森井悠太

サイエンスライター/学術研究(心理学・行動経済学etc)と日常の経験をつなぐことをモッ…

森井悠太

サイエンスライター/学術研究(心理学・行動経済学etc)と日常の経験をつなぐことをモットーに、"優しくて易しい社会科学"を目指しています。感動しながら学べるものを作りたい。文章は長いですが、真心と狂気をこめています。学ぶって楽しい!無職から100万部の本を出すまでの思考記録。

マガジン

  • 思考の整頓

    〝もやもやしたもの〟に輪郭をあたえる (主にサイエンスの話になります。時々、映画などのコンテンツ論)

  • エッセイ

    学術書に疲れたとき、エモいエッセイを書きたくなります、書きます。

  • ここからは〝森井書店〟のお時間です。

    ~記事の終わりに、その内容に合った「10年後もあなたの本棚に残る名著」を愛情たっぷり込めて紹介するコーナーです~

最近の記事

  • 固定された記事

人の第一印象はどこまで信用できるのか?

就活生の頃、ずっと疑問に思っていたことがありました。 少しえらそうに聞こえるかもしれませんが、 「面接官は本当に学生を見る目があるのか?」 これがずっと疑問でした。 というのも大企業の人事の方にこんなことを言われたことがあったからです。 「デキる学生かどうかだって?そんなの5分もあればわかる。いや、なんだったらドアを開けた瞬間にわかるときもあるね」 ほんとに? 入ってきた瞬間わかるってどういうこと? たった5分で学生の能力や将来性がわかるの? もちろん面接官

    • 別名義で活動を始めたため、更新滞っています。

      お久しぶりです、1年ぶりの更新です。 今年はXで初めて本名とは別名義で活動を始めました。 ブログを始めて、文章を書き始めて、今年でちょうど10年。 いろいろ思うところがあり、何かを変えたくて、初めての挑戦、序盤はかなり苦戦しましたが、数ヶ月前くらいからやっと軌道に乗り始め、noteも新しく始めたところです。なのでこちらのアカウントの更新が滞っていました。 今年は年始にまさかの"滝沢ガレソ"さんにXで「30年分のコンプレックス」を今日のオススメ記事としてシェアしていただ

      • 16歳、それでも僕は「読者モデル」になりたかった

        僕はこれまでおそらく100万字近く文章を書いてきましたが、恥ずかしくて今までひた隠しにしてきた本を読むようになった本当の理由とそこに辿り着くまでの軌跡を今回初めて書きました。 きっかけはけっこう単純で、今思うとバカバカしくて、それでいて真剣で、血生臭くて。 ありったけ曝け出したので、正直これだけは読んでほしくない気持ちでいっぱいですが、 それでも、僕の夢破れた人生を描くことで誰かに何かを届けることができるかもしれないと思ったので腹くくって書くことにしました。 ーーーー

        • 彼女に金玉を食べられてベッドから飛び起きた

          今日は不謹慎で真面目な科学の話をしようと思う。 今まで考えたこともなかった、人にも聞けないそんな不謹慎で真面目な性について考えるようになったのは、前戯をしていたとき、恋人から言われたある一言がきっかけだった。 ーーーーーーー 「ここ(金玉)も縮まったりするのね。この前見たときもっとおっきかったのに」 「あ、そうそう、寒いと縮まるのよ」 「へぇー!でも興奮したらおっきくなるならわかるけど、なんで寒いと縮まるの?」 「え、なんでやろう?きゅうてなるのよ」 「……」

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        人の第一印象はどこまで信用できるのか?

