートは泊まりだった。 友達に、「絶対やめた方がいい。おかしいよ」と言われた。 でも、私は行くことにした。 それまで友達関係だった彼には、一度告白して振られていた。 それでも、諦めきれずにいた。 振られた後も、どうしても彼の言動を目で追ってしまう私の姿を、友達は「痛々しくて見てられない」と言っていた。 そんな日々を送っているなか突然、彼の方から「付き合ってくれませんか?」と言われた。 『この人は誰でもいいのか?』と少し思ったけど、すぐに、そんなことどうで

続:発達障害の息子朝陽がお友達と遊ぶ約束をした話

皆さんこんばんは虹色の朝陽です🌈 今日は朝から子ども達がとある物を食べたいと冷蔵庫から出してきました。それがこちらです…

もしも世界からうどんが消えたなら

 閉店ギリギリのはなまるうどんに入ってきた男と女は店の閑散とした光景に唖然としてしばし立ち尽くした。そして我に返った男は女にこう言った。 「今日が世界でうどんが食べられる最後の日だってのにこの有様はなんだよ。どんな店でも閉店日は盛り上がるだろうに!」  女は男の悲しげな表情を見て自分も悲しくなった。今日はうどん最後の日。明日からはうどんはこの世界から消滅するのだ。うどんはラーメンやそばに乗っ取られていつの間にか誰も食べなくなった。人々はうどんを食べている人間を見つけると、

なぜ友達は約束の場所に来ないの?支援級息子の友達事情

こんばんは虹色の朝陽です。 週末はいつもであれば早朝から長男次男のサッカーの試合でグラウンドへ朝早くから向かっている私ですが、今日は練習試合の時間もゆっくりだったため朝はパン屋さんへ朝食を買いに行きました。

【小説】あの夜の会話: 相手を認める

今年の2月のある夜のこと。 私には中学以来の親友がいます。 そんな彼女と長電話をしました。 それも、今までで1番濃い内容を話しました。 まず、彼女との関係性について。 彼女と私は、中学一年生に出会い、同じ部活に入り、 同じ塾へ通い、同じ高校へ進学しました。 生憎、大学は離れましたが… 彼女とは、何度も距離を置いたり、くっついたり。 そんな厄介な女子みたいな関係を繰り返しました。 中学、高校、大学で、もちろん他にも仲の良い友達はいます。当時は誰が1番仲良いのかさえ決められ

救世主

電車に揺られ、イヤホンから聞こえるお気に入りのプレイリストに意識がふわふわと溶けていく。 今日も一日、社会生活をよく頑張った。会いたくない人とも会い、話したくもないのに話し、笑いたくもないのに笑った一日だった。 18時になったと同時に誰よりも早く学校という小さな社会から抜け出し、こうして一人で電車に揺られている時間が好きだ。 心地よい揺れに意識を手放そうとした、その時。大きな衝撃音とともに、鼓膜をつんざくようなブレーキ音が響き渡った。 人身事故らしい。 電車内の電気が消え、

『お婆ちゃんの味噌汁』愛夢ラノベP|2000字のドラマ(第2弾)あざとごはん

「やりたいな」という人に「今すぐやれよ」と言いたいな【人生行動あるのみ】

記事の結論:やれよ、いいからやれ、だまってやれ、いますぐやれ 手前味噌(味噌だけに)だが、昔から行動力には自信がある ・航空券だけとって東南アジア周遊したり ・青春18きっぷで日本を旅したり ・沖縄本島を一人、原付きで一周したり(真冬) ・金曜日仕事終わりにバリに飛んで寝ずに遊び、月曜日そのまま出社したり ・英語を勉強するために、外国人しかいない飲み会に一人のりこんだり ・誰一人知り合いが居ない、謎の同級生サークルに突撃したり ・謎のカラオケバーに突撃して歌い、知らない人

