ひとみ

日本史全般、古典文学、美術が好きなアラ還の元公務員。SNSに投稿していた歴史に関する記…

ひとみ

日本史全般、古典文学、美術が好きなアラ還の元公務員。SNSに投稿していた歴史に関する記事をまとめるとともに、新しい記事も書いています。著作に「肥前国関ヶ原」、「徳川家康の対外政策と岡本大八事件~鎖国への途」(㈱AndTech発刊『反関ヶ原合戦』『家康考』所載)等。九州北部在住。

マガジン

  • 歴オタがゆく

    Facebookへ投稿していた歴史に関する記事をまとめてみました。加筆、修正したものや新たに作成した記事もあります。

  • 肥前国シリーズ

    肥前国(現在の長崎県・佐賀県)の歴史に関する投稿をまとめました。

  • 神社・仏閣へ行こう!

    子どもの頃から神社・仏閣が好きだった私が、SNSを始めてから参拝した神社・仏閣をまとめていきます。つぶやき投稿も含みます。

  • 日々のつれづれ

    思いを述べた随想や日々のつぶやきを、こちらにまとめています。

  • 好きな作品や美術展について勝手に語ろう

    美術鑑賞好きの素人のオカンが、好きな作品や美術展について勝手に語ります。 こちらも、Facebookに投稿していた美術鑑賞記事を加筆、修正したり、新たな記事を書いたりします。

最近の記事

  • 固定された記事

少し長いタイトルです。(『歴史愛好家のための日本の歴史~平安時代編~』)

お待たせしました。(どなたか待って下さってたのかしら・・) 2024年2月29日、私が活動しているFacebookの歴史グループ【歴史Mind】の6冊目の共著本が出ます。 タイトルは少し長く『歴史愛好家のための日本の歴史~平安時代編~』です。 今年の大河ドラマ「光る君へ」で一躍(?)平安時代ブームがきておりますが、今回はその平安時代を した考察本です。 今回、私は本編第九章「紫式部と藤原道長~そして、物語は残った~」とコラム2本(「刀伊の入寇~馬を馳せかけて射よ。臆病は

    • 何だか久々に咳が止まらなくなる風邪をひいた。喘息とまではいかないが、アレルギー体質からか、たまに咳が止まらなくなる風邪を引き長くかかってしまう。ヤバいなぁ…季節の変わり目は要注意なんです。夜に眠れるようになったら体力が回復して治るので、もう少しで治りそう。

      • 重伝建地区「塩田津」訪問        @佐賀県嬉野市(2024/9)

        今回は町並みについての投稿です。 先日のことですが、佐賀県嬉野市にある重要伝統的建造物群保存地区「塩田津」を訪問したのでレポートします。 佐賀県の南西部に位置する嬉野市。塩田津はその有明海寄りに位置する河川港のあった街です。 2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された塩田津。 江戸時代は長崎街道の宿場町として、河川港として栄えました。 先ごろご紹介した嬉野忍者の1人、蓮池藩の「細作」をつとめた田原安右衛門良重は、この塩田の頭人(=長官)にまで至ったということです

        • 【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について③

          前回の続きです。 この度佐賀県で龍造寺隆信を中心とする「さが戦国武将隊」が結成されました。その応援企画として、佐賀県嬉野市に実在した3人の忍者(田原安右衛門良重、弁慶夢想、古賀源太夫)をご紹介したいと思います。 *前回のnote記事はこちらです。 (註:この記事は嬉野忍者調査等の研究発表を拝読し纏めたもので、私のオリジナル研究ではありません。末尾に参考文献等を明示。) ー第3回 古賀源太夫の巻ー 古賀源太夫(生没年不詳/蓮池藩火術方、聞合方) 幕末期、長崎港に頻繁に

        • 固定された記事

        少し長いタイトルです。(『歴史愛好家のための日本の歴史~平安時代編~』)

        • 何だか久々に咳が止まらなくなる風邪をひいた。喘息とまではいかないが、アレルギー体質からか、たまに咳が止まらなくなる風邪を引き長くかかってしまう。ヤバいなぁ…季節の変わり目は要注意なんです。夜に眠れるようになったら体力が回復して治るので、もう少しで治りそう。

