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一国一城の梁山泊 ―世界にコミットする『起業』という生き方―

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すべての人は人生に問われている。自分の人生の責任を引き受けることによってしか、その問いかけに答えることはできない。  ――ヴィクトール・フランクル『夜と霧』 人にはいくつもの「…
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2020年6月の記事一覧

来るべき”偶然”に備えておくために、まずは自分の地盤を整えるのが大事。ー五十棲 計(研究者/株式会社イヴケア代表取締役)

来るべき”偶然”に備えておくために、まずは自分の地盤を整えるのが大事。ー五十棲 計(研究者/株式会社イヴケア代表取締役)

今回インタビューを行ったのは、株式会社イヴケアで代表を務める五十棲計さん。

五十棲さんは会社の代表でもありながら、博士課程で自身の学問を追求する研究者の一面も持ち合わせている。

起業家でありながら、研究者。このふたつの顔を持つようになったのは、はたして何故なのか。

そして、大学で「学ぶ」その価値とは。

起業家は本来の「なりたい自分」ではなかった語る五十棲さん。しかし、そこには、目の前のこと

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「美味しいものをより安く」だけが正解ではない

この業界に入った10年前。
「他の飲食店に食べに行く必要はないんや!自分の店に来てくれたお客さんに、良い商品と良いサービスを提供して、満足してもらったら、それで繁盛するんや」と言っていた。
そして「美味しいものをより安く提供することがお客さんが求めていることや」と信じていた。

今、僕は、ほぼ毎日外食をしている。
エンゲル係数が相当高いと思うが、これは投資だと思っている。
色々飲食店を見て感性や引

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スタートアップの悩みについて考える

スタートアップの悩みについて考える

弊社では業務の一環としてOKRを導入し、各社員が3ヶ月単位で1つのObjective(目標)に向かって提案と行動を繰り返してトレーニングや成長を実感することを大きな目的としています。

弊社で設定しているObjectiveを達成するために
スタートアップの悩みを300個以上集め、分析してネット上に公開する。
というKR(主な結果)があり、今回はその取り組みについての話と途中経過を発表していきます!

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「社長の話がわからない」のはなぜか

「社長の話がわからない」のはなぜか

ブランド経営→会社役員→コンサル(現在)の私だが、たくさんの会社で聞く問題がある。
そのひとつが「社長の話がわからない」問題だ。

社長のみなさんはタイトルにドキッとしたかもしれない。

社員と社長が見えない窮屈なルールに縛られず成果を出していく方法を、書いていこうと思う。

日本中の会社で起こる「社長の話がわからない」社長と社員では立場が違う。

どんなに献身的に会社に尽くしている社員でも、会社

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社員はラクでいいよね、と思っている社長へ。

社員はラクでいいよね、と思っている社長へ。

社員はラクでいいよね、と思っている社長がいる。というか、口にはださないだけで全員の社長が思った経験があるだろう。

社員からすると社長のほうがラクに見えるかもしれない。いつも会社にいないし、毎晩取引先と飲み歩いているし社長はいいよね、と。

社長と社員、どちらがラクか?

両方の立場を経験した私の意見は...確かに社員はラクだ。

社長時代は休日も寝てる時も心が休まらなかったけど、それに比べ社員は

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経営者になるためのマインド(後編)

経営者になるためのマインド(後編)

前編はこちら↓

天才でも一人でできることは、本当に少ない
実は、柳井さんの若い時は、経営者として全然ダメだったらしいです。

早稲田大学を卒業後、当時のジャスコ(現在イオンリテール)に就職しました。しかし、わずか1年もしない内に辞めてしまい、山口県の実家に戻り家業を継いだのです。

当時のやり方が悪かったのか、1人を除いて全員の社員が辞めてしまうという事態が起こり、崖っぷちに立たされたことがある

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経営者になるためのマインド(前編)

経営者になるためのマインド(前編)

今日は、あのファストファッションの巨人『ユニクロ』を創業した柳井正さんが書かれた本、経営者になるためのノートを紹介します。

この本はっきり言って1,300円は非常に安いと思うくらい柳井さんの経営哲学が語られている内容です。

しかも面白いことにA4サイズの本ですが、文章は中心部分だけで、その周りは大学ノートのように読みながら、現在の自分の状況と照らし合わせて考えることができ、その内容をすぐメモで

