id_butter

裏アカ。40代女性。

id_butter

裏アカ。40代女性。

マガジン

  • 雑記

  • 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話

  • 宇宙人と地球人

    我が家の宇宙人である長女と地球人である次女の日常を描いています。

  • ドア の先の物語

    心の中のエレベーターを降りると、薄暗い水族館みたいな場所に着く。右側の方に歩くとドアが並んでいます。そのドアを開けた先に広がる物語です。 いつでもドアが開くわけではなく、今にあったタイミングで降りてくる。前世かもしれないし、単なる妄想ものがたりと思ってもらった方がいいのかもしれない。

  • インナーチャイルドの話

    自分でインナーチャイルドを癒した記録

最近の記事

  • 固定された記事

#1 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 -プロローグ-

はじめまして。id_butterです。 SNSはほぼやっていないのですが、id_butterは完全なる裏垢であることをここに宣言します。なんのこっちゃです。 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 の1話目です。 id_butter情報 ・ 40代女性 ・ 既婚(離婚協議中) -> 未婚(先日、離婚が成立しました) ・ 二人の子供を子育て中 ・ 一般企業勤務 ↑こんないたって普通の私なのですが、今とんでもない嵐(本人的には)の中にいて、右往左往しているのでとりとめなく思った

    • 掲示板で出会ったひと はちにんめ 最終話

      最終話、と書いたけれど、別に会わなくなったわけではない。 出会ってもう3ヶ月経って、彼がいることが普通になった。 書き始めた当初は、こんなことになるなんて思っていなかった。 特殊な関係ではあるものの、数ヶ月で別れてしまうというよく聞く話に比べれば、安定している。 だから、掲示板云々はもういいかなと思った。 前回、こんなことを書いた。 このときのわたしは、会ったときに次回があることを当たり前だと思っていなかった。 一回完結型、更新なし、読み切り、みたいな感じだと思っていた。

      • 最近調子に乗っている宇宙人姉は、「かわいいね」と言われると「そうなんですー」と返す。その後1時間は余韻でうっとりしている。わたしのメイク道具を片手に、鏡を覗きこみながら毎日吐かれる「かわいいでしょ、わたしの顔面」という台詞に「そうだねー」と軽く返すことに地球人妹も慣れたらしいww

        • ださぶつ、とは

          今回は、本当にどうでもいい、くだらない話だ。 久しぶりに、「彼」に会った。 「彼」とはわたしが2年間もの間大好きだった、そのひとのことだ。 彼のことをほとんど思い出さなくなり、半年以上が経とうとしている。 そんな彼に再会したのは、夢の中だ。 わたしと彼は、同じ部署らしく、打ち合わせをしていた。 「バターさん、その仕事は ” ださぶつ ” でいいですから。」 そう彼は言った。 けれど、わたしは ” ださぶつ ” がなんのことかわからなかった。 だから、彼に聞いたのだ。 「

        • 固定された記事

        #1 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 -プロローグ-

        • 掲示板で出会ったひと はちにんめ 最終話

        • 最近調子に乗っている宇宙人姉は、「かわいいね」と言われると「そうなんですー」と返す。その後1時間は余韻でうっとりしている。わたしのメイク道具を片手に、鏡を覗きこみながら毎日吐かれる「かわいいでしょ、わたしの顔面」という台詞に「そうだねー」と軽く返すことに地球人妹も慣れたらしいww

        • ださぶつ、とは

        マガジン

        • 雑記
          61本
        • 人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話
          83本
        • 宇宙人と地球人
          12本
        • ドア の先の物語
          22本
        • インナーチャイルドの話
          13本
        • ふわふわじゃないスピリチュアル学
          9本

        記事

          長女の今を切り取った一枚。「ママー、これって世界一涼しくなれる景色じゃない?」そんな一言にハッとする。彼女は今を味わう天才で、しかもそれを言語化できて、その体験と気持ちを誰かと分かち合いたい。彼女が宇宙人だなーと思うのはこんな瞬間。自分の人生ですら傍観者になりがちなわたしの師匠。

          長女の今を切り取った一枚。「ママー、これって世界一涼しくなれる景色じゃない?」そんな一言にハッとする。彼女は今を味わう天才で、しかもそれを言語化できて、その体験と気持ちを誰かと分かち合いたい。彼女が宇宙人だなーと思うのはこんな瞬間。自分の人生ですら傍観者になりがちなわたしの師匠。

          「エロい」とは

          この失言ののち、急に疑問が沸いた。 「エロい」とはどういうことなのか。 人は何をもってエロいということを感じるのか。 そして、早速彼に聞いてみた。 「エロいって、どういうこと?」 見た目? 声? 感度? 感性? 感受性? 彼の返答は「どれも相まってでしょ」ということだった。 まぁそうだよね、と思いつつ、返信の速さに笑いが込み上げてくる。 「でもさ、エロいっていい意味で使われないよね。」 ふと、頭の片隅にあったことが漏れ出す。 「そうかなぁ。バターのエロいところ好き

          「エロい」とは

          ドロドロの靴下を手洗いで真っ白にして調子に乗ったわたし。長女に「ママえらくない?」と言おうとして、「ママエロくない?」と口が滑ってしまい、小4に「エロくはないかな」と鼻で笑われた。ついでにこれを読んだ方にも笑っていただけると悔いなく成仏できます。

          ドロドロの靴下を手洗いで真っ白にして調子に乗ったわたし。長女に「ママえらくない?」と言おうとして、「ママエロくない?」と口が滑ってしまい、小4に「エロくはないかな」と鼻で笑われた。ついでにこれを読んだ方にも笑っていただけると悔いなく成仏できます。