¥100

社会人4年目にわたしが経験した、本当にあった「人事異動」のお話。異動先はまさかの・・・

タイトルに敏感に反応された皆様、 こんにちは、(元)会社員つつおです。 会社員の運命を大きく左右する人事異動。 皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか。 栄転、左遷、単身赴任、と様々だろう。 今回は私が実際に経験した事を書いた。 皆さんが読者になって下さるかどうか、 今後を占うとても大事な初投稿なので、 真面目に書いた。 人事異動。 少し堅めの内容ですが、 お付き合い下さい。 では早速、時を戻そう← あれは2019年7月中旬頃だった。 いつも通り電車に揺られて出

#1 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 -プロローグ-

はじめまして。id_butterです。 SNSはほぼやっていないのですが、id_butterは完全なる裏垢であることをここに宣言します。なんのこっちゃです。 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 の1話目です。 id_butter情報 ・ 40代女性 ・ 既婚(離婚協議中) -> 未婚(先日、離婚が成立しました) ・ 二人の子供を子育て中 ・ 一般企業勤務 ↑こんないたって普通の私なのですが、今とんでもない嵐(本人的には)の中にいて、右往左往しているのでとりとめなく思った

からやぎ【短編小説】

インスタグラムを開けば、都会に出ていった同級生たちのすてきな日常が、私をボコボコに殴ってくる。打ちのめされて、モヤモヤとした暗雲のような気持ちが心の底に溜まっていくのを感じる。ハァ〜〜〜。煙草の煙と一緒に、思わず特大の溜息をつく。流行りの店、都会にしかない服、化粧品、話題のスポット…。そんなものこの田舎町にはない。何処を探したってひとつも無い。 「幸せが逃げたな」 いつの間に隣に立っていた上司がせせら笑う。彼は胸ポケットからiQOSを取り出して吸い始めた。ひとつひとつの動作

タトゥーの彼女

昼下がり。大学にあるピロティ下で煙草をぼんやりと吸っていた。 もう一本目に火をつけようとした時、友人が見知らぬ女の子と一緒に喫煙所に現れた。 その友人と他愛もない話をしながら紫煙を浮かべつつ、それまた自然の流れで彼女とも自己紹介を交わすことになった。 「朝倉くんっていうんだ」 その女の子とは初めましてだった。 「この娘、腕にタトゥー掘ってるんだぜ」 友人の一言。彼女は黒いブラウスの袖をまくる。 白い肩には筆記体で書かれた英語が刻まれていた。 「これ何て書いてあるの?」 「ええ

自分のことを「好き」と言える人生を

ぼくは勇気をだして、決断した。 6年勤めてきた会社を退職する。 所属にも報告して、いまはお世話になった方々に10分お時間をもらって電話で報告している。 勇気が必要だった。 ぼくが選ぶ道は転職ではない。 フリーランスだ。 コロナが世界を襲って、未曾有の不安の中で暮らす現代。僕にはチャンスに思えた。今、自分を変える時だ!この1年はあらゆることにチャレンジしてきた。やってこなかったことにたくさんトライした。周りから見たら滑稽だったかもしれない。それまでに、準備を怠ってきたか

「あくび」から「一目惚れ」(小説3)

平日の朝、つり革をつかみ電車に揺られながら大きなあくびをした。 それにつられてか、隣の人も大きなあくびをした。それを見てまたあくびをしそうになる。 良く言えば、ほのぼのした朝。悪く言えば、何の変化もない退屈な朝。 なにか面白いことが起きないかなとぼんやり思っているが、「じゃあどんなことが起きて欲しい?」なんて聞かれるとすぐには答えられない。 とりあえず外を眺めて何か面白いことが起きていないか確認するが、そんな都合よく自分の欲求を満たしてくれることが起きるはずもない。

