霰地

史学科卒の日本史知らず。 枕草子から平安時代(沼)へ。 とりとめのないことを書く。※ヘ…

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史学科卒の日本史知らず。 枕草子から平安時代(沼)へ。 とりとめのないことを書く。※ヘッダー:広瀬菊雄 編『千代紙集』出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」

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  • 大河ドラマ「光る君へ」感想

    2024年1月7日スタートの大河ドラマ「光る君へ」を見ての感想です(ただの箇条書きつぶやき)

  • 行成と繁子

    「御匣殿騒動」をメインに行成の繁子への対応についてのあれこれ

最近の記事

「光る君へ」 第28回 一帝二后

今さらだけど、わかってしまった。 「ソウルメイトパート」が少なければそれなりに見られるということを! これってこのドラマのメインストーリーを全否定してるも同然で、視聴続ける上で致命的なことなんだけど、あー気づいてしまったどうしよう(棒)。 【今日の行成】 道長と主上の板挟みで苦悩する。 このドラマでは板挟みというより、あくまでも道長寄りな感じだけど。 主上と道長(時に詮子)の間を行ったり来たり、あげく主上の意向を早まって伝えて慌てて説得に及ぶ(行成の方が過労で倒れるわ)…今

    • 「光る君へ」 第27回 宿縁の命

      あらすじ省略。 今回もまた前回とは別の意味でハァ!?な展開だった。 前回のような脳が処理できない不可解さではなく、明確な不可解さだったのが多少マシ(マシなのか!?)。 あと朝廷方面のことはまぁまぁ事実ベースだったので。 自分にはこっちをかき回されるのが何よりストレス。 今回のハァ!?は架空の関係中心だったから、呆れつつももう好きにやってくださいという感じ。「どうすんのこれから?」とは思うけど、ここまで来るとまともに怒るのもアホらしくなってきた。。。 まぁトンデモ大河認定にまた

      • 行成はどこから少納言のところに来た?

        今週は都知事選のため休止。 クールダウンが必要だったのと石山寺でのあれを七夕放映にぶつける目論見(邪推)が阻止されてよかった。 今日はちょっと気になったことについて。 第24回でついに行成と清少納言が直接会話するシーンが登場した。 でもただの蔵人頭と取次女房の会話で、どこが「遠江の浜柳」(切っても切れない仲)じゃ!!って感じだった。 そういえば行成ラジオの少納言ゲスト回でも枕草子の2人エピなしに言及してた。 そんな気はしつつも、それでも毎回「もしや!?」と期待してたんだ

        • 「光る君へ」 第26回 いけにえの姫

          今回は怒りのイレギュラーフォーマットでお送りする(扉写真も差替え!) ・あらすじ→どうでもいい! ・今日のソウルメイト→どうでもいい! ・さて例によって雑な感想を。→ちまちま時系列感想書いてる場合じゃない! 躊躇なく言える、ワースト回であったと!!! これが更新される可能性大なのが恐ろしい。 もう何から書いていいやらわからん。 ひとつも納得する展開がなく、ひとつも共感できる感情描写なし。 過去最低レベルの露骨な定子様・主上サゲ、道長漂白への怒りももちろんだけど、ある意味それ

        「光る君へ」 第28回 一帝二后

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        • 大河ドラマ「光る君へ」感想
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          「光る君へ」 第25回 決意

          まひろは都に戻った。道長は、定子を愛しむあまり政が疎かになっている一条天皇に頭を悩ませていた。新年の挨拶に内裏を訪れた晴明は今後凶事が続くと予言する。伊周が帰京。晴明の予言通り次々と災害が起こり、道長が引責上表を表明する。道長はまひろと結婚したことを宣孝自身から聞かされる。 【今日の行成】 これまでで一番出番が多かった。 25話目にして初の清少納言とのシーンまであった。 でも期待してたのとは 全っっ然 違った!! あれじゃ、ただの蔵人頭と取次の女房じゃん!! 「逢坂の関」は

