マガジンのカバー画像

一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

552
すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「… もっと読む
運営しているクリエイター

#起業

【後輩たちよ、同じ失敗をするな】旅サービス立ち上げでやったこと

こんにちは、子育てと仕事にダブルコミットをしています。KAENのArashiです。

昨年10月に旅の記録アプリ『Packer』を事業譲渡しましたが、失敗の連続でした。どんなことをやったのかをよく聞かれるので、プロダクト開発・資金繰り・ユーザーの集め方・反省を覚えている範囲で雑多にまとめたいと思います。

プロダクト開発プロダクト開発において『小さく早く検証する』ことが鉄則とされています。MVP・

もっとみる
事業に必要なもの

事業に必要なもの

本気で起業を考え始めてどれくらいになるだろう。

確か6月ぐらいに、いつかのための勉強と思い色々な起業家さんに話を聞いた。8月頃には様子がわかってきて、それが先月、どうした訳か、起業が完全に自分事になった。

けれど、わたしには売り出す商品があるわけでもない。SNSも4年目に入ったけれどインフルエンサーというわけでもない。

それでもスタートアップを考えはじめた。

かつて、渋沢栄一は、日本ではじ

もっとみる
起業を考え始めて気づいたこと

起業を考え始めて気づいたこと

起業しようと心に決めて動き出し、今は起業準備でクタクタだ。やることが多すぎる。作業は果てしなく、そして、はかどらない。

気持ちが沈むようなことなんて幾らでもある。近頃は、良いことと、悪いことが波のように織り交ぜでやってくる。

体も疲れているけれど、心が疲れた時には、まあ、決まって少しだけダウンする。昨日もそうだった。なんだかちょっとしたことだったのに、心が折れた。疲れすぎているのだろう。

もっとみる
スタートアップを目指す若者へ

スタートアップを目指す若者へ

目の前の物や事象をその都度、貨幣価値に置き換えて考える習慣を身に付けましょう。そして自己実現の意味をよく理解しましょう。あなたが起業して少なくとも事業を軌道に乗せるまでは、学校で習ったきれいごとはすべて消し去りましょう。

資本主義のニッポン、営利企業の目的は利益を出すことであって、決してボランティアではない。つまりカネを稼ぐためにあなたはスタートアップをするのだ。学校ではできの悪い生徒が落ちこ

もっとみる
15年間起業相談を受けて分かった、起業に成功する人、失敗する人

15年間起業相談を受けて分かった、起業に成功する人、失敗する人

中小企業診断士のフクダです。
私はこの春まで17年間、中小企業支援機関でお仕事をしていました。
そのうち、足掛け15年くらいは「これから起業する、または起業したばかり」の方々向けにビジネスプランコンテストやセミナーを開催したり、ご相談を受けていました。

