ありがとうございます!励みになります👍
15

あぶないいきもの/第3回「親ではない大人として」(直角)

『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
斉藤倫=著 高野文子=画
福音館書店
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=5884

親ではない大人として、子どもと関わること

知人に子が生まれた。
「今度会いに来てね〜」というLINEのメッセージをしばらく見つめる。
ついにこのときが来てしまった、と思う。

考えてみれば、最近は出産や育児の話

もっとみる

濱野ちひろ-聖なるズー

開高健ノンフィクション賞受賞と衝撃的な題材で、めっちゃくちゃ気になってたけど読む勇気がなかなか出なかった、『聖なるズー』(濱野ちひろ著)を、読了。今日は少し長いです。もう心の中がわちゃわちゃよ。 

文章がやさしくて読みやすい、全300ページ弱程度なので半日程度で読了出来ます。だけどヘビー。まあ、読む前から分かっとったけどね!

【内容】犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。
性暴力に苦しん

もっとみる

「私が傷つくからやめて」と言いたい

アライのふりをするのはもう疲れた。

正確には「アライなだけ」のふりをするのに疲れた。

だって、「シスジェンダーかつヘテロセクシャル/ロマンチックかつモノアモリー」であることが標準とされる社会では、私はばっちりクィアだ。*1

それなのにクィアな誰かが差別されたり、バカにされたりしているのを目にした時に、私は自分が傷ついているって誰にも言えないでいる。*2

あなたの言動は間違っていると指摘する

もっとみる

性自認について

自分の性自認について振り返りたいなと思って、書くことにした。

初めてかいた小説、いや当時はひらがなもろくに書けない未就学児が、頑張ってメモ帳に書いた小さな物語なので、たいそうに小説なんて呼んでいいものかわからないが、まあ、物語を書いた時。

書いたのは、少年同士の悲恋だった。

今自分で打ってて「は?」となっているので、読んでいる人なんてもっと疑問符を頭に載せていることだろう。

だがこれは事実

もっとみる
嬉しくて踊りますね!
7

一人称なんて嫌いだやーい

最近夢の中ではほとんど「僕」か「俺」で喋ってんの。

ひとりごともたまにふと、そっちが出る。

実家にいる時は下手なこと訊かれたくないから気を付けている。

いや、どの一人称が自分にしっくりくるかいまだわからずにいるんだけれど、友だちとはなすときくらい、コロコロ一人称が変わってもなにも言われない自分でいられたらいいなぁと思っている。

わたしが男性性自認よりの無性クィアであることを知らない友だちと

もっとみる
嬉しくて踊りますね!

トランスジェンダーの人々が語るためにはまずは聴かれなければならない。

トランスジェンダーについて語るとき、「新たな段階」、「新たな話題」として語られることが多いですが、つねにすでにトランスの人々とともに暮らしてきた社会であるという認識からはじめるしかないでしょう。見過ごし、追いやり、語らせず、あるいは規定してきたのは誰か、聴かないできたのは誰かという問いです。

語れないこと、表象できないことは重要な問題であり続けます。けれども、聴かないこと、聴かれないこと、表象で

もっとみる
ありがとうございます! どうかいい日になりますように。
3

7/20 堀あきこさん・守如子さん編『BLの教科書』(有斐閣)発売です

2020年7月20日、堀あきこさん・守如子さん編著『BLの教科書』が有斐閣から刊行されます。

 少年愛、『JUNE』 、やおい、ボーイズラブとそれぞれの時代に素晴らしい作品が生まれてきました。BLをテーマに、レポート、卒論、修論を書く人に役立つBL研究入門です。

 『BLの教科書』では、マンガ、アニメ、ゲームなど多岐に渡る研究対象をカバーし、メディア研究、社会学、マンガ研究、文学研究、ジェンダ

もっとみる
ありがとうございます! どうかいい日になりますように。
3

「A is for Asexual」第2回/自分がアセクシュアルだと気付いたときのこと(川野芽生)

なんらかのクィアな属性を自認している人は、「いつ自分がそうだと気付いたんですか」という問いを投げかけられることがよくあると思う。
 わたしの場合、二十歳くらいのときに、「自分以外の人たちがアセクシュアルでないことに気付いた」。

 それくらい、自分のアセクシュアル的な性質はわたしにとって自然で、それ以外の感覚はわからなかった。

 わたしは「面倒くさい人」「ちょっと怖い人」だと思われることが多かっ

もっとみる

”怪物”からのまなざしー障がい×ジェンダーの可能性

「キモかったけど、たくさん笑わせてくれてありがとう」
その文字はいまだにわたしの卒業アルバムの最後のページでのたくっている。

わたしはADHD(※1)で、片耳難聴で、女性で、バイセクシュアルで、そしてイジメ・サバイバーだ。
イジメの原因は、主にADHDの特性であり、さらにいうとその特性が女性のジェンダーステレオタイプに合致していないということだった(と今のわたしは考えている)。
ADHDの多動性

もっとみる