あの星のむこうには。

※この物語はフィクションです。 見えない未来が怖くて、 終わらない今日が退屈で、 そんな毎日が、このまま続くと思っていた。 僕はまだあの“星”の名前を知らない 僕は今日もあのカフェにいく。 理由はただ一つ。 「就活」の準備である。 22歳になったばかりの僕にはもう時間がない。就活仲間も、少しずつ就活を終えて、バイトやら旅行やらの話をしている。 このご時世だが、どうやら若者には自粛規制も効かなくなっているらしい。 カフェでは「はじめまして」の顔ぶれも増え、来年の就

#2000字のドラマ 恋愛 学生 プロット  『~コチカメ~』

4月下旬、桜の花びらが散り始める葉桜の時期。 体育館ではバスケ部が猛練習中。 体育館裏の手洗い場。 女子生徒三人がキャッキャしながら歩いてる。 一人が何かとぶつかる。 驚いて振り向くと、クラスメイトの岸田舞香が真顔でつっ立っている。 少女A「あ、ごめん岸田さん!」 舞香「別にええよ」不愛想に言う。 少女B「あんた影薄いねんもん。もっと主張せな」 舞香「別にええけど、今動いたら怒るで」 困惑顔の三人。 舞香が地面を指差す。 舞香「勘吉が散歩中やろ」 三人の足元を小

10年目に突入した片思い(これはラブレターかもしれない)

私には大好きな人がいる。 出会いは9年以上前、当時26歳だった。その間に私自身が結婚していたり、離婚したり、彼氏がいた事もある。他の記事に書いた様にデートアプリで出会いを求めた事もある。けれど私の心の中には彼が常にいて、その気持ちを掻き消す為に他の男性とデートを繰り返していたのかもしれない。 彼は5歳年上の「港区男子」。出会った時は31歳。独立したばかりで港区臭はしなかったけれど、今は40歳になって六本木レジデンスに住みポルシェに乗り高級鮨を食べキャバクラに通い、派手な生

私が「note始める」と伝えたら、妻が泣きながら激怒した話

育休8カ月での経験を、いつか本にして出版したいと思っていた私。 あるきっかけから、noteを始めることに。 妻に「noteを始める」と伝えたら・・・ 「何で、アメブロじゃないの?」妻には、育休の経験を本にしたいと伝えてありました。 妻も本の出版を応援してくれている様子でした。 ところが、ある日、私が方向転換したのです。 「本の出版の代わりに、note始めようと思うよ。ブログみたいなものなんだけど、できれば毎日あげていこうかと。」 直後の妻の第一声。 「何で、アメブ

保健室の先生の励まし①

私が通っていた小学校は、かつて祖父や叔母、義理の叔父が教師をしていた伝統のある古い小学校で、クラスを松竹梅で分けられていました。私の学年は、松組と竹組の2クラスだけでした。 私は、その小学校で3年生までは毎日が天真爛漫な日々でしたが、4年生から6年生までの3年間は、仲間外れにされて村八分状態のいじめを受けた辛い時期がありました。そして殆どの友達が同じ目にあっていました。 仲間外れの呪縛が解けると、明るく活発な自分に戻り、仲間外れをする側にまわらなければなりません。そして、また

【小説】守り電

 一人暮らしを始めて以来の日課は、心配性の兄に最低一言何かメッセージを入れること。だいたい夜八時。忙しい時は面倒だし、寂しい時は有難い。電話をすれば必ずと言っていいほど出てくれる。ただ、他に用事はないのか訊きたくなってしまう。  いい加減シスコンを卒業しないと彼女も出来ませんよ。  そうメッセージを送る代わりに、「会ってほしい人がいる」と彼氏の存在を匂わせた。夏の終わりのこと。兄からの返事は、「心して会う」だった。  当日、兄は切りたてジョリジョリの髪型で、グレーのスーツ

