見出し画像

【読書が苦手?】あなたにピッタリの読書スタイルを作る方法

この「読書論」というマガジンの一連の記事で、僕は読書について色々論じています。しかし、これはあくまで僕の考える読書論なので、僕以外の人にはしっくりこない可能性もあります。僕にとっては、この「読書論」で書いているスタイルが一番自然だということです。
これを読んでるあなたは、読書について何かしらの迷いがあるのだと思います。
であれば、あなた自身に合った「読書論」、いわば「読書の哲学」みたいなものを打ち立ててほしいと思います。

では、自分なりの読書の哲学を打ち立てるにはどうすればいいのか?

まず必要なのは、読書について常識的な思い込みをいったん捨ててみることです。例えば、「読んでも忘れたら意味がない」「どこまで読んだか忘れないために栞を挟んでおく」「エンタメ小説(直木賞受賞の作品など)は単なる娯楽であって、教養にはならない」といった、一般的に当たり前だとされている思い込みです。
他にも色々あると思いますが、こういった常識や思い込みに囚われていると、楽しめるはずの読書も楽しめなくなってしまいます。
ひとことでいえば、常識があなたを不自由にするのです。

また、書店に行くと「読書法」みたいな本がたくさん並んでいますが、そこに書いてあることを鵜呑みにするのもいけません。その読書方法が「科学的に正しい」とされていたとしてもです。
あくまでも、あなたに合っていなければ意味がありません。もちろん、参考程度に読むのであれば問題ありません。僕の「読書論」も同様です。

では、どうやって常識的な思い込みを捨てればいいのでしょうか?

これは考え方としては難しくないと思います。
捨てるべき常識とは、あなたの読書を不自由にしている常識のこと。であれば、好きなように本を選び、好きなように本を読んで、好きなように本を扱ってみる。そうすることで、自然と常識から開放されます。
まあ、「好きなように」というのを実行するのは少しだけ難しいかもしれません。なぜなら、常識とか思い込みというのは、呼吸をするくらいに当たり前になってるから。
以下に「好きなように」の具体例をいくつか挙げておきます。

  • 本を買ったら帯とカバーを捨てる

  • 好きなページから読み始める

  • ボールペンで書き込みまくる

  • 10冊同時に読み進める(並列読書)

  • 逆に、1冊読み終わらないと次の本を読まない(順列読書)

  • 買って本棚に並べるだけで満足する

  • 読みたいページを切り取って持ち歩き、電車内などで読む

他にも色々挙げられると思います。繰り返しになりますが、自分がもっとも自然かつ自由だと感じられる読書スタイルを見つけることが重要です。

もしかすると、色々やってみたは良いけれど、どれが自分にしっくりくる読書スタイルなのかわからない場合もあるかもしれません。
その場合、おそらくは読書に対する根本的な思い込みや常識が邪魔をしている可能性があります。それが何かというと、「何のために読書をするのか?」という”動機”の部分です。
ただ娯楽として楽しみたいだけなのか?それとも、なにか学びたいことがあるのか?
僕の場合は、この記事の一つ前の記事に詳しく書きましたが、本の著者を話し相手や善き友人だと思って読書をしています。そうすると、(本の種類にもよりますが)自然と本を丁寧に扱うようになります。あまり書き込みもしません。
もちろん、本をどう扱うかは人によって最適解が違います。例えば文庫本のカバーを外して、いつもポケットに突っ込んで持ち歩いてボロボロになっても、それはその人の目的に適った読書スタイルです。批判しようなどとは少しも思いません。
ともかく、「なぜ読書をするのか?」という目的をはっきりさせておくこと。そうすることで、自分なりの読書の哲学を立てやすくなります。

というわけで、僕の「読書論」でも引き続き、読書について書いていくつもりです。よろしければ、またお読みください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?