          「光る君へ」 第25回 決意

          「光る君へ」 第24回 忘れえぬ人

          宣孝から求婚され、周明からも一緒に宋へ行こうと誘われるまひろ。主上は詮子の病悩平服のため大赦の詔を下し、伊周・隆家の召喚も決まる。見舞いに訪れた主上は生まれた姫宮脩子を内親王とし、定子ともども内裏に呼び戻したいと詮子に語り、行成の発案で職御曹司への参入が決まる。ついにまひろは宣孝の妻になると決心する。 【今日の行成】 krmt先生によれば行成の中の人は自主的に権記を読んでいたそう。 黒板先生の人物叢書も読んでくれてるといいな。 来週24日〜、NHK FMでDJやるらしい。

          「光る君へ」 第24回 忘れえぬ人

          「光る君へ」 第23回 雪の舞うころ

          越前では周明が証人を連れてくる。解放された朱は為時に自分の本当の身分を明かし、朝廷との直接の交易への便宜を依頼する。まひろは周明に宗語を教わり始める。宣孝が突然現れ、二日後帰京際にまひろに求婚する。 内裏では倫子提案の元、一条天皇を土御門殿に招き入内した元子と楽の宴を催す。定子様が脩子様を産む。東宮居貞は皇子でなかったことを喜ぶ。 【今日の行成行成もどき】 …この行成は道長と同じく「行成風」のオリキャラだと思うしかないな! キミには失望したよ。 道長と主上の間で苦悩、ならま

          「光る君へ」 第23回 雪の舞うころ

          「光る君へ」 第22回 越前の出会い 

          まひろと為時は越前国府(武生市)に到着し、大野国勝、源光雅に出迎えられる。体調を崩した為時の治療に周明が現れる。松原客館で会った通事の三国が殺され、宗人の朱仁聡が連行される。 内裏では伊周が密かに入京するも貴子死去。一条天皇は定子懐妊を知る。 【今日の行成】 さて例によって雑な感想を。 その前にひとこと。越前編、長い…。 今日はたぶん45分中35分くらい占めてたのでは? ヒロインの場面だから「占めて」当然なんだけどね…。 長徳2(996)年、松原客館。 周明って第二

          「光る君へ」 第22回 越前の出会い 

          「光る君へ」 第21回 旅立ち

          定子が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周を実資らが捜索し、やがて発見するが…。定子を守ることができず落胆するききょうを励ましたいまひろは、中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスする。越前へ旅立つ日が近づき、まひろは道長に文を送り… (公式HPより) 【今日の行成】 見終わって、クレジットに名前あったのは覚えてたけど「いたっけ…?」と思ってしまったw そうそう、冒頭の清涼殿のシーンにいた。セリフなし。 さて例に

          「光る君へ」 第21回 旅立ち

          「光る君へ」 第20回 望みの先に

          為時が淡路守に任命され、惟規、いとも大喜び。しかしまひろは、宋の言葉を解する父は越前守の方が適任だと考え…。一方内裏では、花山院の牛車に矢を放った一件で、一条天皇が伊周と隆家に厳しい処分を命じた。さらに、定子は兄弟の不祥事により、内裏を出ることを命じられる。絶望のふちに立った定子は… (公式HPより) 【今日の行成】 蔵人頭となったので主上の仕事場シーンには常に伺候。 除目で読み上げる役もやってた。 さらに道長に申文の山を届ける場面あり。 でもあまり存在感なかったな。 ↑

          「光る君へ」 第20回 望みの先に

          ㊗️19話完走!

          なぜ半端な数で㊗️なのかと言うと19話とは「ガイドブック前編」掲載の最終話なのである。 いろいろ思うと無事全19話完走できてほっとした。 一応ひと区切り記念にこの4カ月間のまとめをしてみようと思う。 まず以下を明記しておく。 * * * * * * * * ◆ よかった! 何といっても初の平安中期大河! キャスティング(特によかったのが↓) 一条天皇→今後他の人が演じるの禁止 実資→意外にも大当たり 衣裳・セット 内裏の公卿の黒袍姿は眼福 セットも素晴らしい 時代

          ㊗️19話完走!

