春の甲斐路をひとり往く ~やまなし文学賞授賞式・珍道中<当日編> 3414字
予報どおり、授賞式当日は雨だった。
早めに朝食を済ませておこうとロビーに下りていく。
『城のホテル』の朝食バイキングはとても美味しかった。品数もめちゃめちゃあって、時節柄か小皿にひとつひとつ盛り付けられ、しかもすべてラップされている。さぞかし準備が大変なことだろう。
圧巻の美味しさの葡萄ジュースとほうとうがあるあたり、さすが山梨!と感心しきり。
さて本日は正装なり。しかもすべての荷物+傘を差しての大移動。
この雨の中で丈の長いスカートは難儀だ。案の定、バスのステップで裾を