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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児… もっと読む
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2021年2月の記事一覧

「どうやったら周りの人と打ち解けられますか?」他、質問への回答2

「どうやったら周りの人と打ち解けられますか?」他、質問への回答2

トークイベント用に頂いた質問回答第二弾です。

本当、やっとの思いで話せるようになっても、経験値が違いすぎて周りからも自分が話せるようになるまでの努力をわかって貰える事が少なくて、落ち込んだりしますよね…。

どうしたら周りと打ち解けられるか…これは自分の経験値にもよると思うのですが、
トークイベントでもお話しましたが、私はある程度話せるようになってきたら、自分から話題を出したりして、話の主導権を

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自分が誤解されてたらどうするか

今日ちきりんさんのVoicyを聴いて知ったのですが、今ちきりんさんはTwitterで炎上をされていて・・・この敬語どうなんだろう・・・ちょっと燃えていらっしゃって、炎上におけるご自身のポリシーみたいなものについてお話しされていました。(プレミアム配信です。)

まあ有名になるとこういう部分ってとても大変だなあと思います。ただ、そんな大きな規模ではなくても、ネットや現実社会で、自分の意図と違うように

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やわらかいことば

やわらかいことば

仕事をしていると時々、悲しい出来事が起きます。

たとえば、同じ文章の仕事でも、「ぼく」に依頼してくれる人と、「ライターとしてのぼく」に依頼してくれる人では扱われ方は大きく違います。「ぼく」に声をかけてくれる人は、ぼくの書く文章を求めてくれていて。「ライターとしてのぼく」として接する人は、「ライター」としてしか見ていない。まぁ、当たり前のことなんだけど。

「ぼく」をひとりの人間として見てくれてい

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「沈黙は悪。」 日本と欧米のコミュニケーションの5つの違いと活用方法

「沈黙は悪。」 日本と欧米のコミュニケーションの5つの違いと活用方法

海外ママプレナーのSacraです。あっという間に2月、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

こちらは昨年11月にアメリカで法人設立したのですが、その後あまりにも本業が忙しく、数ヶ月ぶりの更新になります。

最近、クライアント(久々の純大手日本企業)とミーティングをしていて、 感じたカルチャーショックがあります。

それは、コミュニケーションにおいて「沈黙」と「行間を読む」という私が忘れかけていた

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「指示ではなく、まずは、話を聴く👂〜指示待ち型の子どもにしないための秘訣〜」お父さんコーチの気づき💡

「指示ではなく、まずは、話を聴く👂〜指示待ち型の子どもにしないための秘訣〜」お父さんコーチの気づき💡

おはようございます。

国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ、笑顔の言語化コーチ🤗🗣Be a Smileの山田真伸です。

〜〜〜

子どもの話を聞いてるとき、

「それって、こうじゃない?」

「確認したの?」

「楽しかったってこと?」

「お父さんは、こう思うな。」

って、最後まで聴かずに、もしくは、途中で話を切ってしまうことってあるよね。

〜〜〜

さらに、

「これしてみたら

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コミュニケーション能力のはかり方、おかしくない?

コミュニケーション能力のはかり方、おかしくない?

みんなでワイワイ雑談してる時にやたら無愛想な人。

無口で口下手な職人気質の人。

限られた友人以外には、とことん無関心な人。

そういう人たちをコミュニケーション能力の低い人だと決めつけるの、どうなんだろうか

本当はたいして共感してない話題に、嘘くさい笑顔で相槌を打ちまくることがコミュニケーション能力なのでしょうか?

興味がない人との無駄な会話を省くことで創作に情熱とエネルギーを集中すること

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遠く離れて・・・

遠く離れて・・・

先日、令和3年2月23日は今上陛下のお誕生日でした。
謹んでお慶び申し上げます。

今上陛下のお誕生日に際して、陛下の記者会見の模様が報道されておりました。

今上陛下のお言葉に耳を傾けた後に思った事があります。
それは、想像する力、思いやる力というものについてです。

▼便利な世の中今はテレビやラジオ、ネットも発達して、遠く離れている人の近況や著名人などの動向もネットやテレビ、ラジオなどでその人

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結局、「自分が言いたいこと」ではなく「相手が今、知りたいこと」を言える人って最強。

結局、「自分が言いたいこと」ではなく「相手が今、知りたいこと」を言える人って最強。

Clubhouseでいろんなルームを聴いていると、スピーカーに上がった人には2パターンがいるな、と気づいた。

●テーマがあるのに、自己紹介や自分の話が長い人

●テーマに沿って話を広げられる人

「今日は最近読んだ面白かった本の話をしましょう」と言われているのに、1分も2分も自己紹介や自分のビジネスの話をしちゃう人。

「質問あったらどうぞ」と言われて手を上げて、質問に入る前に、自分の身の上話を

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話を聞く力がない人は仕事ができない

話を聞く力がない人は仕事ができない

ビジネスパーソンが身に付けるべきスキルは膨大ですが、そのすべての根幹にあるのが「言葉の取り扱い方」です。

なぜならどんなに優れた意見やアイデアでも、アウトプットが不適切だと色あせてしまいますし、言葉を発するという基本スキルのレベルが低いと発案者の評価まで下がることすらあるからです。

すなわち

 "アウトプットファースト"

の考え方が身についていないと、結局自分の殻に閉じこもって、相手を見て

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Twitterの謎。引用派とリプライ派はなぜこんなに噛み合わないのか【エッセイ】

Twitterの謎。引用派とリプライ派はなぜこんなに噛み合わないのか【エッセイ】

SNSに疎い人にはどうでもいい話なのだが、Twitterにおける第三者へのコメントには引用ツイート派とリプライ派がいてて、どうもこの二つには相容れないものがあってお互いを毛嫌いしている節がある。

傍から見ているとなぜこんなにいがみ合うのか分からないでしょうから、今日はちょっとここに焦点をあてて話をしようと思う。

私も完全に中立の立場からものを書くのは難しいので、今回は引用派に肩入れした形でTw

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「面白かった」の一言でおわらない人になるために

「面白かった」の一言でおわらない人になるために

わたしが小学生のころ、「お話きいて」というコーナーが帰りの会であった。

ルールは至ってシンプルで、何か話したいことがある人が手を挙げ、無事にさされたら「お話きいて」という。それに合わせて、クラスメイトが「はい、どうぞ」と言い、その後手を挙げた人が「昨日ね、お母さんがね〜」といった調子で話しはじめる。

この、「自分が見聞きしたものを誰かに話す」というのは結構大事なことだなぁと今は思う。

「誰か

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