“心ときめきするもの”

いつもよりちょっと早起きの朝、
カーテンのすきまからもれて
壁に差し込んだ光がきれいだった。
こういう日常の中の“ちょっといいコト”を
たくさん見逃しているような、
なんだかそんな気がしてきたので
清少納言さんのまねをして
私の“心ときめきするもの”を
ちょっと思い出してみよう。

朝のひかり。
それは壁にあたっていてもいいし、
テーブルの上のパンを照らしていても、
床に映すカーテンのあみもように

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#7 大進生昌が家に(中編)

どうも、綴人です。

今回は中編。

中編は、家の主人である生昌が、家に来ている定子たちに挨拶に来る場面です。

簡単なあらすじは、こんな感じです。

前半、清少納言が生昌の家の門について、文句を言っている場面の続きです。

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#6 大進生昌が家に(前編)

どうも、綴人です。

この章段は、前中後編の3つに分けて紹介していきます。

前半は、清少納言の上司である中宮定子が、訳あってよく知った生昌のところで暮らすことになり、その家に向かう場面。

彼女たちは、車(牛車)に乗って移動します。中宮はもちろん、官女ともなればその車も当然豪華なもの。

普段は車を建物の専用口につけて、直接乗り降りします。

そのためにはまず、家の門を通過しなければならないわけ

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#5 思はむ子を

どうも、綴人です。

今回は、お坊さんの話。可愛い子どもをお坊さんにしたのは…と始まります。

まずは簡単な訳だけ示したいと思います。

世間の人がお坊さんというものをつまらないものだと決めつけて、居眠りをしてしまうことにも喧しく文句を言う。若いうちからお坊さんになった人は、様々なこと(女性のことなど)にも興味があるだろうに、それすらも遠ざけているのは不自然ではないか。ちょっとくらい覗いたって良い

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#4  同じことなれども聞き耳異なるもの

どうも、綴人です。

今回の章段はかなり短め。でも、かなり厳しめの一言。

同じことなれども聞き耳異なるもの

法師の言葉。男の言葉。女の言葉。下衆の言葉にはかならずも字余りたり。

簡単に現代語訳をすると、こんな感じになります。

”同じ内容でも、感じ方が違うものと言えば、法師の言葉(お坊さんのお説教)。男性の話と女性の話。卑しい者の話には、必ずと言っていいほど余計な言葉が含まれている。”

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FGOに清少納言が追加されるとか。
ビジュアルとかはさておき、解説は意外とちゃんとしてました 笑

#3 頃は(後編)

どうも 綴人です。

前回に引き続き、「頃は」の段についてのお話。
お気づきかもしれませんが、この段は基本的に時節にあった風雅な宮中の様子について述べられています。 

前回は正月ごろのお話、今回は三月以降のお話です。 

除目という、今でいう辞令のようなものが発表される時期に、

「中宮様によろしくお伝えください。何なら、帝にも」

と口利きを頼んでくる人が、清少納言たちのもとを訪れます。

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キラキラのアーチャーは清少納言でしたね。(FGO)

はい。

まあ予想の範疇というか、直球ストレートで来ましたね。凄い髪色だぁ...(改めて)

まあ「武蔵坊弁慶」という名前で活動している「武蔵坊弁慶じゃない人」もいるのでまだ油断はできませんけどね。もしかしたら清少納言の偽者かもしれません。

とはいえ、紫式部がやたら嫌いそうなビジュアルと性格をしているようなので、ほぼ清少納言本人で確定でしょうねはい。

多分、清少納言の方は紫式部のことをそんなに

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いと嬉しみ
1

「うつくしきもの」

うつくしきもの。
はじめての生徒がくれたお花。彼のお花。

かの清少納言は、愛する
「うつくしきもの」達を、
言葉で留めようとした。

よくわかるなぁ、その気持ち。

ときめく愛しい気持ちを、
留めておきたいという気持ち。

留める過程で、
愛しい気持ちは結晶化してくように、
雑味が削がれて、純粋になる。

初のドライフラワーを半年前につくった。
生徒からの花束。

2つ目のドライフラワーは、
1

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駆け出し百人一首(43)これを見よ上はつれなき夏草も下はかくこそ思ひ乱るれ(清少納言)

これを見(み)よ上(うへ)はつれなき夏草(なつくさ)も下(した)はかくこそ思(おも)ひ乱(みだ)るれ(清少納言)

続千載集、恋一、1073番

現代語訳

これを見てよ。表面上は何事もない様子の夏草も、下の方はこのように色変わりし、乱れているのです。私も、表向きは平然とした態度を取っていますが、内心ではあなたに恋い焦がれ、悩み乱れているのですよ。

和歌英訳

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