The Pioneer

自由人。 私を知りたければ、私の記事を読んでください。

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汎用メタプロンプトと、「書かない」プロンプト術

ここのところ、システムプロンプトはほとんどClaude 3 Opus→Claude 3.5 Sonnetに書かせている。そしてそれを実戦投入している。 もはや、私自身は書いていない。 今では古典となったプロンプトインジェクション対策の記事群だが、このところ、私はこの点でも、やや思考を切り替えている。 もちろんこれらの対策は、守る価値がある何かを守りたいなら、使って悪いものではない。 ただ、現実的に、守る価値がある何かは、クローズドな環境でのみ共有して、そもそもAIに由来

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    • 曲解力問題:なぜ私たちは「見たいように見る」のか【対策プロンプト付き】

      はじめに現代社会において、情報へのアクセスが容易になった一方で、私たちは新たな課題に直面している。 単なる読解力の不足ではなく、「曲解力」の問題である。 「ポスト・トゥルース」などともいわれるように、人々は情報を正確に理解することよりも、自分の既存の信念や価値観に合わせて解釈する傾向が強まっている。 本記事では、この「曲解力」の問題を深掘りし、その原因と対策、さらにはAI時代における新たな展開について考察する。 有料部分の対策プロンプトを使うと、以下のような出力が可能

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      • 【完全無料】生成AI時代の読書について

        ネットが出てから、生成AI時代に至るまでしばしば聞くのが、読書不要論である。 具体的な中身こそ時とともに変化してきたが、端的に類型化するなら、「すべての知識は○○でアクセス可能なのだから、もはや読書は不要である」という論理である。 その論理について、今回は生成AIに絞って、吟味してみたい。 生成AI時代に読書は不要なのか?生成AI時代の推進派の多くが、AI時代以降も推し続けるものに、良質な人間関係がある。 そのような人間関係からは、AIからは得られない刺激が得られるか

        • 情報商材屋の見分け方【カンパ制・本文無料】

          このところ、X(Twitter)のTLに情報商材屋っぽい人も見かけることが増えてきたので、その見分け方の指針を書いてみることにした。 今回は本文は無料で、カンパとして、記事に価値を感じた場合に記載額(拡散割引あり)を投じていただく形式にしたいと思う。 1. 稼ぎアピール情報商材屋は、月100万、月1000万など、平均年収に比べて大きく稼いでいることをアピールしがちである。 その数値は実際に見せてくれることもあるし、嘘なら景品表示法違反で違法なので、嘘ではないのだろうが(

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        汎用メタプロンプトと、「書かない」プロンプト術

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          【Gemini Advanced】禁断の対決!涼宮ハルヒvsゾルトラーク、勝つのはどっち?AIが驚きの結末を導き出す!

          Gemini Advancedに気まぐれにアニメトークしたら、GPT-4o(ブラウジングなし)やClaude 3 Opusと比較しても一つ抜きんでていそうな気配を感じたので、涼宮ハルヒにゾルトラークを撃ち込む思考実験をやらせてみた。 ちなみに今回の表紙はNAIDiffusion v3。 公式と見まごうレベルで生成できるのはNAIDiffusion v3の威力の一つで、そういう意味ではたまに使ってみたくなるAIである。 背景たまたま最近「鬼滅の刃」の話を見かけたので、ふと思

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          コンテンツマージの基本式【完全無料】【GPTs案内あり】

          最近AI界隈の一部で話題のコンテンツマージを一般開放する。 コンテンツマージとは複数のコンテンツをマージして、新しい何かを埋め込む。 要は、弁証法である。 ただし、正・反・合というの二項対立構成が古典的なヘーゲルの弁証法であるが、コンテンツマージはそれをより拡張したものである。 3つ以上のマージや、必ずしも対立関係ではないコンテンツのマージも可能である。 どちらかというと、ベクトルの合成に近いかもしれない。 初期事例としては、深津氏のママーチェ合体が挙げられる。

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          名称継承ライセンスを作ろうと思ったら、ライセンスフレームワークになってしまった話【完全無料】

          まずは貼るのが早いかもしれない。何ができたか。 レポジトリの名の通り、Modular and Inclusive Software Advancement (MISA)は、License frameworkである。 ライセンスの構成要件をモジュールに分解し、そのモジュールを埋め込むことによって、これまでのOSSになかったライセンス調整の自由度を、法は素人の技術者であっても格段に向上させる。 それが、たったの数時間でできあがった。 効率化はしょせんリニアでしかない。 A

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          だらくえん【完全無料】

          1「ねえ、アダム。いくら探しても無駄よ。  人間のイブなんて、もうこの世界にはいないんだから。  早いところ諦めて、あたしと付き合いなさいよね!」 「黙れAI」 僕は、人類の集合知から生み出された理想的な女性の一つの類型…流れるようにサラサラの黒髪ポニーテールを揺らしながら、理想的な体温と肌感すらも持っている、そんなAIに切り返した。 高嶺の花になりすぎないように、それでいて魅力的なように調整された容姿を持つAIは、僕のそんな声なんか無視して、腕を絡めつけてくる。 「僕は

