ぶんぶんどー

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趣味は人・猫・ドラマ観察です。気になるドラマや俳優さん、実家の猫話、日々のことなど、くだらないことを綴るクスクス笑いのnoteです。でも、ときどきマジメ。写真の無断転載はご遠慮願います。

マガジン

  • ぶんぶんどー説明note

    名刺代わりに、2019年より書いた約600記事の中からまとめました。「ああ、こんな人なのね」「ああ、こんなダメ人間なのね」と思っていただければ幸いです。

  • 不思議note

    ときどき自分に起こる、偶然が偶然を呼ぶような不思議なできごとを書いたnoteです。

  • わが家の猫生活

    伝説の猫・モモちゃんの話を中心に、わが実家の猫との暮らしを回想して書いています。

最近の記事

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尾崎豊を普及させたあの子のこと。

中学1年生の秋、当時私の通っていた田舎の学校に大阪から転校生がやって来た。その子はみっちゃん。 詳細は聞かなかったが、祖母の家でしばらく暮らすことになったのだと本人は話していた。初めての転校生。みっちゃんはチャキチャキとして明るかったけれど、誰とでも仲良くなれるタイプではなさそうだった。 最初は好奇な目で見ていた。だって、猪が出るようなところに大阪の街から転校生が来るなんて。しかも「こんな田舎なんか好かん」と、はっきり言う子だったし。嫌なものは嫌、好きなものは好き。だから

    • 招かれざる者。

      3年前より、夏といえばヤモリ注意報発動のわが家の車。 こちらの記事をご参照ください。 今年も、できるだけドアを開けている時間を短くして注意を払っている。だが先日、その上をいく事件が発生した。 出た、Gが! 車中にGが!! (これ以降、ムリな人は読まずにスルーしてください) 体長5センチはあろうかという大きなGが!!! 何か動くものが見えた気がするけど? 気のせいではなかった……。ギラギラツヤツヤと光る黒い物体が視界に入ったとき、自分の心音が止まったかと思った。

      • 前代未聞のシュールさに抱腹絶倒/ドラマ『飯を喰らひて華と告ぐ』

        見つけてしまった、今期のダークホースを!! 先日、TVerで偶然観たこのドラマ。1話15分に満たないながら、心は十分満たされる。爪痕残すシュールさがクセになるので、要注意。 主人公は、仲村トオルさんが演じる中華料理「一香軒」の店主。見た目は少々強面だが、腕は確かな料理人。味は一級品だ。ただ、彼は客とのやりとりがとにかくズレまくっている男なのである。何がすごいかって、それでちゃんと着地するところ。さまざまな事情によって沈んだ気持ちで訪れた客が、心の中でツッコミまくりながら、

        • まひろの懐妊。登場人物たちの生き方が源氏物語と重なる/大河ドラマ『光る君へ』第27回

          やはり、だったか……。 (以下、ドラマの内容を含みます) 石山寺で偶然再会し、近況報告をし合うまひろと道長。道長は、敢えて宣孝との結婚のことは尋ねない。尋ねたくないのか。一方のまひろも同じだ。宋人のことばを覚えたという話に、一瞬「周明、生きてるかーーー?」と思うのは視聴者だけだ。 せっかく再会したというのに、ぎこちない会話とあっけない別れ。 と思ったら、ターン! 振り向くと一気に三郎の顔になった佑@道長を見て、堰を切ったように走り出すまひろ(一応、人妻。不実だけど、

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        記事

          英語も岡山弁も人種もごった煮のクドカン発エンタメ/ドラマ『新宿野戦病院』

          フジテレビでクドカンドラマを観るのが新鮮。 (以下、一部ドラマの内容を含みます) ここしばらく、余白の多い三瓶とミヤビの世界を観てきたせいか、初回では情報過多、おまけに全員クセ強キャラで頭が大渋滞になってしまった。正直、ストーリーどころじゃなくて(笑)。いやー、クドカンドラマの台詞の多さよ。ええっと、もう一回言って! と何度思ったか。ついていくのに必死だ。 住めばミヤコ(都)蝶々! ようやく登場人物たちを頭に入れて、物語として視聴できたのは第2話だった。地方在住なので

