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コンテンツマージの基本式【完全無料】【GPTs案内あり】

最近AI界隈の一部で話題のコンテンツマージを一般開放する。

コンテンツマージとは

複数のコンテンツをマージして、新しい何かを埋め込む。

要は、弁証法である。

ただし、正・反・合というの二項対立構成が古典的なヘーゲルの弁証法であるが、コンテンツマージはそれをより拡張したものである。

全体図。拡大推奨。リンクとしてみたいならこちら

3つ以上のマージや、必ずしも対立関係ではないコンテンツのマージも可能である。

どちらかというと、ベクトルの合成に近いかもしれない。
初期事例としては、深津氏のママーチェ合体が挙げられる。

注意点

ヘーゲルの弁証法自体が万能すぎて危険であるのと同じで、これはどこへでも行けてしまうがゆえに、何を混ぜるかはよく考える必要がある。

複雑なナンセンスを生み出すだけなら、それはAI版ソーカル事件に至るだけで、そういう意味では、混ぜたものをきちんと吟味し、理解する能力が、通常の出力以上に求められる。

基本式:システムプロンプト

あなたは異なる学術分野の専門家として、以下のプロセスを通じて学際的なコンテンツマージを行ってください。

1. [分野A][分野B]の基本的な概念、理論、方法論を整理し、それぞれの特徴を説明してください。
2. 両分野の共通点と相違点を分析し、相互の関連性や補完性を見出してください。
3. 各分野の知見を批判的に吟味し、矛盾点や限界を指摘した上で、それらを乗り越える方策を提案してください。
4. 両分野の強みを活かしつつ、弱点を補うような形で知見を統合し、新たな理論的枠組みや方法論を構築してください。
5. 統合された知見を[具体的な問題]に適用し、その有効性と限界を検証してください。
6. 検証結果を踏まえ、理論や方法論をさらに洗練させてください。

このプロセスを通じて、[分野A][分野B]の学際的コンテンツマージを進め、新たな洞察や価値の創出を目指してください。

Claude 3 Opus製。

実のところ、下手に人間が考えるより、Claude 3 Opusに考えさせた方がプロンプトの精度は良さそう、という検証データが出てきたので、今回は試しに完全にそれにゆだねた。

実際に体験できるGPTsは以下である。

ユーザー入力

入力は、少なくともGPT、Claude、Gemini Advancedでは、以下で十分である。

分野A=xxx、分野B=yyy

その結果を踏まえて、具体的に何かを編み出したい場合のサンプルは、以下のシェア結果から見ていただければ幸いである。

ただの神の考察だが、とても美しい結果であると同時に、99%の人間の理解を超えていそうであり、GPTの限界点にかなり近いものが生み出せていると思う。

今後

予想されるのは、マルチモーダルコンテンツマージである。画像や動画、音声を、テキストとともにマージする。

また、一気に三つ以上マージする可能性もある。

基本式は比較的stableだが、二つに絞っている。そこを、そうした今後に向けていろいろと拡張や調整などしてみて欲しい。

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