読書論

サブカル大蔵経639荒俣宏『喰らう読書術』(ワニブックスPLUS新書)

荒俣宏が同時代にいたことに感謝します。個としての巨人さを持ちながら、さまざまな方とセッションする聞き手としての態度もカッコ良すぎます。今は角川武蔵野ミュージアムに携わられていますね。ここ次に東京行く時はぜひ行ってみたいです。

こんな風になりたいと思った方でもありました。欧州の闇の世界から、江戸前の軽やかな語り口に移行して久しいですが、最後に根本的な書籍の投下を期待しています。

その荒俣本の今回

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ありがとうございます。
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世界と呼吸

「本を読むというのは、自然を読むというのは、呼吸を合わせ、共に歩くということである。」
(2021/3/19「ペンギン」より)

本を読むという行為は私の生活の何分の一かを占めている。
それは昔からでなく、最近そうなっているのだが、その「本を読む」ことの価値というものについて、私は答えを出せずにいる。
それはもちろん私の怠慢によるものなのだが、「本を読む」という行為がいかようにも比喩されるようで、

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(4)「炭鉱のカナリア」の炭鉱夫としての読者

芸術家の機能を表す言葉のひとつに「炭鉱のカナリア」があります。確か作家のカート・ヴォネガットが言っていたはずです。違ってたらごめん。

ヴォネガットは「ノーベル文学賞に近いSF作家」と言われていました。
代表作は『スローターハウス5』かな。『タイタンの妖女』かな。私が題名として好きなのは『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』。キルゴア・トラウト!
フィリップ・K・デイックの『流れよ我が涙、

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スキ、センキュー!
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「読書は趣味ですか?」「いいえ、読書は〈食〉です」という話

(ほんの少し毒入り注意)

「趣味は読書」を標榜している。
しかし、「読書は趣味か?」と聞かれたら断じてNOだ。

※子どもの頃から本を読んできた方なら感覚的にわかってもらえるかと思う。
物心ついたときから本を読んでいると、好きとか嫌いとかじゃなくて、そこにあって当然のものだ。止めることができない。ちょうど〈食〉のように。嫌でも食わなきゃいけない。食べないと生命の維持ができない。そんなものに立派も

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スキ、センキュー!
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つれづれなるままに(25)CL準決勝を観ながら、思う

こんばんは。昨晩は #満月 #ピンクムーン  がきれいでした。
明日から #ゴールデンウイーク  が始まりますね。あいにくの豪雨らしい。

▼しかしながら、「休み」だからといって、遠出したり外出したりすることができづらい状況ですね。あの #ステイホーム  が叫ばれています。とりわけ、私は免疫力が弱く、2020年1月(春節のころ)から2021年4月現在まで、危機的な状況下にいて「今しかできないことをする」

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うれしいです。
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読書絶望文

わからない、わからない、わからない。何を言っているのかさっぱりわからない。どうしてこんな物語を書いたんだ?なぜ、こんな事態を描写しているんだ?一体、お前は何を主張しているんだ。何が言いたいんだ。あー、とにかく、なにがなんだかわからない。ただなんとなく、なんとなくだが、何度も何度も読んでいるうちに、少しだけ、ほんの少しだけ、何か切実な、脚元が掬われるような戦慄が、行間に迸っているのを感じる。そう、感

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ありがとうございます!
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【読書】必要なのは自己啓発ではなく知識習得 脱自己満足!脱意識高い系!

自己啓発は自己満足

ビジネス書や自己啓発書は1つの考え、成功例を紹介しているだけの本に過ぎない。成功例は役に立たないことの方が多い。能力、環境も違う。運の要素もあり、著者が成功した方法を真似するのは無理がある。頭では理解できても行動につながらない。

自己啓発にならないための本の選定基準

・客観的事実、データ、科学的根拠に基づく
・専門家、研究者が書いている
・ビジネス書や自己啓発書ではなく、

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読書の時に大切にしていること

以前、下の記事を書いた時、かなりのスキをいただけて驚きました。

今、色んなSNSがあるけど、Instagramは写真、Facebookは繋がり、Twitterは瞬発的な情報、それぞれに特化した分野があって、

多分それでいくとnoteは書くこと読むことに特化しているSNSなので、

文章を読んだり書いたりするのが好きな人が多いんだろうなって思った。

↑何を今更ってことを普通に書いてます。笑

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ありがとうございます!
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『反解釈』の反解釈

積読してる本がたくさんある。
もうそれに罪悪感を感じる段階も過ぎて、積読は本の発酵なのだ。みたいなことを言えるかも、みたいなことも考えるようになった。
たしかにそれは言い訳の一面もある。しかし、それは、発酵していると感じるのは事実なのである。
それの例が『反解釈』というちくま学芸文庫の本にも現れている。
『反解釈』は、今調べてみると、スーザン・ソンタグという人の著作であるらしい。
というくらい、私

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