写真で食べていけるようになるまでの人生の話。

 私がカメラと出会ったのは物心つく前。 子どもの頃の私は撮られることが嫌いで、母親のフィルムカメラを奪ってはシャッターを切りたがっていたらしい。大したものは撮れていなかったけど、カメラを手にすると手放さなかったそうだ。 この話は私が写真で生活するようになってから母が教えてくれた。 「今思えばあの頃から才能があったのかもしれないね。当時は気にしてなかったけど」と。 写真のことを意識するようになった時のことはハッキリ覚えていない。 物心つく頃にはカメラを手にしたがっていたし

note開始一ヶ月でやってきた5つのこと【初月10000ビュー達成】

どうも、ニートです。 先日で僕がnoteを開始してちょうど一ヶ月が経過しました。 そして10000ビュー数とフォロワー1000人を達成しました。ありがとうございます。 発信活動を再開して一ヶ月、やっぱり自分には情報発信は向いていることなのだな。そしてnoteって凄い温かいし楽しい空間なんだな。と実感できております。 今回は一応僕自身がnoteを開始してこの一ヶ月間でやったことをまとめておきました。 これからnoteで活動する方は参考にして頂ければ幸いです。 note

【8/12(木)、19(木)、26(木) 20時】田丸 雅智さん「物語の発想法を学ぶ」講座を開催します

7月21日(水)から、ソニー・ミュージックエンタテインメント、note、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」で、投稿コンテスト「#2000字のドラマ」の募集を開始しました。 ※「#2000字のドラマ」は、クリエイターの書いたものをカタチにするプロジェクト「カクカタチ」の一環として実施しています。今回のコンテストでは、ドラマのアイデアを募集し、入賞作品をマンガ化します。 このコンテストと合わせて、noteでも人気のショートショート作家の田丸雅智

いつかの私への書き留め

同年代の女の子と会った帰り道は だいたい自己嫌悪に陥り落ちこんでしまう。

¥300

「Ka」

気がつくと季節は、少し肌寒い朝を迎えていた。鈍感な人間たちは、天気予報のお姉さんが「今日から秋の気配ですね」と一言つぶやくと一斉に衣替えを始める。 人間は、いつの間にか夏が終わってしまったなどと、いかにも秋が気まぐれにやってきたかのような言い方をする。でもね、蚊のアタシから言わせれば全くなっちゃいないよ。 八月の厳しい残暑の中、アタシが覚えているに、八月の七日あたりだろうか。時折吹く清々しい風に乗って、秋は日本中をあいさつに回っていた。本当に律義なヤツよ。 知らせを聞い

旅のできない世界で固い桃をかじる

山梨の固い桃「美味しい桃」と聞くと、皆さんはどんなイメージが浮かぶだろう。 おそらく、甘さたっぷりの柔らかくみずみずしい桃を想像するんじゃないだろうか。じゅうぶんに熟したとろける桃には、あらがいがたい魔力がある。 桃はふんわりと甘い香りが漂いはじめると食べどきで、2時間ほど冷蔵庫で冷やせばそれはもう絶品。歯に力をいれずとも、もろく崩れる柔らかな果肉からは、あふれんばかりの果汁と優しい甘みが口いっぱいにひろがる。ほどよく品のある味わいは、暑い夏の火照った体にじっくりと染み入り

【今という時間は二度と戻らない】

これは私が昨日 読んだ本のあとがきに 書かれていた言葉です。 私は以前 この本⤵️を買い (2014年に初版が出版されました、かなり黄ばんでいますのはご了承ください) 夢中になって読みました。 内容を箇条書きにしてみますと ①『贅沢な節約生活』をスタートさせるまえに ②「快適でセンスのいい部屋』のための贅沢な節約生活 ③『自分らしいファッション・美容』のための贅沢な節約生活 ④『食を楽しむ』ための贅沢な節約生活 ⑤「シンプルだけど気持ちが伝わる人づきあい』のための贅