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑨

          なんだか、空気椅子みたい、と思うときがある。 それは例えば、何か言うときに発言の重さを考えてから口にだすということだったり、拒否されたとしてもだいじょうぶだろうかと自分に問いかけてから言葉を一気に吐き出すとき。 そんな風に、倒れないように自分の方に体重を残しておく。 そういう気持ち。 彼と会えなかったことはあるけれど、何かを拒否されたりしたことはない。 ただ、どうしても彼からは秘密の匂いがするのだ。 だからわたしは彼にすべてを預けられない。 彼はわたしがそう感じている

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑨

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑧

          彼という存在は、わたしに感情を呼び起こす。 怒り、という感情をあまり感じなくなって久しい。 というのも、周囲がいいひとだらけになってしまい、あまり怒る必要がないのだ。 そうして気づいた。 今まで感じてきた怒りというのは、そのとき目の前で生まれたものじゃなかったのではないか。 自分の奥の方にしまいこまれたままのかつての怒りが、外に出たいと望んだ瞬間だっただけなのではないか。 怒るために、怒る対象を探す。 リトアニア出身のヤーク・パンクセップ教授が提唱する「7つの感情回路」

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑧

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑦

          唾液が美味しい。 そう感じるのは、身体の相性がいいということに含まれるんだろうか。 よくにおいが好きだとか言うけれど。 彼は忙しいらしく、そんなに頻繁には会えない。 なので、普段はチャットで会話をしている。 前回、彼はセックスを含めたコミュニケーションを通して、セラピーをしているようだと書いた。 澱のようなもの、がわかると彼がいうのを聞いたとき、わたしはこのひと本物だーと思った。 わたしが見えているものと同じものを見ている。 以前、こんなことを書いた。 背骨の前の会

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑦

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑥

          挿入って必要? 掲示板を始める少し前。 とあるイベントに参加したときの感想はそれだった。 多くの男性の快感というのは挿入後の射精にあると思われている。 でも、それはまやかしだという説もある。 タオでもタントラでも、男性は射精の度に命を失うとされていて、それは射精は自らのエネルギーを外に出してしまう行為だからだ。 そのエネルギーを排出せずに自分の内側を回して大きな力に変える。 あるいは異性とのエネルギー交換を通じて大きな力を生み出す。 スローセックスやポリネシアンセックスは

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑥

          先週の木曜。息を切らせて帰ってきて一言。「ねーママ、なんと明日お休みでね、さらに明後日もその次もお休みなんだよ!」と心から嬉しそうな次女はかわいい。ただの3連休、としか考えていなかったことを恥じ、わたしは頷いた。今夜の彼女は「あー終わっちゃった」と半泣きで眠りにつくんだろうな。

          先週の木曜。息を切らせて帰ってきて一言。「ねーママ、なんと明日お休みでね、さらに明後日もその次もお休みなんだよ!」と心から嬉しそうな次女はかわいい。ただの3連休、としか考えていなかったことを恥じ、わたしは頷いた。今夜の彼女は「あー終わっちゃった」と半泣きで眠りにつくんだろうな。

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑤

          ▼彼が掲示板を続けていたことが発覚したwww前回 ボタンを押す手は震えていなかったから少し安心した。 「わたしには他のひとと連絡しないでと言って、掲示板を続けているのは自分勝手だと思う」「誰かと並行するなら、好きだとかはやめてもっと割り切りたい」というようなメッセージにスクショを添えて彼に送信した。 攻撃性を隠し切ることはできなかった。 わたしは、わたしひとりでもわたしのまま変わらず、まだやっていける。 だいじょうぶ。 小心者のわたしは、自分に言い聞かせる。 今なら引き

          掲示板で出会ったひと はちにんめ⑤

          掲示板で出会ったひと はちにんめ④

          「他と会うなら、自分は会わないよ。」 冗談交じりに「他のひととしたらやだ?」と聞いてみたら、そう返ってきた。 そっかー、やっぱりだめかーと思った。 予想通りではあった(1対1の関係で継続希望のひとが多い)ものの、予想より硬めのトーンだった。 彼にどんどん惹かれていく自分の中のバランスを取りたかった。 新しいひとを開拓したいとか、自分の体の追求をしようとかいう気は失せていた。 彼が与えてくれるものの代わりがないことがもうわかってしまった。 だからこそ、彼を失わないためにバ

          掲示板で出会ったひと はちにんめ④

          次女が愛おしい。ほぼ毎日わたしにプロポーズをしてくる彼女に、いつもはできないよ〜と笑う。けれど今日ばかりは!「ママーなんで外に行くときお化粧するの?ママはお化粧しなくても世界一可愛いのに!」…ですって?これ理想では?と思い、ついプロポーズ受諾して抱きしめてしまうwww

          次女が愛おしい。ほぼ毎日わたしにプロポーズをしてくる彼女に、いつもはできないよ〜と笑う。けれど今日ばかりは!「ママーなんで外に行くときお化粧するの?ママはお化粧しなくても世界一可愛いのに!」…ですって?これ理想では?と思い、ついプロポーズ受諾して抱きしめてしまうwww

          掲示板で出会ったひと はちにんめ③

          このときくらいから、わたしはなんだか怖くなってきた。 何が目的なんだろう? いや、でもわたし何にも持ってないよな。 若くもないし、美人とは言い難い、体だってふよふよだし、お金も持ってないしな…考えるほどに悲しくなってくるけれど事実は動かせない。 わたしがわたしをどう思うかではなく、一般的な市場価値の話だ。 知らぬ間に動画を回されているとか?…売れないわ。 ちなみに本当かどうかわからないけれど、彼は6個下で、見た目で判断するなら更に年下の可能性もある。 清潔感があって、優しく

          掲示板で出会ったひと はちにんめ③