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6/7(金)〜9(日) super-KIKI 政治的衣服 POP UP “PINK BOMBING” 開催

日時:2024年6月7日(金)〜9(日) 11:00〜21:00 / 最終日 11:30〜22:00
会場:BONUS TRACK GALLERY
住所:世田谷区代田 2-36-15(下北沢駅南西口 / 世田谷代田駅 徒歩5分)
produced by FRAGEN

アーティストsuper-KIKI初のPOP UPイベント「PINK BOMBING」を開催します。Tシャツやステッカー、古着リメイクの販売を中心に、作品展示、哲学対話やワークショップ開催などぎゅっと詰まった3日間です。声をあげにくい社会の中で、資本主義に抗う身体とファッションの可能性を模索します。その思想を身にまとい、この世を遊び、横断し、掻き乱せ!
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POP UP「PINK BOMING」の内容

super-KIKI 新作や古着リメイクの販売

クィア/フェミニズムや抑圧からの解放を目指すメッセージをまとったTシャツやトートバッグなど日常使いができるアイテムから、古着リメイクの一点ものの販売まで。

ステンシルコーナー

服やバッグ、プラカードに、その場でsuper-KIKI デザインのステンシルをほどこせます。参加費はパレスチナへの寄付に一部充てさせていただきます。(詳しい寄付先はこちらで精査の上後ほどご報告いたします。)

ファッションをめぐる哲学対話

6月9日(日)10:00-11:30 を予定しています。ファッションをめぐる問いを立てて、ゆっくりじっくり話す会です。申し込み受付5月20日(月)から。

小さな共同体ワークショップ 

来場されたみなさんが参加できる仕掛けをつくる予定です。


super-KIKIがPOP-UPのテーマ
「PINK  BOMBING」に込めたこと

super-KIKIのプロジェクトは、2011年にシルクスクリーンの家庭用印刷機でTシャツを作ることからはじまった。原発問題をより広く共有し、多くの人と考えるためだった。表現し、ものを作ること。それは私の生きる喜びであると同時に、その欲望がどこに向かうのかを考えなければ、権力のふるう暴力に回収されるか、あっけなく周縁化され潰されてしまう。私たちは今、表現する自由の崖っぷちに立っているのではないだろうか。

グラフィティ用語のボミング(Bombing)は、ゲリラ的にストリートに絵や文字を書くこと、転じて、社会システムに異議申し立てをするという反骨精神が表現された言葉である。ピンクは、LGBTQ +の象徴カラー。その2つを合わせた実験的な造語「PINK  BOMBING」を、今回のPOP UPのテーマにした。

資本主義に絡み取られて身動きのできなくなったわたしたちの身体。だけど、それぞれの身体は、誰も侵害することのできない土地でもある。PINK  BOMBINGは、自らを揺さぶり解き放とうとするクィアネス(ピンク)の力強さも同時に表している。ピンクのスプレーでボムすること。それは、実際に降り注ぐ権力者の落とす爆弾に対して、効果のある行為だと思う。あらゆる命が奪われていくことに断固として反対しつつ、「テロリズム」や「テロリスト」という言葉が、何から・誰によって作りだされたのか?わたしたちはもう一度考える必要がある。

暴力的な言葉を使うのに違和感を覚える人もいるかもしれない。だが、表現で闘うことをあまりにも恐れ、「社会を変えるより自分を変えよう」と自己責任に陥る風潮にも意を唱えたい。自由というのは平和のパラメーターでもあり、脆く壊れやすい。平和が崩れた時に真っ先に切り落とされるのは表現(文化)だからだ。

わたしたちは、生きているだけでも精一杯。自分や身の回りの人を大事にするだけで余裕がなくなるのは決してあなたのせいではない。でも、システムにボムする方が、案外、自分も社会も解放される近道であるかもしれない。直接的な行動じゃなくても全然いいから、アートやアクティビズム、デモの力を信じてみてほしい。ここにあるメッセージを身にまとい、出会う人と対話するのも、自分に言い聞かせることから始めるのも、社会を動かすあなた自身の力になるだろう。わたしたちは、あなたが参加できる方法を模索し、いつでも呼びかけている。


super-KIKI

2011年より路上デモに参加しながら社会に対する疑問やメッセージを、ぬいぐるみでできた横断幕やネオンサイン風ステンシルのプラカード、衣服などをDIYで制作し表現する。フェミニストゲーマーのミーティングや、政治的メッセージを刷るシルクスクリーンワークショップなども展開。自身のケアと性表現の探求からinstagramでセルフィーの投稿もする。バーンアウトの経験から、日常的にいかに無理しない形で持続的に声をあげられるかを模索し、身に付けられる政治的アイテムを日々制作中。

FRAGEN 

社会のなかで、問い、行動しつづけるために、みなさんと伴走するための存在。Webキャンペーンや広報、ブランディング、イベントコーディネートが得意。主な活動フィールドは、政治、アクティビズム、カルチャー。D2021運営。映画『重力の光』配給/制作。上映会や読書会、勉強会や音楽パーティなども主宰しています。Reina Tashiro / Mizuki Kimura


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