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気持ちの整理整頓。

塞ぎ込むニュースが多すぎて、精神的にも体力的にも参ってきたので、今の気持ちをぐちゃぐちゃなりに書き記すことで、ちょっと落ち着けるかな、なんて思って投稿します。

先週あたりから、日本のパラレルワールド感は増してきてた。海外・特に欧米圏にいる友達はみんな大パニックで外にも出れず、オンライン授業なんてとっくに始まっていた。

その一方で日本は、2月の方がパニック感があって、3月に入ってからなんだか落ち着いたような心理的操作を政府やらメディアやらにまんまとされてしまったような気がする。何が本当かわからなかったけれど、実際感染者数は出てなかったし、意外と規制できているのか?なんてぼんやり思ってしまっていた。「うちは大丈夫だから」、というよくある謎の心理状況。

今週外出規制が出てから、SNSでも実際に感染した方達の声を聞くことが多くなってきた。そして、私のアメリカにいる恩師1人が陽性、もう1人は結果待ち。身近な人がなって初めて気づく。本当に恐ろしい病気だ。距離感がこの一週間で一気に縮まった気がする。先週まで笑って「もしかしたらロックダウンかもですね〜」なんて上司と話していた空気感とは全然違う雰囲気がある。もう笑えない、他人事じゃない。

アメリカから幸運にも帰国が早まったおかげで私は家族と過ごせるし、ある程度孤独感や寂しさは紛らわせる。人と直接話さないって、一人暮らしの時ただでさえ辛かったのに、今誰とも会えないこの時期、家で1人なのはかなり苦しい。もちろん1人が安心できる人もいると思う。家族と一緒なのが苦しくてたまらない人もいると思う。行動の選択肢が奪われるってこんなに不自由なのかって、やっぱり奪われないと気づかないんだよね。

人と触れ合うパワーも、かなり大きかったんだなと気づく。オンラインで顔を見て話すことだって、VRとか使ったらもっとリアルに人を感じることだってできる。それでも、直接触れ合うことや、話し合うことには勝てない。日本はハグキス文化がないからそこまでじゃないかもしれないけれど、私個人的にはハグが足りなすぎて干からびそうだ。大切な人とのハグって、性的な意味は除いても、安心したり愛をもらったり、あったかくてやわらかいパワーを持っていると思う。鮮明な言葉や視覚的に表すことはできないけれど。

ということで、もちろん怒りや悲しみや寂しさをぶつけたい気持ちはあるけれど、ネガティブなことばかり書いてても仕方がないからね。

こんな状況になったおかげでよかったこと。

1、人と人のふれあいの大切さに気づけた。テクノロジーに全部奪われて、人間なんて必要なくなるディストピアがかなりリアルになってきた時代に、やっぱり技術だけだと限界がある部分に気づけたのはかなり大きいのではないかと。

2、政府批判を数多くの人がしてくれるようになった。若者からお年寄りまで、今の政治にここまで関心を持ってくれている。またとないチャンス!!もっともっと怒るべきことはたくさんあるから。この件だけでなく、政治は私たちの生活にめちゃくちゃ直結しているから、これからももっと関心を持って欲しい!!そして語ろう、怒ろう、意見を言おう。

3、積読していた本や、映画に向き合える。

4、自分の言葉を時間を気にせず書き連ねられる。

5、オンラインを使った働き方改革・教育の推進。(これ、自称技術大国日本はまだまだ遅れているので早く進めていただきたい)

意外と出してみるとたくさんあった。そしてちょっと気分が軽くなった。心の中でモヤモヤして怒っていたり、SNSでひたすらみんなの愚痴を見てるとやっぱり疲労が溜まってくるから、吐き出すの大事。

早く、大好きな演劇が生で見れて、友達とわいわい遊んで、美術館に行きまくる日常が戻ってくることを心から祈っています。だからみんな、仕事にもよるけれど、なるべく家に居よう。私の職場も上から何も指示が出ないから、明日自分から言ってみようかな。自分ができることはそれぐらいだから。

よろしければサポートしていただければ嬉しいです。これからも社会で可視化されないような、いろんな意見を届けられるように頑張ります。そして本当に「多様性」が実現する社会を目指して。