斉藤 夏輝

エッセイを書いています。毎週月曜20時頃に更新中。 三度の飯よりカープ広島 M1大学院…

斉藤 夏輝

エッセイを書いています。毎週月曜20時頃に更新中。 三度の飯よりカープ広島 M1大学院生 https://natsuki-carp63.my.canva.site/

マガジン

  • アメージング旅行記

    「アメージング」がどの程度の強調表現かは分かりません。それでもアメージングな旅行記を書いてみた(つもり)。

  • ひとり、スリランカを旅して

    23歳、小心者が行く波瀾万丈のスリランカ旅行記。

  • 思春期エッセイ集

    思春期時代の短編エッセイ。 ・思春期草創期の幼稚園時代 ・思春期早期の小学校低学年時代 ・思春期前期の小学校高学年時代 ・思春期中期の中学校時代 ・思春期後期の高校時代までを描きます。 ※思春期晩期は「この頃エッセイ集」に掲載します。

  • あらゆる謎理論について

    この世界はあらゆる謎理論に満ち溢れている。

  • この頃エッセイ集(思春期晩期編)

    「今」を生きる、いとぞ「ナウしき」エッセイ集。

最近の記事

ただいま🇨🇳トランジット中! 昨日も準備不足で投稿できず、、 今日帰国するので、来週からまた毎週月曜日20時に更新します!!お楽しみに!

    • ただいま🇮🇳旅行中。 (なので)今日のエッセイはおやすみです。 スリランカ旅行記、ラオス旅行と諸々ネタだけが増えていっています、、忘れないうちに早めに書きます!お楽しみに!!

      • パイレーツ・オブ・カリビアンごっこ

        ぴかぴかの1年生というのは、世知辛いその世界に揉まれていないから最強である。言わば世間知らず。昨年の阪神タイガースよりもサバンナのライオンよりも、何も知らない人間は強い。 僕が小学校へ入学したときもそうだった。ボクは強いんだ。ボクはジャック・スパロウになれる、と思い込んでいたのだ。 「ジャック・スパロウ」を5年ぶりくらいに聞いたという人もいるだろうから、ここで改めて説明すると、『パイレーツ・オブ・カリビアン』という海賊世界の映画に出てくる主人公である。誰が演じたんだっけ、

        • ヤバい喫茶店

          国内旅行よりも海外旅行の方が好きだ。理由は刺激的だから。まあそれは国によるか。とはいえ、国内旅行であっても刺激がない訳ではないし、僕が去年訪れた岐阜の飛騨古川のとあるカフェはこじんまりとしているのに超絶刺激的な場所であった。 * 僕たちが岐阜に訪れたのは春を待ち侘びる最中で、まだみぞれが降るような2月のこと。学部時代、バイト先で仲良くなった男友達二人との一泊二日の旅だった。この旅一番の目玉が白川郷なのか、それとも飛騨高山なのか、それは行ってみなければ分からない。 東京駅

        ただいま🇨🇳トランジット中! 昨日も準備不足で投稿できず、、 今日帰国するので、来週からまた毎週月曜日20時に更新します!!お楽しみに!

        • ただいま🇮🇳旅行中。 (なので)今日のエッセイはおやすみです。 スリランカ旅行記、ラオス旅行と諸々ネタだけが増えていっています、、忘れないうちに早めに書きます!お楽しみに!!

        • パイレーツ・オブ・カリビアンごっこ

        • ヤバい喫茶店

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        • 思春期エッセイ集
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        • あらゆる謎理論について
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        • この頃エッセイ集(思春期晩期編)
          斉藤 夏輝
        • 勝手に想像所謂妄想コラム
          斉藤 夏輝

        記事

          なにゆえヒッカドゥワ!?

          スリランカのシーギリヤは石見荘という日本人の経営する宿にチェックインしたとき、シンハラ人のおじさん従業員に「明日はどこに行くんだ」と聞かれた。 スリランカ4日目はヒッカドゥワという海辺の街で過ごす予定であった。僕がヒッカドゥワと答えると、おじさんは目を丸くして「ヒッカドゥワ!?」と聞き返してきた。「イエス」と答えると彼は「ヒッカドゥワイズソーファー」と苦笑いしながら続けた。 確かに地図で見ると今いるシーギリヤはスリランカの真ん中の少し北の方。対してヒッカドゥワは島の南西。

          なにゆえヒッカドゥワ!?

          先輩にあいさつしたら舌打ちされた話

          今の中学生たちを見ていると、上下関係は存在するもののそれは極めて緩やかなものに見えてならない。もちろんその組織や人によるのかもしれないが、僕が中学生だったときの今から約10年前と比べると、今の下級生たちは随分過ごしやすそうである。 僕が中1の頃、ぶかぶかの制服を着て歩く通学路には油断も隙もなかった。先輩と思われる人間には誰彼構わずあいさつをしなくてはならないという謎の風潮があったのだ。 僕は真面目な学生だったので、あいさつを怠ることはなかった。が、こちらが気を張らずにクラ

          先輩にあいさつしたら舌打ちされた話

          セクシーボーイになりたかった

          高校1年生なんて今から8年前のことだから、その記憶はとっくのとうにセピア色である。青春とは常に過去で、中高生が「今、青春なんだ」とメタ認知することは限りなく難しい。言うなればその難易度は彼らが反抗期をメタ認知するのと同じことだ。 「部屋に入ってくるときくらいノックしろよ!俺、今思春期なんだからな!部屋で何してるか分かんねえ年頃なんだよ!」 「どうしてパパの下着と一緒に洗濯するの!?私、そういうのに微感で複雑な年齢なの!」 ……多様性の時代なのでメタ認知思春期がいても何ら

