Atsuya SUZUKI

旅行/墓/建築/中国語のことなどを書きます。 台湾に住んで建築設計の仕事をしています。

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マガジン

  • 中国語関連

    中国語を勉強しながら考えたことなど

  • 『カラマーゾフの兄弟』読破の道

  • マレー半島縦断記

    マレー半島縦断記のまとめ

  • 台湾(宜蘭)の建築/ランドスケープの事例から学んだこと

    台湾の宜蘭県に住んで、感動した現代建築やランドスケープの事例について、自分なりに考察して紹介しています。

  • 墓について

    アジア各国の墓場や墓園に訪れて、色々と考えています。

最近の記事

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中国語を一年間本気で学んだ凡人の記録

はじめに この文章を書く目的は、おすすめの勉強方法を共有するとか、言語学習について指南するとか、そういう殊勝なものではありません。"一年間の勉強内容やかけた時間をまとめることで、これまでの勉強方法を一度立ち止まって検査して、二年目以降の勉強に生かす"ことが目的です。「こんな文章を日本語で書いているくらいなら、少しでも勉強した方が良い」というツッコミを、もう一人の自分に入れられながら、可能な限りで書いていこうと思います。  自分は人と喋ることでものを考えることが苦手なので、文章

    • 【『カラマーゾフの兄弟』読破の道_2】停滞──予想していたよりも早く

      6/28(金)  前の投稿で、「カラ兄が読みにくい?とんでもない」みたいな舐めたことを書いた記憶があるが、あの若造の思い上がりを拳骨で脳天からかち割りたい気分だ。なぜ上巻の10パーセントほどしか読んでいない段階でそんな、大それたことが書けたのだろう。前回投稿を読んでくれた皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。まあこれも、一週間に一度感想を投稿することで生まれる面白さだろうと、厚顔無恥に続けることにする。  具体的に言うと、次男イワンが長老に対して持論(論文の内容)を展開す

      • 中文書紀錄日記_4『轉大人的辛苦』

         在閱讀這本書的過程中,我一直思考:我是大人還是小孩?雖然我已經二十幾歲了,自立賺錢,自己外出吃飯,自己出國旅行,甚至自己在異國找到工作。然而,我目前住的地方是免費的(由他人代付),也不知道怎麼支付自來水和電費,不僅沒有女朋友,更別說孩子了,因此也沒有什麼責任。對,聽起來,我似乎不是完成自立的大人。我覺得自己處於一種曖昧的狀態。  這本書給了我很多關於如何為大人的啟示。書中的內容從未開化社會的成年禮開始,延伸到現代社會的各種問題,讓我深刻反思自己的生活和成長。 說話有邏輯

        • 【『カラマーゾフの兄弟』読破の道_1】解けた三つの誤解

          6/18(火)  昨夜は、仕事のことで、すっかり凹んだ。できるだけ早く仕事を進めて、できるだけ早く進捗を見せて、チェックを貰って先に進むことが必要なことだと思い込んでいた。夜遅く、年下の先輩から、(すごく要約すると)「仕事が適当すぎる、君は忍耐力がない。自分でチェックしてから見せて。」と言われてしまったのだ。本当に彼の言う通りで、ほんとに細かなことまで、ずっと彼に頼りっきりだったのだ。これは仕事のやり方を変えないと生き残れない、とかなり焦った。泣きそうになりながら、カラ兄に

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        • 香港旅行記
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          【『カラマーゾフの兄弟』読破の道_0】記念日

          6/16  先ほど、家の近くの運動公園にあるプールを泳ぎながら、ふと考えた。僕はどうも、X(旧Twitter)を見ている時間が長すぎる。仕事の合間とか、トイレとか、一人の時間があると、すぐに見てしまう。見ながら、95%くらいの内容に対して「くだらない、見なくて良い」と認識しているのにもかかわらず。これではダメだ、と思った。どうにかしてSNSを見る時間を減らさないと、人生なんてあっという間に終わってしまう。  どうやったら辞められるだろうか?ちなみに、既にスマホからアプリは

