秋田柴子

一人BARが趣味の物書きわんこ(SS~長編) 東京新聞300文字小説優秀賞、小学館「第…

秋田柴子

一人BARが趣味の物書きわんこ(SS~長編) 東京新聞300文字小説優秀賞、小学館「第2回日本おいしい小説大賞」最終候補、Panasonic×note 思い込みが変わったことコンテスト企業賞、第31回やまなし文学賞佳作→作品集として書籍化。餃子とピザとあんこが好物。

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なぜ小説を書くのか ~公募落選の現実と、その先に見えるもの 〈3385字〉

2021年11月11日。 全力を尽くして書き、応募した文学賞に見事落選した。 初っ端から暗い書き出しで恐縮だが、事実だから仕方がない。恥ずかしながら相応の自信はあったのだが、残念なことに結果はついてこなかった。 同様の経験をされた方は、この世界に多くおいでのことと思う。成功を手にできるのは、ほんの一握りの人たちだけだ。 それが判っていても、やはり、書く。 プロアマ問わず、物書きの業とも呼ぶべきものだろう。 「好きなものを好きなように書き散らして、それを適当に投稿したら受

    • 友情の総重量【毎週ショートショートnote】

      「マコト、ランドセル持てよ」 「あ、俺も」 「早くしろよ、ぐずだなあ」 たくさんのランドセルを背負ってふらつく僕を、みんながゲラゲラ笑う。 でも、こうでもしなきゃみんな僕と話してくれない。一緒に帰ってくれない。 「トロいおまえと遊んでやってんだ。感謝しろ」 「その荷物の重さは俺たちの優しさだぜ。しっかり味わえよ」 そうだ、みんな僕と遊んでくれてるんだ。 少しぐらい重くても……少しぐらい…… 「おい、何やってんだ」 不意に後ろから声がした。クラス一番の悪ガキ、ケンタ君

      • #創作大賞感想『まがり角のウェンディ』 

        『まがり角のウェンディ』は、五条紀夫さんがプロットを、霜月透子さんが執筆を担当された、お二人合作の物語です。 もうタイトルからして、期待しかありません。 霜月透子さんの文章に初めて触れたのは、遡ること5年前。2019年の『第16回坊っちゃん文学賞』の佳作を受賞された『レトルト彼』でした。 以来同賞を中心に何作も読ませていただき、個人的な話で恐縮ですが、先の文学フリマ東京38では、お隣のブースに座らせていただく機会にも恵まれました。 そして皆さまよくご存じのとおり、昨年の創

        • 三日坊主のクレーター【毎週ショートショートnote】

          「よお、五郎さん。何やってんだ、もうすぐ日が暮れるぜ」 雨上がりの田んぼの畦道に座って煙草をふかしていた五郎は、ひょいと振り返った。 「何だい、五郎さんの田んぼ、あちこち穴だらけじゃねえか。猪が山から下りてきて掘りでもしたか」 五郎はぷっと煙草の煙を吐き出した。 「いや、猪じゃねえ。うちの孫だ」 「孫? ああ、都会から遊びに来てたっちゅう坊主かい」 「田んぼが珍しいのか、散々泥遊びしよってな。ちっこいスコップで穴掘ってこのザマよ。まあ子供のことだ、すぐに飽きちまったが

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          エブリスタ・執筆応援キャンペーン 『バディ/ブロマンス』ようやく投稿しました! 荒れる遺産相続から女子高生を守る、弁護士と元警察官の同級生コンビが織りなすリーガルミステリー!よろしければお立ち寄りください~。 (ちょっと長いけど💦) https://estar.jp/novels/26235033

          エブリスタ・執筆応援キャンペーン 『バディ/ブロマンス』ようやく投稿しました! 荒れる遺産相続から女子高生を守る、弁護士と元警察官の同級生コンビが織りなすリーガルミステリー!よろしければお立ち寄りください~。 (ちょっと長いけど💦) https://estar.jp/novels/26235033

          祈願上手【毎週ショートショートnote】

          日付の変わる子の正刻。闇の押し返すような境内は、灯りひとつとてない。天空からしんと降り注ぐ月の光だけが、石畳を冷たく照らしている。 一人の女性が、暗く沈む拝殿の前で額ずいていた。この神社に秘かに伝わる言い伝えに縋って。 『子の刻に舞を捧げて気に入られた者は、願いを叶えてもらえる』 どれほどの時間が経っただろうか。 どこからか楽の音が聴こえてきた。大樹の幹を伝うような笛の音、地の根を揺らすような太鼓の音に混じって、楽しげな囃し声と手拍子が神殿の奧から響いてくる。 ――踊

          祈願上手【毎週ショートショートnote】

          文学トリマー【毎週ショートショートnote】

          「ああもう、これだからショートショートは! どこまで破綻したら気がすむんですか!」 担当の金切り声に、俺はそっぽを向いた。 「ごらんなさい、純文学さんを! きちんと身だしなみを整えていらっしゃるでしょう! ミステリさんだって、いつ見てもシュッとしてて……」 ああ、うるさい担当だ。いいじゃねえか、どんな見てくれでもよう。 チャラチャラ気取った奴らに、読者を唸らせる話が書けるかってんだ。 「ほら、またここ、ページ跨いでる! もう、短歌さんや俳句さんの爪の垢でも煎じて飲んだ

          文学トリマー【毎週ショートショートnote】

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~当日編

          冒頭のとおり『文学フリマ東京38』を無事に終えることができました! 出店はおろか、会場へ足を運ぶのも初めてだったので、もう舞い上がってしまって大変でした。 以下、感想や反省を込めて、ざっと振り返ってみたいと思います。 1.フォロワーさんに会える! もう何より、これに尽きますね。 これまでネットでしか知らなかった方が、次々と「○○です」「△△です」と来て下さって。もちろん顔見知りの方も来て下さるし、多くの方にお会いできて本当に嬉しかったです! 創作自体はある意味孤独な作業