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          15本
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          8本
        • ここからは〝森井書店〟のお時間です。
          6本

        記事

          30過ぎたら"女子大生"に惹かれるようになった【恥を曝します】

          前々から気になっていた"ある疑問"と、最近僕自身に起きた"ある変化"とがつながって、まったく違うところにあったはずのこの二つの点がいきなり線となって現れたので今日はその話をしたいなと思います。 まず、"ある疑問"の方からお話ししたいのですが、 男の僕からしたら女性のある性質について前々からすごく疑問に思っていまして、それは何かと言いますと、 「目に対しての異常なこだわり」 についてです。 一般的に女性って目は大きい方がいいと思っていますよね。 カラコン、マツエク、

          30過ぎたら"女子大生"に惹かれるようになった【恥を曝します】

          女性はなぜ胸を隠したがり、おっぱいを強調した服を着るのか?

          以前に、胸の大きな女性とお付き合いしていたことがあるのですが、ある時ふと「私、普段、胸を隠すようにしているから」と言われたことがありました。 みんなが憧れるような華奢で豊満なボディにも関わらず、胸の大きさがさもコンプレックスかのような言い方で、「へぇ、そうなん?」と純粋に疑問に思い、そう返した覚えがあります。 また、その前にお別れした彼女はーーあんまり具体的に言うと怒られてしまうので、ぼかして書きますがーー大きすぎず決して小さくはないぐらいのサイズでした。 すると、今回

          女性はなぜ胸を隠したがり、おっぱいを強調した服を着るのか?

          もしもコンドームが禁止されたら

          前回、人生で初めて失恋エッセイ(「9個下の彼女に振られて失恋しました」)を書いたのですが、僕が想像していた以上に反響がありまして、励ましのお言葉をたくさんいただき感謝でいっぱいだったのですが、「続編を書いてください!」なんて声もあり、 せっかくなので今日から5日間、様々な角度から「性の科学」について書いていくことにしました。 一方的にちゃんと振られるというのが久しぶりで、学生時代のアメブロから始まりこのnoteにいたるまでの9年間で初めて失恋エッセイを書いてしまったくらい

          もしもコンドームが禁止されたら

          9個下の彼女に振られて失恋しました。

          えー、タイトルの通りなのですが、失恋しました。 京都での七分咲きの花見に始まり、誰もいない雨の日のプールで終わった恋でした。 ブログを始めて今年で9年目なのですが、失恋について書くのは初めてで、そわそわしてとても気持ちが悪いですし、誰が読むんだと思うのですが、たまには自分の気持ちの整理のために書いてみます。 それなりに引きずっていたのですが、実体験をもとにシンガーソングライターが失恋ソングを作るように、ライターらしく失恋をネタにエッセイを書いてこの気持ちを成仏させたいと

          9個下の彼女に振られて失恋しました。

          3年で「映画1000本」鑑賞して気付いたモノづくりをする上で大切なこと

          3年半前から映画を浴びるように見始めたのですが、先日、ついに1000本鑑賞し終えることができました。 これで 本:1000冊以上 マンガ:1000冊以上 映画:1000本以上 を達成したことになるので、(数字なんてただの目安程度にしかなりませんが)やっとエンタメのスタートラインに立てた気がします。 ということで、そろそろ「映画」について語ってもいいかなと思い、約8000字で記事にすることにしました。 というのも、「映画1000本」鑑賞したおかげで、モノづくりをする上

          3年で「映画1000本」鑑賞して気付いたモノづくりをする上で大切なこと

          どうすれば幸せになれるのか、自分の人生でケーススタディしたら、2つの真理が見つかりました。

          かなりイケイケな状態からどん底まで落ちるという経験をしたことがきっかけで、 ここ5年くらい、「幸せ」について考えることがライフワークになっていまして、今までも何度もブログなどで、幸せという"もやもやしたもの"を言語化し考察してきました。 やはり皆さん「どうすれば幸せになれるのか?」を知りたいと思っているのか、とてもありがたいことに今まで何万人もの読者の方に読んでいただけてとても反響があったのですが、 今回はその考察の「集大成」(約13000字)を書かせていただけたら