          「光る君へ」 第19回 放たれた矢

          主上と定子様は関白を拒否し右大臣に留まる道長の意図を知る。内裏で孤立する伊周は殿上の間で道長と口論、転倒。以後参内しなくなった伊周と隆家のもとに道長の命を受けた俊賢が訪れる。8月の除目で実資が権中納言、俊賢が参議、行成がついに蔵人頭に昇進。まひろ、一条天皇と定子様に対面。道長の計らいで為時が従五位下に叙される。そして為光の三の君に通う伊周が大事件を引き起こす。 【今日の行成】 やっぱりそういう風に描かれるわけか。 「私で力になれるならやりまする」即答。 この時まだ蔵人頭でも

          「光る君へ」 第19回 放たれた矢

          「光る君へ」 第18回 岐路

          長徳元年4月。大宰府から宣孝が帰京。内裏では公卿たちが次の関白には道兼が妥当と話す。その様子を一条天皇が壁の窓から聞く(再)。結局、天皇は関白に道兼を指名するが直後に疫病で薨去。伊周を次の関白に決めた帝のもとに詮子が乗りこみ翻意を迫る。帝は母に屈し、道長を内覧・右大臣に。道長とまひろは例の廃屋で再会する。 【今日の行成】 「はい。私は大の道長様びいきにございます」ですか……。 しかし、なんで行成にわざわざこんなこと言わせるんだ? 道長の「まひろのため」に次いで行成の「道長様

          「光る君へ」 第18回 岐路

          「光る君へ」 第17回 うつろい

          病から回復したまひろ、乙丸から道長の寝ずの看病を聞く。道長、救い小屋を作るべきと道隆に進言するも相手にされず。為時がまひろに道長との関係を問う。登華殿では道隆昏倒。不測の事態に備え、定子が伊周に内覧の地位を薦める一方、女院詮子は次期関白には伊周ではなく道兼を望む。そして道隆の最期の時が迫る……。 【今日の行成】 本日のセリフ「さぁ?」以上! 今回のラストが長徳元年4月だったけど、この年の8月29日に俊賢の後任として蔵人頭になるんだよな。果たして次回2S場面あるか!? そう

          「光る君へ」 第17回 うつろい

          「光る君へ」 第16回 華の影

          石山詣で逆ギレのさわ。登華殿では主上・定子様と三納言、伊周が雪遊び。初登場隆家だけが醒めた目で見つめる。後日、主上と中関白家の和気藹々場面に東三条院詮子(いつの間にか女院設定に)が登場、苦言を呈するも伊周が応酬。 巷には疫病蔓延、まひろのかつての教え子も罹患。看病するまひろも感染するが、そこへ現場視察の道長登場!!倒れ込むまひろを抱え為時邸へGO、寝ずの看病をするのであった。。。 【今日の行成】 従四位に昇進して黒袍の束帯姿が見られたのは良かったけど、なに、音声解説「帝に

          「光る君へ」 第16回 華の影

          「光る君へ」 第15回 おごれる者たち

          タイトルがもう出オチ。 中宮となった定子様とついにご成体になった一条天皇。なぜか公任邸に居着く道兼は道長の説得を受け入れ心を入れ替え、内大臣に。ききょう定子のもとに出仕。道隆・伊周の「おごり」ぶりあれこれ(タイトルにするほどだった?)。雅信死去。まひととさわは石山詣で寧子と出会う。道綱大勘違いによりさわとまひろの間に溝が(なぜ??)。 【今日の行成】 さて例によって雑な感想を。その前にどうしても… ……一条天皇!!見た瞬間、ドラマに関するもろもろの「??」な点の80%は

          「光る君へ」 第15回 おごれる者たち