          【『カラマーゾフの兄弟』読破の道_0】記念日

          中文書紀錄日記_3『霧社事件』

           今天我要分享的感想是關於「霧社事件」的漫畫。對,這次是漫畫。我也在想這是否可以算作「書」,但我認為漫畫也是一種文學形式。所以沒有問題。而且這本書的內容是關於歷史的解釋。  我之前就知道霧社事件,因為我看一部叫《賽德克·巴萊》的電影,所以對我這個事件有大概的了解。看了這本漫畫後,我才更深刻地感受到那部電影做的有多好。因為這本漫畫中的豐富內容和電影差不多。 為什麼叫「事件」,這不是「戰爭」?  我一直在想,為什麼這場戰爭叫做「事件」。我猜對日本人來說,這是一場他們統治下的

          中文書紀錄日記_3『霧社事件』

          【マレー半島縦断記⑧】旅は出会いと別れ

           ホステルについている朝食(トーストとシリアルを自分で取って食べるスタイル)を食べているときに、一人の青年が声をかけてくれた。君が日本語の本を読んでいるのが見えたんだ!ちょっと前まで三週間ほど日本に行っていたんだ!日本は全てがアメイジング!スシ!シャブシャブ!としきりに褒めてくれる。  彼はイスラエル出身のユダヤ人で、高校を卒業後、3年間の兵役(3年間!!)を終え、大学に入るのを控えている22歳の若者。大学ではビジネスを学ぶ、と言っていた。30分くらい愉快に話して、すっかり

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          【マレー半島縦断記⑧】旅は出会いと別れ

          【マレー半島縦断記⑦】アユタヤが教えてくれたこと

           バンコクのTBSというバスターミナルに着いたのがお昼過ぎ。そこから街へ向かうためにバス停でバスを待つのだが、乗りたい番号が一向にやってこない。Googleで表示された5種類くらいのバスと、バスのフロントガラスの上に表示された番号を見比べる。電光掲示板などという高価なものはないため、バスが来てから確かめるしかない。しかも酷いのは、どのバスも二通りの番号があることだ。例えば6(21A)といった具合。この場合、フロントガラスには6と書いてあり、側面にやっと21Aという文字が見える

          【マレー半島縦断記⑦】アユタヤが教えてくれたこと

          【マレー半島縦断記⑥】漁師の町の秘密

           外が暗くなってきて、宿が決まってないことが流石に不安になってきた。赤ちゃんをあやしているビュー(大学生)に相談する。「多分私の伯母に聞けば、いくつかアテがあると思います。待っていてください。」来た!若い娘から地元のおばさんへの、黄金ルートだ。翼くんから岬くんにボールが渡ったときくらい安心感がある。  事情は分かった、という感じで、荷台付きバイクのエンジンをかけるデューおばさん。「乗りな!」という掛け声で、ビューと二人で乗り込む。陽の落ちゆくコーヨー島の風を切る。デューおば

          【マレー半島縦断記⑥】漁師の町の秘密

          【マレー半島縦断記⑤】コーヨー島の奇跡

           朝起きてベッドのカーテンを開けると、ちょうど同じタイミングで用意をしだしたLAおじと眼が合った。おはよう、と小さな声で挨拶をし、チェックアウトの準備を進める。  下階に降りて、聞きたいことがあるんだけど、と持ちかけたら、スタッフさんが親身になって色々教えてくれた。まずSIMカード。携帯会社の店員さんかのように、手際よくいろいろ見てくれて、どうやらプリペイドの分を使い切ってしまっていただけらしいことが判明した。たまたまタイに入ったあたりでなくなったので、勘違いしてしまってい

          【マレー半島縦断記⑤】コーヨー島の奇跡

          【マレー半島縦断記④】それでも旅は続く

           マレー半島を旅していて発見した、人生を変えた大きな一つのことがある。それはスムージーの美味しさに気づいたことだ。シンガポールも含めると今朝で四杯目だけれど、屋台のものも、カフェのものも、どれも本当に美味しい。太めのストローから、細かくなった果肉が雪崩れ込んできて、氷で冷やされた果実の旨味と栄養が、舌から、喉から、胃から、人間を幸福にするために攻め込んでくる。細胞が歓喜の声をあげているのが聞こえてくる。しかも、どれも安い。Lサイズくらいのものが一杯200円で飲める。ドリンクが