          どうすれば幸せになれるのか、自分の人生でケーススタディしたら、2つの真理が見つかりました。

          前に書いた「幸福度を上げる方法、路上で見付けました」という記事が、SMBCの公式noteで紹介されてる…!やったー! (と、初めてツイート機能使ってみた) 約5000本の中から4本に選んでもらえたのすごくないですか?(たまたま) https://note.com/smbc_tag/n/n11373dffaeef

          前に書いた「幸福度を上げる方法、路上で見付けました」という記事が、SMBCの公式noteで紹介されてる…!やったー! (と、初めてツイート機能使ってみた) 約5000本の中から4本に選んでもらえたのすごくないですか?(たまたま) https://note.com/smbc_tag/n/n11373dffaeef

          30年分のコンプレックスの値段

          今まで生きてきて一度も話したことがない、誰にも知られたくなかった話をしようと思う。 30年間、抱え続けてきたコンプレックスの話です。 なんだ、そんな些細なことを恥ずかしく思っていたのか、と思われるのが恥ずかしくて一度も言えなかった。 とても個人的な話で、かつ誰かの役に立つとも思えなかったので、UPするかギリギリまで迷っていたのですが、コンプレックスを抱えている誰かに、もしかしたら何か届くものがあるのかもしれないと思い、書くことにしました。 ____ 僕の左腕には大きな

          30年分のコンプレックスの値段

          「高校入ったら告っていい?」今言えよ

          大人なら絶対にありえないような不可思議でヘンテコな、それでいて大真面目なことが、子どもになら容易に起こりうる。 子どもの醍醐味は、人生経験の乏しさから生じる、目の前のことに対する一所懸命さにあると思う。 _____ 大学生の頃、小学生向けの模試の試験監督をやっていた。 教室で小学生に試験用紙を配って、「それでは始めてください」「時間です。ペンを置いてください」と書き終えた試験用紙を集める仕事だ。 12月のある日、小学4年生の模試の試験監督をした。 外には大雪が降っ

          「高校入ったら告っていい?」今言えよ

          コント「アンジャッシュ」

          30年間生きてきて僕が最もすれ違ってしまっていた日の話をしよう。 すれ違いは恐ろしい。恋人を引き裂くこともあれば、つなぎとめることもできるからだ。 ____ まだ二十歳そこそこの頃、韓国人と付き合っていた。 韓国人といっても、日本で育ったので日本語はペラペラで、意志疎通は一切滞ることなくできた。 あるとき、僕が何度もLINEを返していなかったことがきっかけで、喧嘩をしてしまい、「もう私、韓国帰るから」と母国へ帰ってしまったことがあった。 それから数日して、韓国人の彼

          コント「アンジャッシュ」

          そして誰も見えなくなった

          確かにそこに存在しているはずなのに、自分以外、誰にも見えていないということがある。 最近、そんなホラーのような場面を二度、目撃した。 一つ目は、家の近所にある池でだ。 その小さな池では、鯉(コイ)にエサをあげてもいいことになっていて、 とても蒸し暑い夏のある日、5歳くらいの女の子とお母さんがエサをやりにきた。 ホラーはすぐにそこで起きた。 子どもが言った。 「あ!金魚さんがいる!!」 すぐにお母さんが言った。 「あれはね、金魚じゃなくてコイって言うのよ」

          そして誰も見えなくなった

          100点のマンションの名は。

          子どもの頃、勉強がとても苦手だったからか、今でも100点を探し歩き、見つけたら「おめでとう、100点」と思わず言いたくなってしまう。 ________ 高校生の時、友達が自転車に乗ったまま頭から田んぼにダイブしたことがあった。 友達が走っている道の先だけが田んぼに続いていて、それに気が付かなかったのだ。 僕と会話しながら田んぼにダイブしていく様はあまりに自然で、夕日に照らされたその姿は、まるで映画みたいだった。 田んぼに落ちた友達を助けるより先に「おめでとう100点

          100点のマンションの名は。