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~当日編

          活動内容・執筆依頼など

          当ページをご覧いただきましてありがとうございます。 秋田柴子と申します。 現在、個人で以下のような執筆活動を行っております。執筆依頼などご興味を持っていただけましたら、本記事内の「お問い合わせフォーム」にて、お気軽にお声がけください! 1.作品の傾向 中・長編の場合は、いわゆる社会小説のような「ハードエンタメ系」を多く書いています。一方で短編・ショートショートでは、シリアスなお話からくすりと笑えるものまで幅広く書きます。 2.活動スタイル 基本は公募が中心です。また、

          活動内容・執筆依頼など

          秋田柴子のプロフィール

          初めまして。または、こんにちは。 当ページをご覧いただきありがとうございます。 ここでは「秋田柴子ってどんな書き手?」ということを知っていただけたらと思います。 執筆のご相談・ご依頼は、こちらのページをご覧ください。 1.ペンネームの由来 ① 読みやすい ② インパクトがあり、覚えやすい ③ 本名か筆名か、ギリギリ判断しにくいライン という点を意識して考えました。 この名前になったのは、日本犬、特に秋田犬と柴犬が大好きだったから(笑) 2.作品の傾向 短いものから長い

          秋田柴子のプロフィール

          いよいよ明日は文学フリマ東京38が開催されます! それに先立ち、めちゃめちゃ今さらなんですが、秋しばのプロフィール記事を作成してみました。もしかしたら文フリで新しいご縁がいただけるかもしれないので。 お馴染みの方も、ぜひぜひ覗いてみてくださいませ~。

          いよいよ明日は文学フリマ東京38が開催されます! それに先立ち、めちゃめちゃ今さらなんですが、秋しばのプロフィール記事を作成してみました。もしかしたら文フリで新しいご縁がいただけるかもしれないので。 お馴染みの方も、ぜひぜひ覗いてみてくださいませ~。

          いざ、文フリ!! ~文学フリマ東京38・開催前日

          文学フリマ東京38、いよいよ明日となりました! 秋しばは、石原三日月さん主宰『三日月海馬堂』に出品させていただきます!  【当日のブース】 第二展示場 Eホール  う-19 『三日月海馬堂』 【秋しば出品物】 【ご注意】 『我が喰うものは我のみぞ知る』は在庫数が少なく、かつ 秋しばがブースにいる14:00~16:30の間のみの販売 となりますのでご注意ください。 『やまなし文学賞受賞作品集』は見本のみで販売はいたしません。ご了承願います。 『三日月海馬堂』主宰の石

          いざ、文フリ!! ~文学フリマ東京38・開催前日

          記憶冷凍【毎週ショートショートnote】

          「――被告を、記憶冷凍の刑に処する」 裁判官の宣告に、法廷中が一瞬しんと静まり返った。血の気の引いた被告人の顔は真っ白だ。それこそ冷凍されたかのように。 「嫌だ! それだけはやめてくれ!」 しわぶきひとつない法廷に血を吐くような叫び声が響き渡る。 「罪は悔い改める。謝罪も償いもする! だからそれだけは……!」 喚き続ける被告人が刑吏の手で法廷から連れ出されると、傍聴席から一斉にため息が洩れた。記者が慌てて外へ駆け出していく。 「意外に重かったな」 「弱い者ばかりを

          記憶冷凍【毎週ショートショートnote】

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~準備編③ 多くの人に見てもらおう!

          さあ、無事に本が出来上がりました!! 実際に自分の書いたものがきれいな冊子となって仕上がってくると、やはり感慨深いものがあります。じ~ん……。 ――なんて浸ってばかりはいられません。 これを買っていただくのです! ひと様に!! お金出してもらって!!! でも正直言って、文フリで利益重視の方は少ないと思います。それは本当に実力と知名度がないと、かなり難しいでしょうから。 とはいえ、やはりまったく売れないのも寂しいです。 (そしてそれは、まあまあの確率であり得る現実です)

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~準備編③ 多くの人に見てもらおう!

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記  ~準備編② どんな紙を使う?

          さて今回は「紙と予算」のお話です。 先にお話ししておきたいのは 「たとえ同じ条件でも、印刷所によって全然値段が違う!」 ということです。 なので以下の点にご注意ください。 本の仕様(サイズやページ数など)が決まったら、いくつか印刷所のサイトを見て、だいたいの費用を見積もっておく(たいてい自動見積もりがある) セルフ・業者問わず、印刷・製本には費用がかかります。 ボリュームたっぷりの長編小説を書いたはいいけれど、膨大な枚数でバカ高コストになっちゃったら大変です。ですので本

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記  ~準備編② どんな紙を使う?

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~準備編① どんなレイアウトにする?

          「自分で本を作る」場合、原稿だけでなく表紙やページレイアウトなどのデザインもしなければなりません。 あたりは必須の設定ですね。さらに などなど、次第に迷いのカオスへと足を踏み入れていくことになります。 こういう時は市販の文庫本を参考にしたり、仲間の方々が作った本をしげしげと見較べたりして、自分なりのスタイルを模索します。 参考までに、秋しばの前回・今回の本を比較してみましょう。 前作は「奇数ページにのみ柱を立てる & ノンブル左下」設定です。一方の今回の「奇数ページのみ

          秋田柴子の文フリへろへろ参戦記 ~準備編① どんなレイアウトにする?