富士山で一度死んだ話

昨日、Noteに書きましたが、7月初旬に富士山に行ってきまして、大怪我をした輩っす。 10年ぶりの富士山(富士宮ルート)登山してきたので、どんな感じだったかざっくり書きます。 ジムに通ってムキムキになるだけでは物足りなく、この筋肉を富士山に見せつけてやろう思い、大阪から富士山まで5時間かけてブスで行ってきました。 富士山を登るのは4つのルートがあり、僕は比較的初心者向けの富士宮ルートへ行ってきました。 ※一番きついのは須走ルートです。 そして、富士宮の5号目に到着し

週末スイッチ【僕らのあざとい朝ごはん応募作】

――ようやく一週間が終わった。 一人暮らしの狭い部屋に辿り着くや、仕事の疲れがじっとりと沁みついた服を脱ぎすて、冷蔵庫からキンと冷えた缶ビールを取り出す。 「うっま……」 閉店間近のスーパーで半額になった弁当をかき込み、とりあえず腹が膨れてついうとうとしかけた雅斗は、慌てて目を開けた。 金曜日のビールに溺れてしまわないうちに、やっておくことがある。 雅斗は冷蔵庫を開けると、卵と牛乳を取り出した。 皿に卵を割り入れて、牛乳をそそぐ。分量なんて知ったこっちゃない。砂糖はな

妹が、強面ムラスポかれぴを連れてきた。

妹のTwitterがイタイ。 あ〜ん、デートの為に有給とらなきゃっ イタイ。 仕事おわらんウケるまじむりぽよ ウケない。 強面かれぴと2ショット♡ ムラスポの鏡で写メるでない。 ぼくは現在、29歳だ。ムラサキスポーツの略称「ムラスポ」はかろうじて使いこなせるものの、スマホで写真を撮るときにはつい「写メ」と言ってしまう、そんな世代だ。 そしてぼくには妹がいる。ポケモン・デジモン・ベイブレードで幼少期を過ごしたぼくとはちがい、ミッケ!・プリキュア・かいけつゾロリで

「2000字のドラマ」入賞作品 マンガ化 第二弾発表! 原案:「時よ止まれ、お前は美しい」 by 闇夜のカラス

先週に続き、投稿コンテスト「2000字のドラマ」入賞作品をマンガ化! 原案:「時よ止まれ、お前は美しい」 by 闇夜のカラス こちらの作品をマンガ化してくださったのは・・・ Instaglamフォロワー45.8万人、WEBマンガサイト「くらげパンチ」でも連載中、人気漫画家の三本阪奈さんです。 原案のもつ、甘酸っぱさ全開!のとても素敵な作品に仕上げてくださいました。 【マンガ化作品一覧はこちら↓】

戦争の話。

終戦記念日も近いので、ちょっと戦争のことについて書こうと思います。 と言っても、何も難しいことはありません。 僕も世界の戦争や紛争に詳しいわけではありません。 明治生まれのおじいちゃんが、戦争を経験していました。 僕が原作をやった漫画にも出てきた、最初に僕に麻雀を教えてくれたおじいちゃんですね。 しかし、おじいちゃんは戦争のことを一切僕には話しませんでした。 余談ですが、僕は昭和50年8月6日の広島生まれなんですよね。 ヒロシマ原爆記念日です。 育ったのは父の実家

「朝ごはん」をテーマに投稿コンテスト「#2000字のドラマ」第2弾を開催します。グランプリ作品はWEBドラマの原案として「カタチ」化します。

2021年夏に発足した「書く」を「カタチ」にするプロジェクト「カクカタチ」。第1弾企画はソニーミュージック、note、TikTokの3社で「若者の日常」をテーマに投稿コンテスト「#2000字のドラマ」を共同開催し、4500通を超える応募をいただき、大盛況となりました。 今回はソニーミュージック、note、AOI Pro.の3社で「朝ごはん」をテーマにした投稿コンテスト「#2000字のドラマ」第2弾を6月17日より開催いたします。グランプリ作品は朝食特化型WEBドラマ「僕らの