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20歳まで全く読書をしてこなかった奴が、本を読むことへの抵抗が減るまでの話。

どうもマグです。今日も本の話です。多いね本の話。

まあ読書をするわけです。僕は。

冊数に誇り持つとか、知識をひけらかしてイキるとかではなく、時間の埋め合わせや現実逃避、勉強してこなかった人生をごまかすために読んでます。

大人になったら、本を読んでるだけでちょっと褒められる機会もちょこちょこありました。皆は僕がそんな動機で読んでいるとも知らずに褒めてくれるのです。

勉強してなかったやつが本を読み始めることは結構あるんじゃないかなって思います。学歴があんまりよくなかったら、それを埋め合わせるために本読まなきゃみたいな感じで。

実際僕がそんな感じします。もう二ランクくらい上の大学にもし入れていたら全く本を読まずに生きていたかも、いやそれはないかな。そこに入ってても友達ができず孤独に違いなかったので。

なんやかんや友達が近くにいる時は本を読まないんですよ、人間は。
高校までもなかなかに地獄だったのですが、喋る相手がいなかったわけではないので、19歳くらいまではポケモンしたり、ネットサーフィンしたりする日々でした。

浪人して大学に入ったので、19歳の時が大学1年でした(早生まれだからこの辺ややこしい)。1年通ってみて、「これはこのまま地獄で終わるな」と思いましたが、配信アプリやYouTubeを見たりしてぼーっと生きていました。(配信もしてました。この時のリスナーさんがまだ僕を覚えてくれてたりする。やさし。)

そして20歳になる頃、コロナが来ます。
感染予防により大学に行く日もぐんと減りました。
僕としては大学に行かなくていい喜びがありましたが、虚無感みたいなのが前よりグッと強くなりました。

ニートみたいな感覚です。

「なんかしないとやばいぞ!腐る!」と思い、その辺から急に本を読むことになりました。しかし全く興味のなかった読書を始めるのはかなりハードルが高かったです。お笑いは好きだったしちょうどNSCに通っていた時期だったので、お笑いの本を読もうと思いました。(松本さんの『遺書』はなんか違うなってのでいまだに読んでません。)

そこで読んだのが、ナイツ塙さんの『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(集英社新書)でした。これがまあ読みやすくて興味深い内容でした。お笑い詳しくない人からしたら苦痛でしかない中身だとは思いますが。

てなわけで「自分の興味のあるジャンルで、尚且つ有名人が書いた本」が、読書の入門としてなかなかいいんじゃないかと思います。

専門家や学者が書いた本の方が、そりゃ参考文献もしっかりしてるし、事実に則ってるんでしょうけど、如何せん難しい。読書嫌いになります。

その点、タレントや芸人などの有名人の本は、わかりやすい文体で書かれていることが多いように感じます。

そこからどんどん難しい本にトライしていくべきなのだと思います。

読書家の方はよく、「あんな薄っぺらい本なんか読んでも何にもならない」みたいなことを仰いますが、本が全く読めなかった身としては、そういう本たち(塙さんの『言い訳』はそういう本じゃないです!と言い訳しておきます。)に最初に出会うことで、親しみやすくなってんじゃないのかなーと思いますね。

そこからどんどん難しい本にトライしていくべきなのだと思います。

最初から講談社学術文庫の歴史の難しいやつとか読んでも絶対心折れるだけですからね。装備なしでミラバルカンに挑むようなものです。タイトルでも大体優しそうな本って大体優しいから、そういうタイトルの本を狙って読みまくるのもいいと思います。

そこからどんどん難しい本にトライしていくべきなのだと思います。

AMEMIYAさんの歌詞みたいな繰り返し方をしてしまいましたが、きっかけはなんであれ、段階を踏めば難しい本もいずれは読めるようになるはずなので、最初に「これは読めるぞ!」と思える本に出会うことが一番大事ですね。本は読めるものだという考えがない状態では、読書はできないと思うので。

僕もいまだに岩波文庫とかヒイヒイ言いながら読んでますし、専門書も泣きそうになる程難しいです。でも読書を続けて、段階を踏めばいつか抵抗できるんじゃないかと思って今も読んでおります。読書は終わりなき旅です。

本屋これ以上潰れんとってー。

あとこのNOTEは、いつ僕の文章が纏まり始めるかの戦いでもあります。

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