          英語も岡山弁も人種もごった煮のクドカン発エンタメ/ドラマ『新宿野戦病院』

          人生迷子中の人におすすめしたい/小説『オオルリ流星群』(伊与原新 著)

          少し前に、ある雑誌の感想を送ったら3,000円分のクオカードが送られてきた。懸賞に当たったことなどない人間なので、オドオドしながらカードを持って書店に行き、手にしたのがこの本だ。「流星群」と「天文台」ということば、そして登場人物たちが私と同じ、バブルがはじけた後の就職難世代であることになんとなく魅かれて購入した。 *** 人生諦めモードの久志、情熱があるわけでもなく、日々淡々と教鞭を取る千佳。番組制作会社を辞めて弁護士を目指す修、現在ひきこもり生活中の和也。天文台づくりを

          人生迷子中の人におすすめしたい/小説『オオルリ流星群』(伊与原新 著)

          まひろの決断と波乱の予感/大河ドラマ『光る君へ』第25回・第26回

          宣孝は、まひろとはまったく考え方の違う人物だ。まひろの心に別の男がいてもいいとまで言う。それを蔵之介さんが演じているものだから、包容力のある大人の発言に聞こえたけれど、宣孝にはもともと妻も妾もいる。あんなに生真面目で頑固なまひろが耐えられるのか?とは思っていたが、やはり2人の楽しい時間、彼女が想像していた「気が楽」な時間はあっという間に崩れ去った。 自分が非力と分かっていても、困っている民がいれば行動に移してしまうのがまひろ。そこには、直秀ら散楽一座と出会った影響もある。あ

          まひろの決断と波乱の予感/大河ドラマ『光る君へ』第25回・第26回

          気になる2024夏ドラマ5選。

          一部はすでに放送がはじまっている夏ドラマ。一週間が待ち遠しいと思えるような作品に出合えることを祈って、気になるものを選んでみた。 1、BS松竹東急『À Table!(ア・ターブル)~ノスタルジックな休日~』2023年1月から放送された『À Table!(ア・ターブル)~歴史のレシピをつくって食べる~』。主人公は、吉祥寺の近くの一軒家に暮らす藤田ジュンと夫のヨシヲ。演じたのは、市川実日子さんと中島歩さんだ。歴史上の人物が食した料理を、実際につくって食べるという斬新なドラマだっ

          気になる2024夏ドラマ5選。

          丁寧な描写と余韻のある美しいラスト/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』最終回

          初回から心を持っていかれ、ついつい熱く語ってしまったドラマが最終回を迎えた。 (以下、ドラマの内容を含みますので、ご視聴後にお読みください) ふたりの時間を丁寧に描いた最終回再発したミヤビは、いつ脳梗塞が完成してもおかしくない。いつもなら「おはようございます、三瓶友治です」と説明するだけなのに、倒れた彼女が目を覚ました時には「あなたの婚約者です」と付け加えた三瓶。ミヤビの病状が切羽詰まっていることがうかがえる。でも周りの面々の「は?」「え? 婚約者?」という動揺には、ちょ

          丁寧な描写と余韻のある美しいラスト/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』最終回

          清涼感と心地よさ/雨の日におすすめのドラマ『ペンションメッツァ』

          久しぶりに何もない休日だ。前日までは、商業施設へ足を運んで「涼みウォーキング」でもするかと考えていたが、朝起きたら梅雨らしいザーザー降り。出かけるのが億劫になった。 ジメジメする部屋の掃除を終えて、アマプラを覗いたら、以前観たかったドラマが配信されているのを見つけた。 舞台は森に佇むペンション主人公は、長野のカラマツ林の一軒家でペンションをひとり営むテンコ。演じるのは小林聡美さんだ。自然に囲まれた家で穏やかに暮らすテンコを見て、昔こんな風に暮らすのを夢見ていたことを懐かし

          清涼感と心地よさ/雨の日におすすめのドラマ『ペンションメッツァ』

          それぞれの忘れえぬ人/大河ドラマ『光る君へ』第23回・第24回

          ついに本格的に松下洸平さんが登場しはじめたと喜んでいたら、周明よ、急ぎすぎだよ。 (以下、ドラマの内容を含みます) このままあっさり退場とは、いささか消化不良なんだが。 道長とのことに区切りをつけたまひろ。越前で新しい自分を探す彼女(と見守る私たち)が、周明に救われるのだと想像していた。でもそれはちょっと違っていた。 ダークやん!周明!! 周明の過去は過酷なものだった。人減らしのために海に捨てられた男。宋人に助けられて生き延びたものの、宋では蔑まれて生きてきた。利用