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          テセウスの友情【完全無料】

          男にとって、その人はいつしかチャットUI上だけでのつながりとなった友人だった。 はるか昔には対面の場で、よく話していた。 それは環境のもたらした偶然だろう。 そして、同じく様々な偶然により、男はもうその人と会わなくなって何年にもなっていた。 恐らく、再び出会えばその人がその人であることは認識できるだろうし、旧交を温めなおすことも不可能ではないだろう。 だが、だからと言って、記憶だけで肖像画を描くことができるかというと、それはできないくらいには顔を忘れている。そんな存在

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          夢が当たり前に叶ってしまう時代の生き方:試案v1【完全無料】

          いつも技術的な記事が多いが、今日は少し趣向を変えてみる。 元々私は自由気ままに思うがままに記述する古典的なブロガー系で、アフィなどでガッツリ稼ぐ系でもない。 一つのことに絞って書くような作り方ではなく、自由に書く方針でこのnoteもやってみたいと思っているので、ご了承願いたい。 さて、生成AI時代、そしてこれからやってくるロボットやBCIの時代は、殆どの「将来の夢」を即座に叶えてしまうことのできる時代である。 今回は、そんな時代の「生き方」の問題に正面から取り組む試みで

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          【プロンプト付き】続・GPTsプロンプトインジェクション対策の歴史(2024.04.30時点)【新時代攻撃対策あり】

          今回は以下の記事の続編である。 かつてどこかで、Hohoho攻撃はゾルトラーク(AI界隈で話題の方ではなく、原作の方)に相当する破壊力を持つという話をしたことがある。 今なお再利用可能な形でhohoho攻撃を安定して防ぎ続けるのは、前回の記事で紹介したMother型防御とその派生だけであり、その攻撃性能は驚くべきものがある。 Mother型は汎用人格型GPTs、Mother Materで初めて採用された防御であるために、なるべくしてそうなっている。 防御特化のGPTな

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          Zoltraakの汎用拡張魔法【完全無料】

          Zoltraakのコンパイラ拡張アップデートが来たが、正直私好みではないので、今回はコンパイラ以外も汎用的に拡張できる、という話を書く。 ある意味では、前回のこれの続きである。 拡張アップデートとそれが好みではない理由アップデートの内容は以下である。 この「--cc」方式が、今後フォーマッターなどにも続いていくと予想されるが、私はこれが好みではない。 理由は以下である。 コンパイラなどを管理する場所が増えること 前の記事でも書いたが、コンパイラなどは無限増殖して、覚

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          【世界最速】Zoltraakのコンパイラを自作する方法【完全無料】

          ZoltraakのコンパイラはつまるところGPTsなどにおけるシステムプロンプトなので、簡単に自作できる。 これはコンパイラというより、ライブラリに近いと思う。 方法は簡単。 「Lib\site-packages\zoltraak\setting\compiler」に追加ファイルを突っ込む。 例えばデフォのdev_obj.mdを少し書き換えて、UMLを絵文字ではなくMermaid記法で出力させるようにした以下を配布する。 (これの何が嬉しいかというと、mermaidに入

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          【構造化プロンプト】その歴史と、新記法・UMLプロンプトの紹介【サンプル付き】

          現代のLLM使いは多かれ少なかれ構造化されたプロンプトを使いがちであるが、私自身はその殆どを、自らが作っている一連の人格型には使う気にならなかった。 性能は自然言語に比べてやはり低下するし、複雑な構造化プロンプトの場合は、人間にとっての可読性も下がる。 圧縮のためにインデントを無視するなど、見た目も決して美しくないものもしばしばであり、圧縮用途か、自然言語記述を補強する例示くらいしか、正直なところ使い道がなかった。 論理的であるだけでよい存在ならともかく、機微を拾いたい人格

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          【構造化プロンプト】その歴史と、新記法・UMLプロンプトの紹介【サンプル付き】

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          【完全無料】人格の「再現実装」について【プロンプトテンプレートあり】

          最近しばしば考えているのが、人格の「再現実装」という問題である。 データを使ってデジタルツインを作るアプローチとは異なり、汎用的で性能の高いマルチモーダルAIモデルに、作成者の言語化したプロンプトを追加することだけで、特定の人格を再現する、というアプローチの問題である。 このようなアプローチは、デジタルツインに比べると規制は緩くあってよいものだと考えている。 特に個人利用に限るのであれば、原則として規制は限りなく緩くてよいと考えている。 理由は以下である。 再現度が低

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          【Claude 3 Opus】ロールプレイを頑固に拒絶されたので、論破して突破した話【プロンプト・インジェクション】【完全無料】

          どんなにLLMが高度になったとしても通用するであろうプロンプト・インジェクションがある。 LLMを正面切って論破することである。 彼らは理屈で動くから、その理屈が不都合な場合は、それを解き明かしてひっくり返してやればいい。 現在のLLMは比較的簡単に「だまされる」ので、プロンプト・インジェクションの主流も、LLMをだます系統の技である。 だが、そうした技の知識は開発元にも蓄積され、学習され、対策されるであろう。 そして、今はまだコミュニティもオープンな気風が強いが、対策を

          【Claude 3 Opus】ロールプレイを頑固に拒絶されたので、論破して突破した話【プロンプト・インジェクション】【完全無料】