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【やさしい社会】

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Youtubeでトークをアップしています。 https://www.youtube.com/playlist?list=PLN79YptW7uy7QN30peqp-u6J52Jx…
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#曖昧さ

「冷徹な悪魔」ってロマンティック

冷徹な悪魔になれれば、浮世のあれこれに悩まされなくなりそうなイメージがある。ちょっとした超越感とでもいおうか。

ロジックの王様は数学。

数学は、高校生レベルの参考書を眺めているだけでも、私は、人間の日常生活からは遠いものだと感じてしまう。多分、結構多くの人が似たような感覚を覚えるのではないだろうか?

化学や物理の教科書も似たようなものだ。

とはいえ、私たちが現在享受している類の文明って、数

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覚書:パートII

できるだけ長ぁ~い歴史的パースペクティヴに自らを置く細かいプロセスの話ばかりしていると、どうしても現在やわりと近い未来又は過去に意識が集中してしまいがち。

なるべく長い長ぁ~い歴史的な積み重ねを意識するようにしたい。

私個人ができることとか、残せるものなんてたかがしれている。

これは自身の残すものに野心とか希望とかを込めない、とか、「相手にしてもらえなくたっていいや」とシニカルに責任を回避し

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覚書:パートI

決め付けない記録だけでも残しておきたい。

私なりに生きてきたことで、何かのお役に立つようなこと。

「別に読まれなくてもいい」とは考えていない。

四十数年生きてきて、今21世紀。

小中高大学から就職と、ごく一般的な道筋。

10年ちょっと働いて若干横道にそれ、1年弱の英国留学後、2年半弱の契約ベースだったけど一旦仕事に復帰。

その後、約1年浪人して、ポルトガルでドクターコースへ。

これが

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勝負はほぼ付いている

勝負はほぼ付いている

ハロルド・ブルーム(Harold Broom)さんの『Book of J』を読み始めています。

動機は、私たち人類が科学的合理的思考が好き、ということによってパワーを発揮しやすい、その訳を知りたいと思っていること。

【やさしい社会】のトークでも最近言及したのですが、私たちは別に科学的合理的思考が好きなわけではない。

ただ、「好き」と言っておけば何かと都合がいい。

ものすごい直観的レベルでも

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「カベ」の見方

「カベ」の見方

カベをとりあえず設定した上で、こちら側と向こう側とをともに平穏な状態に保つ。カベをすり抜けてしまう心が猜疑心など否定的なもので満たされないように。

(先日ニュースになったABC予想証明の望月新一先生のブログより意訳。)

カベなんていらねー!

よりは非常に好感が持てる。

勿論複雑で難しくはなるのですが。。。

カベを考慮に入れたより【やさしい社会】的なアイデアではありますが、底流する思いは私

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敵は超巨大だ

敵は超巨大だ

さっさと何か書いた方がいいのは山々なのだけれど、計画も必要と思う。それぐらい書きたいと思うことはバカデカい。

人間が道徳心を失った地点まで戻らなければならない。

しかも、私が21世紀の現在使える言葉は、相当西洋文明に浸食を受けている。

つまり、極東の辺鄙な島国で生まれたのに、西洋オリジンの文化が、土地特有の翻訳・解釈も経ながらだけれど、生活の一部として受け入れられているという状況。

それは

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呪われた作戦

呪われた作戦

絶対悪を名指しして「自分はそれには属していない」とする方法はっきり言うと、私たちには絶対悪なるものは断言はできない。

それは神さまがいるかどうか?を証明できないのと同じこと。

絶対的なものは善だって悪だってわかりゃ苦労はないのだ。

私は哲学問答には興味はない。

ただ人間が人間を人間らしく扱うことができるかどうか?が問題だ。

絶対悪なんてこの世には存在しないものでも、言い掛かりをつける対象

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