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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2018年12月の記事一覧

校長先生!まず廃止するのは『サッカー部』でどうでしょう!

文部科学省は、公立学校の教員の時間外勤務の上限を月45時間、年360時間とするガイドラインを策定する見込みです。

公立学校の教員は給特法により時間外手当が支給されないので、「サービス残業を国が認めるようなものではないか」という至極真っ当な指摘が既になされています。当然、ガイドラインの策定で終わってはダメで、長期的には「時間外勤務ゼロ」または「時間外勤務手当の支給」のいずれかを国として目指さなけれ

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親が子どもの「ぼうけんのしょ」をプレイしてはいけない

親が子どもの「ぼうけんのしょ」をプレイしてはいけない

人生をロールプレイングゲームに例えると。

子どもが生まれ、彼・彼女の人生が始まった瞬間に、新しい「ぼうけんのしょ」が作られる。

「村人」に話しかけたり、「モンスター」を倒したり、「仲間」と協力したり、時には「強いボス」に戦いを挑んだりする。(時には「レベル上げ」に勤しむこともある。)

そうやって自分なりに頭を使って、失敗しながらもコンティニューして、だんだんと攻略していく。

それが人生。

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東大を舐めている全ての人達へ

2021年追記本当に信じられない数の方が読んでくださったので、有料記事にしました。このような怨嗟の記事を40万人以上の方が読んでくださったということが本当にすごいことだなあ、と思います。

はじめに

どうも、こんにちは。あるいはこんばんは、おはようございます。コジ東です。東大の中ではど底辺の成績でやらせてもらっています。

最近、舐められていますね、東大が。

「東大卒は使えない」「東大は誰でも

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絵本を数千冊読んで見えてきた世界(1)

絵本を数千冊読んで見えてきた世界(1)

上の4歳の子供がもうすぐ5歳になろうとしている。

僕は彼が0歳の時から絵本の読み聞かせを毎日続けてきた。その数は延べ数千冊にわたる。

何故読み聞かせを続けているかというと、僕が子供をサポートできる最大の方法が本を与える事であると考えているからだ。

息子が5歳になろうとしている今、僕は子供を育てるという事がどういうことなのか改めて考えている。そして、昨年から教育本を読み漁り、ひょんな事が

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夫が満たした"戦友の条件"

高校1年生の頃、所属していた部活の大会で、先輩が活躍したことがあり、私は文字通り、手放しで大喜びした。

すると顧問の先生が言うのだ。
「お前、そんなに嬉しいのか?」と。
無垢な私は即答する。
「はい!!自分のことのように嬉しいです!!」

若さ故にテンションが上がりやすかったことは認めるが、誓って本音だった。
しかし、先生はこう続けた。

「ふん、喜ぶなんてことはな、仲間じゃなくてもできるんだよ

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(父親から見た)はじめての子育て

(父親から見た)はじめての子育て

こんにちは、むぎです。現在、三人姉妹の父親をやっています。

はじめてパパ、ママになる方から、相談されることがあったので、経験したことを記事にまとめてみようかなと思いました。

どちらかというと母親視点のお話をよく見るので、父親視点のお話として書きました。母親さんは父親さんの理解に、父親さんは母親さんと仲良く子育てするための一つの参考例として読んでいただければ幸いです。

■第一子が生まれた時の実

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「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳本ができるまで

「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳本ができるまで

2019/3/10追記: 『ファクトフルネス』へのよくある批判に対するわたしのコメントをこちらに書きました↓

こんにちは!シリコンバレー在住のエンジニア・ブロガーの上杉周作です。

このたび、2019年1月に日経BP社から発売された訳書「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳を関美和さんと共同で担当いたしました。

「ファクトフルネス」の紹介文公式の紹介文はこちら(一部略)。

訳者

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青山住民が考える児相問題と「青山」のふしぎ

青山住民が考える児相問題と「青山」のふしぎ

 この度、南青山児童相談所関連のニュースを見て考えたこと、思ったことをお話させていただきます。note初投稿なので至らない部分はご勘弁。長く、拙筆ですがぜひ最後まで読んで拡散お願いします。※一部表現の訂正を行いました ※新聞に封入されている広報などで児童相談所計画は示されており、私も当時それを確認してはいますが、その後南青山へ決定してからの告知チラシ等は一切投函などがなく認識していませんでした。

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南青山の児童相談所騒動に決定的に足りないもの

南青山の児童相談所騒動に決定的に足りないもの

小さいころ、児童相談所に連れて行かれたことがある。妻以外の誰かにはじめて打ち明ける話だけど。

例の南青山の騒動で、利用者(と言っていいのかわからないけど便宜上)の子供の側からの声がほとんどないのが気になった。

もちろん当事者の子供が声を上げることなんて難しいし、自分がそうだったときのことを思い返しても、周りの子も大人たちも多くの人は児童相談所とは無縁に生きていて、その空気感は誰もわからないのが

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