なぜ小説を書くのか ~公募落選の現実と、その先に見えるもの 〈3385字〉
2021年11月11日。
全力を尽くして書き、応募した文学賞に見事落選した。
初っ端から暗い書き出しで恐縮だが、事実だから仕方がない。恥ずかしながら相応の自信はあったのだが、残念なことに結果はついてこなかった。
同様の経験をされた方は、この世界に多くおいでのことと思う。成功を手にできるのは、ほんの一握りの人たちだけだ。
それが判っていても、やはり、書く。
プロアマ問わず、物書きの業とも呼ぶべきものだろう。
「好きなものを好きなように書き散らして、それを適当に投稿したら受