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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や… もっと読む
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#子育て

子育てが難しくなるのは思い込みのせい?

私は、子どもの成績をよくしようなどといった「結果」に囚われないように気をつけている。結果を気にするようになると、学ぶことが楽しくなくなるからだ。何より大切にしていることは、学ぶことを楽しむこと。学ぶことを楽しめれば、生涯楽しめると私は考えている。

学ぶことを楽しんでいれば、勝手に学ぶことになる。楽しいからついつい続けてしまう。人間は、知らなかったことを知った時、できなかったことができた時、嬉しく

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子育ては「汝自身を知る」こと

横山光輝「三国志」では、「自分のことは自分が一番わかる」という発言をする人物が結構現れる。私は「いやいや、そんなことあるまいよ、自分のことってビックリするくらい分かっていないよ」と一人で突っ込んでいた。実際、私たちは自分のことが思いのほか分かっていない。それが子育てにも反映する。

今回バズったツイートは、「親が先回りすると子どもはやる気を失う」というもの。これ、みなさん、よく自覚されていること。

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なぜあなたにメンバーはついてこないのか?

なぜあなたにメンバーはついてこないのか?

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「リーダーに求められる資質」について解説します。

リーダーに求められる要素皆さんはリーダーに求められる要素には何があると思いますか?

みんなを率いる統率力、みんなの心に火をつける情熱的な言葉など、他にも様々な要素があると思います。

しかし、真のリーダーは「リーダーシップ」だけ追及していてもなることができません。

それはなぜでしょうか?

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褒め方を考える

褒め方を考える

あんたも「褒めて育てる」って言葉を聞いたことあるよな?

子どもの教育において、叱って育てるのと褒めて育てるのってのは両極端ではイカンってのはなんとなくイメージ出来る。

叱ってばっかりだと子どもは萎縮しちゃうし、褒めてばっかだと調子に乗ってサボり始めちまうと思うしね。

ところがどうやらこの褒めるって行為は「何を褒めるか」ってのが大切なんだって話があるらしい。

おおう、褒め方間違えると子どもの

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上司は「天才」を「凡人」にしてはいけない

上司は「天才」を「凡人」にしてはいけない

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「上司の役割」について考えてみます。

天才的な社員私の部下に入社1年目ですが、天才性を持った女性社員がいます。

彼女は学生時代に様々なことに挑戦し、一度自分が決めたことに関しては結果を残してきました。
大学院の時には突如アフリカに行くと言って、周りの反対を押し切り1年間アフリカで原住民と一緒に暮らしてきたというのです。

「女性一人で危な

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部下のやる気を引き出したいなら、上司は「正論」を言うのは止めよう

部下のやる気を引き出したいなら、上司は「正論」を言うのは止めよう

もし、あなたに部下がいるなら、その部下から

「やる気出てきました」
「頑張れそうな気がします」
「仕事楽しくなってきました」

という言葉を聞くことができたら、きっとあなたは「嬉しさ」「安堵感」「期待感」「自己効力感」を感じるはずです。

今回は、あなたの部下からやる気を引き出すちょっとしたコツについてお話しします。

やる気が出ないのは、やらされ仕事だから「仕事でやる気が出ない」ことってありま

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過去を向いた教育ではなく、未来の可能性のための教育にしていこう 〜『教育と愛国』と『成長戦争』の比較から

過去を向いた教育ではなく、未来の可能性のための教育にしていこう 〜『教育と愛国』と『成長戦争』の比較から

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日は久々に「教育」について書きたいと思います。

過去を向く『教育と愛国』の違和感先日、『教育と愛国』という映画を見てきました。

「愛国」という言葉があるように、政治的なテーマも半分入っていますが、日本の教育の問題について、改めて考える機会になりました。。。(教育に携わる方は是非みてほしいです。そして問題だと感じたらなにか変えるアクションをとっていき

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子育てはマニュアルよりトラブルシューティング

子育てのヒントになった、ちょっと変わった(いや、だいぶ変わった)本がある。「高速液体クロマトグラフィーの実際」「ガスクロマトグラフィーの実際」という本。
いわゆる液クロ、ガスクロと呼ばれる、生命科学でよく使用される分析機器の取り扱い方を示したこれらの本が、子育ての参考になった。

液クロ、ガスクロは数百万円する精密機械。いちおうマニュアルがあるんだけど、思うように動いてくれないことが多い。分析を始

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組織は今いる戦力で最適化してはいけません

組織は今いる戦力で最適化してはいけません

マネジャーの仕事の一つは、今いる戦力で最大の成果を出すことです。

そのためマネジャーは自分のチームで成果が最大限に出るように最適化します。

基本的にはこの方向性は間違っていないのですが、時として最適化しすぎることで弊害が出ることもあります。

今回は部分最適についてのお話しです。

社員は流動することを念頭に入れておく今いるスタッフを最適化するとは、例えば仕事を役割や、能力に応じて割り振って、

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今いる社員だけでチームを最適化してはいけない

今いる社員だけでチームを最適化してはいけない

マネジャーの仕事の一つは、今いる戦力で最大の成果を出すことです。

そのためマネジャーは自分のチームで成果が最大限に出るように最適化します。

基本的にはこの方向性は間違っていないのですが、時として最適化しすぎることで弊害が出ることもあります。

今回は部分最適についてのお話しです。

社員は流動することを念頭に入れておく今いるスタッフを最適化するとは、例えば仕事を役割や、能力に応じて割り振って、

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上司が身に着けておくべき、現場で起こる課題の解決手順

上司が身に着けておくべき、現場で起こる課題の解決手順

「(現場で)困ったことが起こっているので相談させてください」

私は障害者支援の仕事をしながら、企業に対して障害者雇用における困りごとを解決するための研修やコンサルティングの仕事を行っています。

その中でよく人事から相談を受けるのが「障害者を雇用している現場の管理者が対応に困っているので、何とかしたい」という内容です。

特に最近では精神障害、発達障害を持った社員の対応で相談をもらうことが多く、

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人育て論考

人育て論考

この記事は『生活論』マガジンに含まれます。一話単発で購入しても100円、マガジンを購読しても月に100円です。プライベートな話になる場合のみ単話で500円にする場合があります。よろしければマガジンをご購入ください。マガジンの方がお得です。

https://note.com/wazawazapan/m/m7fc527306e8b

内容は..

よき生活者になるをテーマに休日を修行だと捉えて生活し

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「指示ではなく、まずは、話を聴く👂〜指示待ち型の子どもにしないための秘訣〜」お父さんコーチの気づき💡

「指示ではなく、まずは、話を聴く👂〜指示待ち型の子どもにしないための秘訣〜」お父さんコーチの気づき💡

おはようございます。

国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ、笑顔の言語化コーチ🤗🗣Be a Smileの山田真伸です。

〜〜〜

子どもの話を聞いてるとき、

「それって、こうじゃない?」

「確認したの?」

「楽しかったってこと?」

「お父さんは、こう思うな。」

って、最後まで聴かずに、もしくは、途中で話を切ってしまうことってあるよね。

〜〜〜

さらに、

「これしてみたら

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育児スキルは仕事でも活きる、と思うのだけど

育児スキルは仕事でも活きる、と思うのだけど

産休育休の「休」という文字、変わらないかな?と思うんです。
確かに所属企業や国・自治体からすると「育児をするために休業」していますが、申請者からすると全然休んでない。というよりは命がけで産み、命を守る高ストレス状態で24時間の育児と向き合う、人生でもかなりハードな修行期間であったと個人的経験から思います。

しかし「育児休業」という名称のためか、実態とは異なる誤解を誘引させてしまうことも少なくなく

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