笹垣 茜希

ｻｻｶﾞｷ　ｾﾝｷ 余韻のある繊細な文章に憧れています ゼロからイチを創造できるようになりたいです

笹垣 茜希

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初めての入院生活の話

非日常の連続だった。 空港に行くと言っても納得してもらえそうな大きさのキャリーケースを引いて来た。なかにはたくさんの漫画、小説を詰め込んできたから重くて仕方がなかった。私は私を守るために小さな図書館をこの病室に運んできたのだ。 次から次へと説明を聞いて、同意書を書いた。 定期的に体温測定と血圧測定をした。 病室に不安があったが、ホテルライクとも言える、小綺麗なお部屋に案内された。小さなデスクや、テレビ、冷蔵庫があり、それなりにお金をかけることが生活の質に繋がる

笹垣 茜希

    • 「メンタル強そうだね」と言われがち人生

      初対面の人であっても、ある程度親交を深めた間柄の人であっても、裏で示し合わせたかのように口を揃えて私のことをこのように表現する。 「あなたはメンタルが強そうだね」 そんなとき、私はいつも反応に困る。 「そんなことないよ」または「そうかなぁ」と答えた場合には、「え〜絶対そうだよ〜、いつも自分の意見を持ってるし、病まなそう！」など、自身の主張を強めるような発言が返ってくる。 「私もときどきは病むよ」と答えた場合には、「え〜そうなの、意外〜」と言われ、ネガティブイメージに変えら

      笹垣 茜希

      • 「世界でいちばん透きとおった物語」から始まる読書感想文と読書論

        面接の際に趣味は読書です、と言ったら担当者が最近読んだ本として「世界でいちばん…透き通る…？物語？」をおすすめしてくださったため、すぐに調べ直した。すると昔からよく読んでいた方が書いていると判明し、絶対に買って読もうと思った。杉井さんの本はライトノベルで読み始めたのがきっかけだったけど、いかにもライトノベルという感じは当時からしていなくて読みやすいと思っていた。大学生になってから読み直したシリーズも、昔から好きだったけど今読んでもやっぱり面白かった。泣いてしまったような気がす

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