          【マレー半島縦断記④】それでも旅は続く

          【マレー半島縦断記③】イスラム文化との邂逅

           朝チェックアウトしに行くと、「昨夜はメンテナンスの関係で大きな音を立てて申し訳ありません。」と、とてもすまなさそうに、天パお兄さんが眉を八の字にしている。やはりあれは異常だったのか。またも「大丈夫だよ〜」と良い客を装って、少し誇張するくらいの軽やかな足取りで宿を出たけれど、実際はかなりの寝不足だ。太陽光がさらにきつく感じる。  宿から出て、当てもなく徒歩で街を見て回る。マラッカには腰折屋根を逆に折ったような屋根の建物が多く見られ、住宅も、東屋も、バス停も、チケット売り場で

          【マレー半島縦断記③】イスラム文化との邂逅

          【マレー半島縦断記②】アナザーキャンパスライフ

           昨夜はかなり酔っ払いながらも、しっかりホステルにチェックインをして、ぐっすりと眠った。6個も寝床があったのに、夜は部屋に僕しかいなかったため、とても静かで快適だった。朝目が覚めたら他のベッドに一人の女性がスヤスヤと眠っていた。道路向かいのお寺から、聴きなれない鐘の音がリンリンと鳴り響いていて、一体ここは何処なのだろう、と一瞬混乱した。 整列する墓、時の流れ  お昼ご飯から先生と待ち合わせをしていたので、地下鉄を途中駅で降りて墓を見にいく。勿論、駅からのアクセスは良くない

          【マレー半島縦断記②】アナザーキャンパスライフ

          【マレー半島縦断記①】南の国の太陽

           2024年5月9日の午後9時、深夜便の飛行機に搭乗するために、空港へ向かうバスに乗り込んだ。2週間ほど仕事場を不在にするため、つい先ほど、引き継ぎのための長い話し合いを終えたばかりだ。旅立つ直前まで残業して大変だね、と同情されるかもしれないけれど、却って気分はとても良い。それは、少なくとも引き継がないといけない仕事ができていることと、自分を中心とした討論が数時間できたことが理由だ。まだまだ不十分だけれど、少なくとも、居なくなったら少しは困る存在になれているようだ。提出直前の

          【マレー半島縦断記①】南の国の太陽

          【日記】スマホを持たずに出かけた土曜日

           高校一年生になったタイミングで、両親から買ってもらったスマートフォン。僕らの一個上の先輩たちはみんなガラケーだったけれど、僕らの世代は(ほとんど)みんなスマホだった。こんな言葉は世の中にはないかも知れないけれど、僕らがまさに「スマホネイティブ第一世代」と言っていいだろう。  スマホを持って以降、ズボンの右ポケットがその定位置になった。(左ポケットは鍵類と財布)この定位置は約10年来変わっていないので、そこに重みがないと違和感がある。出かけるときはもちろん、家にいる時も基本

          【日記】スマホを持たずに出かけた土曜日

          中文書紀錄日記_2『一九八四』

           我自己也很驚訝怎麼這麼快就寫了,這系列的第二篇文章。這次我用了有聲書。因此不需停下來查詞,當然也讀得更快。而且最近我每天早上起床的第一個小時,和睡前的一個小時都用在讀書上。所以每天可以聽兩個小時,一週就能聽完一本。  我也嚇了一跳,我是如此努力。但這感覺不像是在努力,而更像是自然而然地感到興趣。我認為這個方法(讀書)非常適合我。終於找到了適合我的方式。  順帶一提,為什麼中文將「audio book」翻譯為「有聲書」而不是「聲音書」呢?當我第一次聽到時,我誤以為是指「聲

          中文書紀錄日記_2『一九八四』