同じ組織に長年いると、起業家の「その後」も見えてきます。
そんな経験から、起業を目指す方とお話すると、大体この人は成功できるな、とか、これは難し

もっとみる
結果が出ていない人の味方でいること。

結果が出ていない人の味方でいること。

起業家は、結果がすべてだ。

そんなこと、言われなくたってわかってる。

それどころか、「結果がすべて」が起業家に限らないことだって知ってる。

誰もが、結果しか見ない。
誰もが、結果しか評価しない。

過程は、結果の是非から逆算して、後知恵で「良い」か「悪い」か評価される。

結果を出した過程は「善」。
結果を出せない過程は「悪」というわけだ。

こうした信念は、「勝てば官軍、負ければ賊軍」の世

もっとみる
起業がうまくいかない人が、ずっとやっていること。

起業がうまくいかない人が、ずっとやっていること。

起業したい!
自分で仕事を作りたい!
と思っても
上手くいかない人は、

ずーっと「絵に描いた餅」が、どれだけ上手く描けるか選手権をやっている気がする。

画力を上げても、食べられない

自分の中で妄想して描き出した「美味しそうな餅」を
いや、この味は、いまいちだと描き直したり、
デッサン力がなくて、とかいって、絵を習いに行ったり。

いや、それ、そもそも「絵」だし、食べられないし。

答えは、自

もっとみる
不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

不況期こそ起業のチャンスか。北欧から学ぶ「救うのは企業でなく人」

こんにちは、電脳コラムニストの村上です。

2022年も終わりに差し掛かり、仕事納めに向けて慌ただしい師走を送っている方も多いのではないでしょうか。要人の暗殺や戦争があり、また急激な円安も進んで将来の見通しに暗雲が漂い始めたように思います。そもそも日本経済の停滞は長らく続いており、日経新聞の人気記事「安いニッポン」は書籍でもベストセラーになりました。

2023年は多くの専門家が本格的に景況感が悪

もっとみる
これから起業するあなたに

これから起業するあなたに

23年前、ニューヨークで起業した。
今年、NPOを起業した。

2つの起業の経験から、次のことが言える。

「何かコトを始めるとき、ビジネスモデル型か、スタートアップ型かをまず判定せよ」

ビジネスモデル型というのは、既に「必勝の方程式」が存在しているもの。

たとえば、ラーメン店を始めるとする。立地とか味とか接客とか、ラーメン店の質を決定づける要素は既にある。勉強すれば、方程式は書ける。まずはこ

もっとみる
「一人起業」という選択肢

「一人起業」という選択肢

column vol.858

昨日はゆるやかに挑戦する「パートタイム起業」についてお話しさせていただきました。

本日は、その続きです。

最近、「一人起業」をテーマにした記事を多く見かけます。

例えば、自身のビジネスセミナーの参加者が延べ1万2000人超えしているというネクストサービス株式会社の松尾昭仁さんも幻冬舎ゴールドオンラインで一人起業を推奨されています。

〈幻冬舎 GOLD ONL

もっとみる
渋谷はますます「起業の街」へ

渋谷はますます「起業の街」へ

column vol.789

昨日、渋谷に12月にオープンするサウナ施設「渋谷SAUNAS」について触れましたが

この街には、さまざまな新しいトピックスが溢れています。

当社代表の谷口正和は、この渋谷の時流の渦に身を置くため、創業以来40年間、オフィスを他の街に移転せずに歩んできました。

特に最近では「起業」におけるトピックスを多く目にします。

本日は「渋谷のスタートアップ」をテーマに、

もっとみる
「パートタイム起業」のススメ

「パートタイム起業」のススメ

column vol.857

最近、「パートタイム起業」という言葉をよく耳にします。

起業と言えば、退路を断って挑戦するイメージですが、パートタイム起業は会社勤めしながら、ゆるやかに働くイメージ。

まずはパートタイム起業の定義から触れさせていただきます。

会社勤めしながらゆるやかに起業起業家とパートタイム起業家の違いは、事業に充てる時間の長さです。

日本政策金融公庫の基準では、週あたり事

もっとみる
起業家のメンタルヘルスについて

起業家のメンタルヘルスについて

今日は起業家のメンタルヘルスについてです。あまり表に出てこないだけで、メンタルを壊してしまった、鬱病になっている、という起業家が多いのも事実です。日々色んなことが起きますし、ジェットコースターのようにアップダウンを繰り返していると、無理もない話だと言えます。

私自身も2011年7月に起業をして、12年目に突入していますが、ここまでの会社経営は、山あり谷ありでした。

一説によると、企業の10年生

もっとみる
「起業は必然である」時代に生きている。

「起業は必然である」時代に生きている。

今、日本の大学生から就職の相談を受ければ、「どこでもいいから、仕事してみなよ」と答えます。大手だろうが、スタートアップであろうが、まず「仕事するって何?」が自分なりに掴めなければ、どうしようもないからです。大学生の就職人気企業ランキングを見れば、大学生がビジネス社会をほとんど把握していないのは明らかでしょう。

幸いにして、日本でも転職はかなり一般化してきましたから、ある程度、自分の進みたい方向が

もっとみる