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どんな時も「うまくいく空気」を作れる人が、成功する

どんな時も「うまくいく空気」を作れる人が、成功する

どんな人の人生にも、上り調子のときと、下り調子のときがあります。

人生において、ずっと上り調子の人はいませんし、逆に下り調子がずっと続く人もいません。
そういった意味では、上り調子と下り調子は、波のように交互にやってくると言えます。

それは、ビジネスでも同じです。

たとえば、活気があって、いつも人で賑わっているお店を見つけたとき、行ってみたくなりませんか? そのようなお店は、上り調子と言えま

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事業主は、やれない理由探しをやめよう。愛を語ろう。

事業主は、やれない理由探しをやめよう。愛を語ろう。

どうも、fkdことふくだです。

以前、Marketing Nativeさんにて事業主とベンダー・代理店さんの関係構築について寄稿した。この内容、個人的にもっと事業主の方に見てほしいので、noteでも少し気持ちも加えたうえで書こうと思う。ちなみに記事はこんな感じ。

【前編】事業主は、自社とベンダー・代理店を愛し、ユーザーに愛を語ろう

【後半】ベンダーや代理店は、どこまで事業主のサービスを愛せる

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思い立ってから15分で法人を設立した話

思い立ってから15分で法人を設立した話

ふと思いったって、日本法人ではなく、エストニア法人を設立した。

エストニアは日本の9分の1くらいの大きさの小さな国だ。
結婚・離婚・不動産取引以外のすべての行政手続きがオンラインで完結する電子国家として有名な国なので、ご存知の方もいるかもしれない。

エストニアには e-Residency という制度があり、エストニアに住んでいない外国人でもエストニアの電子国民になることができる。電子国民になる

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生まれて初めてこんな大金を持った

生まれて初めてこんな大金を持った

2020年の夏の初め。6月末から7月の15日頃、私は私の今までの人生の中で一度も手にしたことのない額のお金がある状態になる。

1000万円という、考えたことのない金額をこえる。
数年間の個人的な貯金と、売上の金額、給付金、借りた金、そしてずっと年明けから開催できずに伸ばしに伸ばしたイベントの売上。

ここから数十万円の税金、100万単位の買掛金が何回か出ていくのは決まっていて、本当に瞬間最大最高

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ミッション/ビジョン/バリュー

ミッション/ビジョン/バリュー

経営学者のピーター F. ドラッカーの著書「Managing in the Next Society(ネクスト・ソサエティ)」の中でミッション・ビジョン・バリューの必要性を唱え、企業の存在意義や社会的なポジション、そして方向づけの経営学的には基礎的思想で、もういわゆる、企業ステートメントのトレンドフォーマットだと思いますが、このフレームワークを 僕自身の言語化及び artless Inc. のステ

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自分の作品に「値付け」をする(仕事の心がけ)

自分の作品に「値付け」をする(仕事の心がけ)

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年4月5日 Vol.210 より

自分の作品に値段を付けること、すなわち「値付け」の話をしましょう。

結城は、文章を書いて生活しています。個人事業主として仕事をしていますので、お金のことを考えないわけにはいきません。出版社経由で印税をいただく、プラットホーム経由でメルマガやWeb連載のフィーをいただく。そのお金の源はすべて読者さん。結城は読者さんか

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凡人が独立・起業した初期で倒れず、1-2年で3つのステージを経て基盤をつくることのすすめ

凡人が独立・起業した初期で倒れず、1-2年で3つのステージを経て基盤をつくることのすすめ

こんにちは、@satoshi_gfa18です。

本日は独立後、1年半ほどの戦略およびステージごとにどのように働き、どのように売上を上げていったか、どういった動きをしてきたのかを書いていきます。

独立や起業は人それぞれと思いますが、特別秀でたわけでもない凡人がリスクなく着実にいくのであれば、この進め方が合っているのではと個人的に考えています。

私のこれまでの体験を基に、会社員から独立を検討され

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