          それぞれの忘れえぬ人/大河ドラマ『光る君へ』第23回・第24回

          記憶を失っても心が覚えている/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』第10話

          一過性健忘の症状が出はじめたミヤビは、記憶できる時間が短くなってきた。ど、どうなるの!? (以下、ドラマの内容を含みます) ノーマンズランドにメスを入れるリスクを承知でも、三瓶は諦めきれずに時間を惜しんでオペの練習をする。 「分かっています、分かっています」 星前に声をかけられて、そう答えた三瓶。彼の瞳には、焦りと不安と祈りが入り混じっていた。星前のやさしさが沁みる。彼の存在は大きい。観ている私にとっても救いだ。 事実を知った藤堂院長と津幡師長コンビの、哀しみを分け

          記憶を失っても心が覚えている/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』第10話

          後半はノンストップ!怒涛の種明かし/日曜劇場『アンチヒーロー』最終回

          ついに明墨と伊達原が法廷で激突した。 最終回は25分拡大版だったけれど、え、もう終わり!?と感じるほど、熱量を帯びたまま、あっという間だった。 (以下、最終回の内容を含みますので視聴後にお読みください) 志水の無実を証明するもっとも有力な証拠を消されてしまった今、明墨はイチかバチかの勝負に出る。それが、白木を使っての自身の逮捕劇。制作陣による話で、白木にはキャバクラで働いていたという裏設定があると後で知り、なるほど、ならばあの伊達原を目の前にしても演技できる肝が据わって

          後半はノンストップ!怒涛の種明かし/日曜劇場『アンチヒーロー』最終回

          【企画参加】みとんさんの夏のプレイリストに加えてほしい #わたしの登場曲

          先日、フォローしている石元みとんさんのnoteに、こんな記事があがった。 「#わたしの登場曲」 ふむ。 そう言われて考えてみたけれど、なかなか浮かばないものだ。もっとすんなり出てくると思ったのに。 あれ? 自分ってどんな人間だっけ? これまで、どんな曲聴いてたっけ? 遥か遠く20代の頃から、今までの自分を振り返ることになった。 営業の帰りに、悔しくて泣きながら聴いた曲もあるし、発売日に買ったアルバムを、その帰り道に車で聴いて、ことばにならないままリピートし続けた曲も

          【企画参加】みとんさんの夏のプレイリストに加えてほしい #わたしの登場曲

          若葉竜也と杉咲花の息をのむ長回しのシーン/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』第9話

          “圧巻”ということばでは伝えられない。そのシーンを、どう表現すればいいかわからない。どれだけ咀嚼しても、ことばが見つからないので。 とにかく観て! 第9話を観てほしい。 このドラマを観ていない人は、今すぐFODかネトフリで全話観て! 私、あの長回しのとき息してなかったかも(笑)。 (以下、ドラマの内容を含みますので、視聴後にお読みください) *** 今回、ミヤビの記憶障害の本当の理由が明らかに。大迫教授が、なぜ西島会長と蜜月関係になったかも描かれた。そこには「誰

          若葉竜也と杉咲花の息をのむ長回しのシーン/ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』第9話

          すべてが12年前の事件につながっていた/日曜劇場『アンチヒーロー』

          相変わらず、日曜の夜はドラマのハシゴで忙しい。一週間前の日曜劇場は、野村萬斎独壇場と言ってもいい回だった。 腹立たしい伊達原検事正。明墨が自分に似ているからこそ、彼の行動を先読みできると緑川にほくそ笑む。ただ、証拠を手に入れて、足で踏みつぶす伊達原がちょっとゴジラに見えてきて(みんなそう思ってるのね)、「やりすぎじゃない?」と少々食傷気味。それでも明墨たちを絶体絶命に陥れた彼には、想像以上の執念を感じて震えた。 わかりやすい伊達原キャラとは違うが、「良心の人」と思われた裁

          すべてが12年前の事件につながっていた/日曜劇場『アンチヒーロー』