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星組『ロミオとジュリエット』
語らずにはいられないすごいものをまたもや見てしまった…
元々星組でやると決まった時から、期待しかしていなかったものの、それを余裕で超えてきた感覚。
今まで宝塚のロミジュリは何回か映像で見てはきたものの生観劇は初。それでも以前のロミジュリと比べて大きく変わったなと思う部分を中心に考察していこうと思う。
ジュリエットを中心とした、娘役が動かすストーリーライン宝塚と言えば、確固としたトップ男役制度
『チョコレートドーナツ』@PARCO劇場
2020年の観劇納めは『チョコレートドーナツ』。
後半は仕事も忙しく、なかなか見たい小演劇も観劇できなくて、(持ってたチケットも公演中止で飛んで行ったりして)やっと観劇できたのがこの作品。
2014年に公開された原作の映画は見たことがなくて、でも『同性愛者のカップル』『ダウン症の子供』、そんなワードだけが取り沙汰されていたのは覚えている。あれがもう6年前なのか、それからこの世界では何が変わった
「みんな」という主語の怖さ
ここ最近、家にずっといるからか、異質空間に飛び込める作品ばかり好んで選んでいて、ファンタジーやSFや、現実離れしたものばかり見ていることに気づいた。元々嫌いな訳ではないけれど、コロナ前は美術館や劇場にいくことで満たしていた感情が、どこにも行けないことに加え、バーチャル空間のSNSには怒りと憂鬱感しか湧かないような社会がまざまざと映し出されていて、自分は思った以上に疲弊しているのだと気づいた。私がニ
もっとみる「ビジネス」@ザムザ阿佐谷 12/11-18
ずっと時間がなくてレビューを書けなかったので、この機会に。
去年の年末、衝撃的な演劇体験をしてしまった。
戻りたくても絶対に戻れないような、そんな感覚。
現代アートや映画を見て、あまりの衝撃に動けなくなったことは度々あった。感情が揺さぶられて気持ちの整理ができなくなったこともあった。
全ジャンル満遍なく鑑賞しているつもりだったけれど、小劇場の演劇を日本で見たのはこれがほぼ初めてだった。だか