        • 重伝建地区「塩田津」訪問        @佐賀県嬉野市(2024/9)

        • 【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について③

        マガジン

        • 神社・仏閣へ行こう!
          34本
        • 肥前国シリーズ
          56本
        • 歴オタがゆく
          68本
        • 日々のつれづれ
          90本
        • 好きな作品や美術展について勝手に語ろう
          7本

        記事

          【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について②

          前回の続きです。 この度佐賀県で龍造寺隆信を中心とする「さが戦国武将隊」が結成されました。その応援企画として、佐賀県嬉野市に実在した3人の忍者(田原安右衛門良重、弁慶夢想、古賀源太夫)をご紹介したいと思います。 *前回のnote記事はこちらです。 (註:この記事は嬉野忍者調査等の研究発表を拝読し纏めたもので、私のオリジナル研究ではありません。末尾に参考文献等を明示。) ー第2回 弁慶夢想の巻ー 弁慶夢想(生没年不詳/山伏) 慶安4年(1651)、藤津郡吉田村(現在の

          【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について②

          【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について①

          佐賀県嬉野市には忍者村がありますが、嬉野には3人の忍者(田原安右衛門良重、弁慶夢想、古賀源太夫)が実在したことが史料調査により判明し、専門家からも認定されています。 2018年に嬉野市で開催された第2回国際忍者学会でも発表されました。 その佐賀県において、この度、3人の忍者も含めた「さが戦国武将隊」が結成されたそうです。しかも、龍造寺隆信役と御付の武将足軽役はオーディションで決定されるとか。 そこで 「さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画」 として、まずは嬉野にいた3人の

          【さが戦国武将隊結成(勝手に)応援企画】嬉野忍者について①

          変わらない、と思うことはリスクでしかない

          大学時代のサークルの友人と10年ぶりにばったりと再会して、1ヶ月後のことだった。突然「今、出張先でMさん(同じくサークルの友人)と一緒なんだけど・・」とLINEがきて、こういう言葉が並んでいた。 1 Mさんと、久しぶりに(大学時代に行った私の地元の)お祭にみんなで行きたいね、という話になった。 2 自分たちは既にその地を離れており、近いのはひとみだけだ。 3 土曜日にお祭が開催される4年後に行きたいので、チケットと宿泊先の手配をひとみにお願いしたい。 という目が点になるよ

          変わらない、と思うことはリスクでしかない

          棲みなすものは 心なりけり

          ふた月ほど前のことだが、解決できない問題に実は少し悩んでいた。ちょうど流行風邪をひき、なかなか完全回復しないもどかしさもあって、いろいろと焦っていた。 こんな時は自分を見つめ直そう、と「~べき」で縛りつけていた気持ちを少しゆるめて、暫し心の赴くまま、好きなことをやることにした。 そんな時期に、かねてから一度お会いしたいと思っていた方3人のオンライン講演会やオフ会が(なぜか)続けて開催されることになり、参加してみた。 最初の方は医療関係。8月末、オンラインでの講演会だった。

          棲みなすものは 心なりけり

          書き物に集中して疲れていたら、岡山の親戚から大好きなシャインマスカットが届きました。 今年は天候不良で収穫が遅れたとか。 嬉しい! 明日からの楽しみが増えました。

          書き物に集中して疲れていたら、岡山の親戚から大好きなシャインマスカットが届きました。 今年は天候不良で収穫が遅れたとか。 嬉しい! 明日からの楽しみが増えました。

          9月です、秋です、残暑です。

          立秋を過ぎたら、まだ暑くても「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」と書くのだよ、と母が教えてくれたのはまだ二十歳前の頃だったでしょうか。 うろうろ迷走した台風10号が消滅した後、庭には赤とんぼが飛び交い、朝夜の空気に急に涼しさを感じるようになりました。昼間は30度を超えたギラギラの照り返しがあるものの、です。 もう9月。思えば2024年もあと4ヶ月しかありません! 今年は1月初めに左足の甲を骨折し、何とも低調なスタートでした。3月半ばまで松葉杖が手放せず、QOLは著しく低下

          9月です、秋です、残暑です。

          己の感覚を研ぎ澄まそう

          昭和2年生まれの義母は、戦争も原爆も体験していましたが、生前、息子であるうちの夫にこう話していたそうです。 「戦争が始まり、ラジオも新聞もずっと"日本が勝ってる"と言っていたので、そう信じていた。何となく、おかしいのでは?と思い始めた頃に原爆が落ち、陛下の玉音放送があって初めて"騙されていた"ことを知った。」 大本営発表とはまさにこのようなことだと思います。 「己の感覚を研ぎ澄まそう。」 幸いなことに、今はインターネットというものがあるので容易にいくつかの情報を得るこ

          己の感覚を研ぎ澄まそう

          長崎市恐竜博物館へ行ってみました!    