          セクシーボーイになりたかった

          福州どこやねん

          不本意で訪れた中国であるが、こんな機会でなければ一生足を踏み入れることはなかったであろう福州市の街歩きを決行することにした。 起床後、洗顔をしてホテルの朝食会場へ向かう。格安トランジットホテルの無料朝食はバイキング形式だったが、どれも味は微妙だった。これでもかと油をふんだんに使った焼きそばみたいなものと、全く味がしないお粥、特に記憶に残らない野菜炒め。 朝からこんなものを食べている中国人たちの胃袋はどんな構造になっているのだろうか。杉田玄白に調べていただきたい。 なんと

          福州どこやねん

          言語の壁高きチャイナ(入国編)

          中国語は你好、謝謝しか知らない。あ、ウォーアイニー(=愛してる)も分かる。でも本当にそれだけである。 ↑前回(別に読まなくても楽しめますが読んだ方がもっと楽しめます。知らんけど)。 * 中華人民共和国は福州、福州長楽国際空港に到着したのは日が沈んだ19時過ぎを回った頃だった。 至る所に漢字。そこに平仮名も片仮名もない。全てが漢字で表されていることが中国に来たことを実感させる。 とはいえ英語表記の看板があるから、入国審査まで迷うことなく進めた。まあクアラルンプールやバ

          言語の壁高きチャイナ(入国編)

          「おみくじは何回でも引いていい」とかいう謎理論について

          おみくじ、凶が出たらどうしますか?あるいは末吉でもいい。なんなら小吉でも中吉でも、自分がそのおみくじの結果に対して納得がいかない場合、「おみくじって何回でも引いていいらしいから」と言って再び硬貨を奉納してみくじ箱に手をする人が後を絶たない。 でもよく考えてほしい。何回でも引いていいのなら、おみくじの意義がなくなってしまうのではないかということを。 おみくじとは元来、神仏を通じて予測できない未来予知やそこから留意すべき事項についての教えを授かるものであるはずだ。まあ端的にい

          「おみくじは何回でも引いていい」とかいう謎理論について

          文句ばかりの成田空港泊

          羽田空港の国際線ターミナルで2回だけ夜明けを待ったことがある。小田原に住んでいると、終電は23時くらいで22時以降に到着する便では到底間に合わないのだ。 いやギリギリ間に合うのかもしれないが、エアアジアという遅延が当たり前の22時着というのは23時着を表す。よって空港泊が確定となるのだ。 なら空港ではなくてちゃんとホテルを取りなよと言われそうだが、一泊3,000円もあれば朝食付きで満足できてしまう東南アジアや南アジアのホテルを味わった帰りは話が違う。 狭くて朝飯もついてい

          文句ばかりの成田空港泊

          搭乗拒否のクリスマスイブ

          クリスマスイブ、ベトナム行きのフライトで僕は一人成田空港にいた。異変に気づいたのは東京駅から出ている成田空港行きのシャトルバスの中だった。 ベトナム航空からの航空券に関するメールは一通だけで、そこに書かれた予約番号をホームページに打ち込むも永遠とエラー画面は変わりやしない。 おかしい。そもそも「予約完了」のメールだけという時点でおかしい。eTicketや航空券番号はどこを探してもないのだ。 だが、オンライン上でクレジットカード決済をしたはずである。年末のフライトというこ

          搭乗拒否のクリスマスイブ

          本日はnoteお休みします。次回は元日月曜日20時に投稿します!今年も一年間ありがとうございました。来年もたくさん読んでいただけると嬉しいです!!

          本日はnoteお休みします。次回は元日月曜日20時に投稿します!今年も一年間ありがとうございました。来年もたくさん読んでいただけると嬉しいです!!

          ミスター加工

          昔から僕と弟は似ていない。どのくらいかといえば、母から「あなたの弟は他の惑星で生まれたのよ」と言われても、へえそうなんだと納得してしまいそうなくらい似ていない。僕の輪郭は典型的な面長だし、彼はコンパスで描いたかのような丸顔である。 それは外見的特徴だけではない。夕食に海老フライが出されたら、まず真っ先に食べてしまうのが僕で、食事の最後まで取っておくのが彼である。食事でいえば、彼はカープファンであるのにも関わらずお好み焼きが苦手だ。無論、僕にとってのお好み焼きは大好物である。

          ミスター加工

          何回か死にかけたけどまた行きたいあの場所

          死にかけるというのは実際のところ死んでいないのだから、その程度というものがあると思う。それに、「死」とは生物的死と社会的死の2種類が存在するものだ。心臓が一時は止まったけれど再び動き出すという限りなく死に近い生物的死にかけがあれば、飲み会であやうく吐瀉物を撒き散らしそうになるという社会的死にかけも存在するだろう。 では、僕がスリランカの滞在中に何度か死にかけた経験というのはどこに分類されるのか。それは生物的死にかけであり、はっきり言って程度は他の事例と比べれば死に近いもので

          何回か死にかけたけどまた行きたいあの場所

          いざシギリヤ

          雨季なのに太陽がキャンディの街を照らした朝。この愛くるしい街に別れを告げ、僕はシーギリヤを目指した。 ホテルからキャンディのバスターミナルまではアプリでトゥクトゥクを呼んだ。トゥクトゥクドライバーにこれからどこへ行くのかを尋ねられ、正直にシーギリヤと言った後はバスではなくトゥクトゥクで行くのがベターだとかなんとか言われて面倒くさかった。ベターでもなんでもなく単純に彼の営業である。 試しにいくらで行ってくれるのかを聞いてみる。言い値は忘れてしまったがバスの10倍はするだろう

          いざシギリヤ