          先週のことですが、息子を連れて初めて恐竜博物館へ行ってみました。 恐竜博物館と言うと有名な「福井の博物館?」と思われるかもしれませんが、長崎県は西彼杵半島の南端である野母崎地区に「長崎市恐竜博物館」という施設があるのです。 実は私は長崎市南部の出身です。実家の母が長崎市南部にある高齢者施設に入所しているので月に1、2回は訪れるのですが、野母崎にある恐竜博物館は母のいる施設より更に遠方にあるため、一度も行ったことがありませんでした。 場所はこんな感じですね。長崎市中心部から車

          長崎市恐竜博物館へ行ってみました!    

          言葉が舞い降りる時~「光る君へ」の感想~

          毎週日曜の夜8時に楽しみに観ている大河ドラマ「光る君へ」ですが、8月18日放映の「月の下で」の回があまりに素敵だったので、感想を書いてみたいと思います。 中古の古典文学が好きで、また、今年の2月には所属しているFacebookの歴史グループから平安時代の共著本を上梓していますが、この大河ドラマはあまりに思い入れが強すぎてnoteに感想を書くことができずにいました・・。 第二十一回「旅立ち」の回の後、Facebookのタイムラインに投稿した感想が以下です。『枕草子』誕生を表

          言葉が舞い降りる時~「光る君へ」の感想~

          初めてのヒロシマ~原爆ドーム訪問~(2019/3)

          明日の広島原爆祈念日を前にして、2019年3月に初めて広島の原爆ドームを訪問した時のことを書きたいと思います。 長崎出身の私としては「長崎」と「広島」はともに先の戦争で原子爆弾の被害にあった街であり、小学生の頃から受けてきた平和教育で両都市の原爆投下日時もそらんじていました。  広島への原子爆弾投下 昭和20年(1945)8月6日 8:15  長崎への原子爆弾投下 昭和20年(1945)8月9日 11:02 ところが、8月6日の8:15にも(可能な限り)広島の原爆犠牲者

          初めてのヒロシマ~原爆ドーム訪問~(2019/3)

          「みっともない姿をさらしてすみません。」「メダルが取れなくてすみません。」 …謝らなくていいんです! その努力に、精一杯戦う姿に、尊いと思うばかりで非難しようと私は金輪際思わない。 いつからこんな若者を非難中傷するような大人が増えたのか、悲しい。 堂々と胸を張って帰還して下さい。

          「みっともない姿をさらしてすみません。」「メダルが取れなくてすみません。」 …謝らなくていいんです! その努力に、精一杯戦う姿に、尊いと思うばかりで非難しようと私は金輪際思わない。 いつからこんな若者を非難中傷するような大人が増えたのか、悲しい。 堂々と胸を張って帰還して下さい。

          千々石ミゲル生誕地、釜蓋城跡訪問  @長崎県雲仙市(2022/1)

          前の記事「大村純忠の娘たち」で、マリーナ伊奈に関連して天正遣欧少年使節の1人である千々石ミゲルについてふれたので、2年前の1月のことですが初詣がてら訪問した千々石ミゲル生誕地である釜蓋城跡を紹介します。 なぜ初詣かというと、城跡は雲仙市千々石町にある橘神社(軍神、橘中佐を祀った神社)の裏山付近にあるからです。 *以前の記事「大村純忠の娘たち~「マリーナ伊奈」と「とら」~」はこちら。 雲仙市千々石町は長崎県の島原半島の付け根、橘湾沿いにある町です。釜蓋城は千々石ミゲルの父で

          千々石ミゲル生誕地、釜蓋城跡訪問  @長崎県雲仙市(2022/1)